家の妹
~可愛い実妹が「おかえり」と迎えてくれる同棲ライフ~
2020年7月16日
ぷちぱら文庫
著:望月JET
画:やまかぜ嵐
原作:Argonauts
僕たちはソファに座って、理帆が誘うように顎を上げて僕から唇を重ねた。
「ン……はぁっ……ちゅっ……はぁっ……ちゅ、んちゅ……」
不意打ちではなしの、初めてのキスだ。やはり僕に抵抗はない。理帆もすんなりと受け入れている。
「んちゅ……お兄ちゃん……ちゅ、ちゅ……んんちゅ……」
こういうことについて、どちらも初心者のくせに、流れるように行為を始められたのは、僕たちが実の兄妹だからだろうか。
敢えて言葉を交わさなくても分かる──という感覚は、確かにあった。
「はぁっ……んちゅっ……はぁはぁ……ちゅ……はぁっ……心臓がどきどきしちゃって……少し苦しいくらい……はぁはぁ……」
「大丈夫?」
僕は唇を少し離して、優しく背中を撫でた。理帆の瞳が涙で滲んでいく。まさか後悔、しているのか……?
「お兄ちゃんとキスすると、私、ほんとに嬉しくて……こんな……こんな気持ち、初めて」
「嬉しくて泣いているのか?」
「うん……だって、ずっとこうなりたかったから」
こぼれ落ちた透明なしずくを、僕は指で軽く拭う。そのとき僕は理帆をずっと大事にしようと、心から思った。
「自分が嬉しいってわかる。お兄ちゃんが、私のことを求めている……女の子として。そのことを、私、すごい喜んじゃってる」
妹を女の子として求めている──と、言葉にして認識すると、なんだか目眩がするような心境だった。妹を求めるなんて、確かにとんでもないことだけど、でもそれが紛れもない自分の本心だし、理帆もそれを望んでいるのだ。
「理帆の大きなおっぱいに触ってもいい?」
「う、うん……いいよ。私、お兄ちゃんにして欲しい……」
理帆はためらいもせずに服を脱いでいく。僕としては、服の上からでも……と思っていたのだが、そんな積極さが嬉しかった。
理帆の大きく育った胸が露わになった。
真っ白で、淡い桃色の乳首がツンと上向きになった形の良い胸だ。幼い頃は何も思わず見ていた胸だけど、こんなに立派になるとは。
「やっぱり恥ずかしい……かな」
行動は大胆でも、べつに羞恥が無いわけではないのだな。理帆はソファの上で身じろぎしてやんわりと胸元を隠した。
「お兄ちゃん……恥ずかしいよ……そんなじっと見られたら……」
「あ、ああ……でも、目が離せなくて。理帆のおっぱい、大きい。小さい頃はツルンペタンだったのに」
「ふふ、大きくなったでしょ?」
「なった。形も綺麗だ」
僕は、まず普通なら叶わないであろう成長した妹の胸を下から支えるように、そっと包み込んでみた。
乳房は水が入った風船みたいにずっしりと重量のある手触りと、柔肌の感触が伝わった。
「はあ……んっ……なんか変な感じ。お兄ちゃんが私のおっぱい触ってる……ちょっと、夢みたい」
「うわ……理帆の胸、こんなに柔らかいのにパンパンだな」
「な、なにそのたとえ? ん、ちょっと、そんなに揉んだら……はぁ、はぁ……」
外は柔らかいのに中身は詰まっていると言いたかったのだが、興奮して伝えられなかった。両手ですくい上げるようにして優しく揉んでいく。淡い桃色だった乳首は上気を帯びていき赤く勃起してきた。
理帆の体がピクピクと反応している。
「んっ……はぁっ……はあっ……んん……」
こういう行為も初めてでいまいち勝手が分からないが、そう悪い反応でもないようだ。恥ずかしそうに僕に弄られている胸を見ている。
(妹の体を兄が弄る、なんて背徳的なんだ。しかも互いが興奮している。こんなことってあるのか……)
僕たちは抵抗なく互いを受け入れようとしている。社長じゃないけど、前世では恋人同士だったんじゃないかと本気で考えてしまう。
「はぁ、はぁ、理帆、おっぱい本当に大きくなったね」
「うん、お兄ちゃんのことが大好きになってから、ずっと見てもらおうと思ってたんだよ……あぁ、すごい……お兄ちゃんの手で、私のおっぱい、形を変えてる。私のおっぱい、そんな嬉しそうに触ってくれるなんて……はぁあっ……」
理帆の熱い吐息と胸の感触に興奮が高まってくる。勃起している乳首を舐めてみた。
「あっ、はぁっ……! お兄ちゃんがおっぱい舐めてる……! はぁ、くすぐったい」
「くすぐったいだけかな?」
「はぁ、はぁ……そ、そんなことされたことないから……わかんないけど、でも、気持ちいいのもあるよ……ん、ふぁ、あぁ、おっぱい吸ってる……!」
勃起した乳首が可愛くてつい口の中に含んでしまった。甘噛みすると、張りのあるグミのようでなかなか楽しい。乳房をすくい上げて吸ってみると理帆の体がヒクヒクと痙攣しだした。
「ごめん、痛かったかな」
「ち、違うの……おっぱい吸われると、なんだかすごく気持ち良くて……はぁっん……んん、感じちゃうの」
「そうなんだ。じゃあもう少し」
舌先で舐り、少し大きな口を開けて乳房ごと吸ったり手で捏ねる。
「んんーっ! あっあっ……! お兄ちゃんのエッチ……はぁ、そんな吸っちゃダメだよ……ん、んっはぁ……べろべろ舐めたり、して、おっぱいべちゃべちゃになっちゃうぅ」
それまでで、一番強い反応だった。でも、理帆は僕の頭をしっかりと抱えたままで、それで僕も、そのまま行為を続けた。
女の子の乳首に吸い付くと、記憶にない乳児期が、脳裏によみがえる気がする……それは言い過ぎか。とにかく、心から嬉しくなってくるような、シラフのまま酩酊の心地よさを味わっているような、そんな感覚だった。
「はぁ、ああっあはっ……ふっん、んっ……だ、だめ、お兄ちゃん……!」
「はぁ、はぁ、ん? 刺激強すぎたかな?」
「そ、そうなんだけど、そうじゃなくて、あの……」
理帆が抱え込んでいた僕の頭をゆっくりと離した。
「はぁ、はぁ……こ、これ以上おっぱい吸われたら、私……我慢できなくなっちゃう」
……それはつまり、ここから先もしようってことか。
「お兄ちゃん、アソコ……勃起、してる?」
僕は自分の股間を改めて見た。……してる。けど完全ではないといった感じだ。
興奮はしているが、なにぶん初めてでしかも相手は妹だ。頭のどこかでブレーキというか……冷静になるよう努めていたのかも知れない。
理帆も、流れに身を任せているように見えるけど、体が震えている。興奮ではなくて、この先の不安を表しているようだ。
もしかすると、実際兄妹でセックスをすることが怖いんじゃないだろうか。僕もそれはある。未知の領域に流れではじめていいのだろうか。
確かに興奮はしている。理帆が欲しい。けれど……。
「勃起しているよ」
僕は理帆のしたい気持ちを尊重して少し嘘をついた。
「じゃぁやっぱり、お兄ちゃんは私のことを求めてるんだよね……?」
「ああ……求めている。理帆が欲しい……けど」
「けど?」
「理帆が怖いなら待つ」
「こ、怖くなんかないよ? だって、大好きなお兄ちゃんだから……!」
僕は理帆の体を抱きしめた。
「焦らなくてもいいよ。僕も理帆も初めてのことなんだから」
「お兄ちゃん」
「大丈夫、僕はこの好意に嫌悪は感じてない。むしろ、抵抗がなくて驚いているんだ」
「あは……私も」
体を少し離して理帆の額に自分の額をくっつける。理帆の照れた苦笑い。僕もきっと同じ表情をしているんだろう。
「ゆっくり、時間を掛けてひとつになってもいいよ」
「お兄ちゃん……私、そんなに待っていられないよ?」
「えっ?」
理帆が笑顔になった。
「だから、今週中……ううん、2~3日……あ、だめ、やっぱ明後日、しよ?」
「いきなりすぐじゃん?」
「うん! えへへ……お兄ちゃんの言葉聞いて安心した。本当は少し、怖かったの」
理帆は自分に言い聞かすように言った。
「本当にこんなことをして、私大丈夫かな、とか、お兄ちゃん無理してないかな、とか考えてしまって……」
「理帆……」
「でも、大丈夫だった。お兄ちゃんも言ったけど、私も抵抗が全くなくてびっくりしてる」
「だよね、僕も」
「ふふ。だから、本番までに、私もうちょっと勉強しておくね!」
理帆はそう言うと、ソファに横に置きっぱなしにしている学生鞄からなにやら本を取り出した。そこには……。
「た、正しい性教育……?」
「保健の時間で使ってる教科書なんだけど、みんな照れてまともに授業聞かないんだよ。まぁ私もその中の一人なんだけどね。でもちゃんと読み直して勉強しようと思う!」
「そ、そっか。わかったよ」
「あと、オタクな友達が貸してくれた薄い本もあるから!」
「は? いやちょ、ちょっと待て! それは参考にしなくていいと思うよ?」
「えー、なんでよー? あ、見てほら、結構エッチだよ?」
「いや、だから、そういうのは見ちゃダメだって」
「なんでよー?」
僕たちはいつもの兄妹みたいなじゃれ合いをして、理帆の「お腹空いた」の言葉で落ち着いた。
「じゃあピザにするか」
「やった! あ……私お風呂入ってくる。お兄ちゃん、私ミートメガギガ7ね。あと炭酸ね」
「はいはい」
理帆はそう言うと、今更みたいに胸元を隠して風呂場に向かった。
「…………セックスか」
明後日、僕は理帆とセックスをする。日にちが決まると改めて緊張するものだな。構えてしまいそうだ。
なるべく自然な流れで理帆と致したい。
「僕も勉強し直しておこう……ネットで」
この続きは、7月29日発売のぷちぱら文庫『家の妹 ~可愛い実妹が「おかえり」と迎えてくれる同棲ライフ~』でお楽しみください!!
(C)JET MOCHIDUKI/Argonauts
「ン……はぁっ……ちゅっ……はぁっ……ちゅ、んちゅ……」
不意打ちではなしの、初めてのキスだ。やはり僕に抵抗はない。理帆もすんなりと受け入れている。
「んちゅ……お兄ちゃん……ちゅ、ちゅ……んんちゅ……」
こういうことについて、どちらも初心者のくせに、流れるように行為を始められたのは、僕たちが実の兄妹だからだろうか。
敢えて言葉を交わさなくても分かる──という感覚は、確かにあった。
「はぁっ……んちゅっ……はぁはぁ……ちゅ……はぁっ……心臓がどきどきしちゃって……少し苦しいくらい……はぁはぁ……」
「大丈夫?」
僕は唇を少し離して、優しく背中を撫でた。理帆の瞳が涙で滲んでいく。まさか後悔、しているのか……?
「お兄ちゃんとキスすると、私、ほんとに嬉しくて……こんな……こんな気持ち、初めて」
「嬉しくて泣いているのか?」
「うん……だって、ずっとこうなりたかったから」
こぼれ落ちた透明なしずくを、僕は指で軽く拭う。そのとき僕は理帆をずっと大事にしようと、心から思った。
「自分が嬉しいってわかる。お兄ちゃんが、私のことを求めている……女の子として。そのことを、私、すごい喜んじゃってる」
妹を女の子として求めている──と、言葉にして認識すると、なんだか目眩がするような心境だった。妹を求めるなんて、確かにとんでもないことだけど、でもそれが紛れもない自分の本心だし、理帆もそれを望んでいるのだ。
「理帆の大きなおっぱいに触ってもいい?」
「う、うん……いいよ。私、お兄ちゃんにして欲しい……」
理帆はためらいもせずに服を脱いでいく。僕としては、服の上からでも……と思っていたのだが、そんな積極さが嬉しかった。
理帆の大きく育った胸が露わになった。
真っ白で、淡い桃色の乳首がツンと上向きになった形の良い胸だ。幼い頃は何も思わず見ていた胸だけど、こんなに立派になるとは。
「やっぱり恥ずかしい……かな」
行動は大胆でも、べつに羞恥が無いわけではないのだな。理帆はソファの上で身じろぎしてやんわりと胸元を隠した。
「お兄ちゃん……恥ずかしいよ……そんなじっと見られたら……」
「あ、ああ……でも、目が離せなくて。理帆のおっぱい、大きい。小さい頃はツルンペタンだったのに」
「ふふ、大きくなったでしょ?」
「なった。形も綺麗だ」
僕は、まず普通なら叶わないであろう成長した妹の胸を下から支えるように、そっと包み込んでみた。
乳房は水が入った風船みたいにずっしりと重量のある手触りと、柔肌の感触が伝わった。
「はあ……んっ……なんか変な感じ。お兄ちゃんが私のおっぱい触ってる……ちょっと、夢みたい」
「うわ……理帆の胸、こんなに柔らかいのにパンパンだな」
「な、なにそのたとえ? ん、ちょっと、そんなに揉んだら……はぁ、はぁ……」
外は柔らかいのに中身は詰まっていると言いたかったのだが、興奮して伝えられなかった。両手ですくい上げるようにして優しく揉んでいく。淡い桃色だった乳首は上気を帯びていき赤く勃起してきた。
理帆の体がピクピクと反応している。
「んっ……はぁっ……はあっ……んん……」
こういう行為も初めてでいまいち勝手が分からないが、そう悪い反応でもないようだ。恥ずかしそうに僕に弄られている胸を見ている。
(妹の体を兄が弄る、なんて背徳的なんだ。しかも互いが興奮している。こんなことってあるのか……)
僕たちは抵抗なく互いを受け入れようとしている。社長じゃないけど、前世では恋人同士だったんじゃないかと本気で考えてしまう。
「はぁ、はぁ、理帆、おっぱい本当に大きくなったね」
「うん、お兄ちゃんのことが大好きになってから、ずっと見てもらおうと思ってたんだよ……あぁ、すごい……お兄ちゃんの手で、私のおっぱい、形を変えてる。私のおっぱい、そんな嬉しそうに触ってくれるなんて……はぁあっ……」
理帆の熱い吐息と胸の感触に興奮が高まってくる。勃起している乳首を舐めてみた。
「あっ、はぁっ……! お兄ちゃんがおっぱい舐めてる……! はぁ、くすぐったい」
「くすぐったいだけかな?」
「はぁ、はぁ……そ、そんなことされたことないから……わかんないけど、でも、気持ちいいのもあるよ……ん、ふぁ、あぁ、おっぱい吸ってる……!」
勃起した乳首が可愛くてつい口の中に含んでしまった。甘噛みすると、張りのあるグミのようでなかなか楽しい。乳房をすくい上げて吸ってみると理帆の体がヒクヒクと痙攣しだした。
「ごめん、痛かったかな」
「ち、違うの……おっぱい吸われると、なんだかすごく気持ち良くて……はぁっん……んん、感じちゃうの」
「そうなんだ。じゃあもう少し」
舌先で舐り、少し大きな口を開けて乳房ごと吸ったり手で捏ねる。
「んんーっ! あっあっ……! お兄ちゃんのエッチ……はぁ、そんな吸っちゃダメだよ……ん、んっはぁ……べろべろ舐めたり、して、おっぱいべちゃべちゃになっちゃうぅ」
それまでで、一番強い反応だった。でも、理帆は僕の頭をしっかりと抱えたままで、それで僕も、そのまま行為を続けた。
女の子の乳首に吸い付くと、記憶にない乳児期が、脳裏によみがえる気がする……それは言い過ぎか。とにかく、心から嬉しくなってくるような、シラフのまま酩酊の心地よさを味わっているような、そんな感覚だった。
「はぁ、ああっあはっ……ふっん、んっ……だ、だめ、お兄ちゃん……!」
「はぁ、はぁ、ん? 刺激強すぎたかな?」
「そ、そうなんだけど、そうじゃなくて、あの……」
理帆が抱え込んでいた僕の頭をゆっくりと離した。
「はぁ、はぁ……こ、これ以上おっぱい吸われたら、私……我慢できなくなっちゃう」
……それはつまり、ここから先もしようってことか。
「お兄ちゃん、アソコ……勃起、してる?」
僕は自分の股間を改めて見た。……してる。けど完全ではないといった感じだ。
興奮はしているが、なにぶん初めてでしかも相手は妹だ。頭のどこかでブレーキというか……冷静になるよう努めていたのかも知れない。
理帆も、流れに身を任せているように見えるけど、体が震えている。興奮ではなくて、この先の不安を表しているようだ。
もしかすると、実際兄妹でセックスをすることが怖いんじゃないだろうか。僕もそれはある。未知の領域に流れではじめていいのだろうか。
確かに興奮はしている。理帆が欲しい。けれど……。
「勃起しているよ」
僕は理帆のしたい気持ちを尊重して少し嘘をついた。
「じゃぁやっぱり、お兄ちゃんは私のことを求めてるんだよね……?」
「ああ……求めている。理帆が欲しい……けど」
「けど?」
「理帆が怖いなら待つ」
「こ、怖くなんかないよ? だって、大好きなお兄ちゃんだから……!」
僕は理帆の体を抱きしめた。
「焦らなくてもいいよ。僕も理帆も初めてのことなんだから」
「お兄ちゃん」
「大丈夫、僕はこの好意に嫌悪は感じてない。むしろ、抵抗がなくて驚いているんだ」
「あは……私も」
体を少し離して理帆の額に自分の額をくっつける。理帆の照れた苦笑い。僕もきっと同じ表情をしているんだろう。
「ゆっくり、時間を掛けてひとつになってもいいよ」
「お兄ちゃん……私、そんなに待っていられないよ?」
「えっ?」
理帆が笑顔になった。
「だから、今週中……ううん、2~3日……あ、だめ、やっぱ明後日、しよ?」
「いきなりすぐじゃん?」
「うん! えへへ……お兄ちゃんの言葉聞いて安心した。本当は少し、怖かったの」
理帆は自分に言い聞かすように言った。
「本当にこんなことをして、私大丈夫かな、とか、お兄ちゃん無理してないかな、とか考えてしまって……」
「理帆……」
「でも、大丈夫だった。お兄ちゃんも言ったけど、私も抵抗が全くなくてびっくりしてる」
「だよね、僕も」
「ふふ。だから、本番までに、私もうちょっと勉強しておくね!」
理帆はそう言うと、ソファに横に置きっぱなしにしている学生鞄からなにやら本を取り出した。そこには……。
「た、正しい性教育……?」
「保健の時間で使ってる教科書なんだけど、みんな照れてまともに授業聞かないんだよ。まぁ私もその中の一人なんだけどね。でもちゃんと読み直して勉強しようと思う!」
「そ、そっか。わかったよ」
「あと、オタクな友達が貸してくれた薄い本もあるから!」
「は? いやちょ、ちょっと待て! それは参考にしなくていいと思うよ?」
「えー、なんでよー? あ、見てほら、結構エッチだよ?」
「いや、だから、そういうのは見ちゃダメだって」
「なんでよー?」
僕たちはいつもの兄妹みたいなじゃれ合いをして、理帆の「お腹空いた」の言葉で落ち着いた。
「じゃあピザにするか」
「やった! あ……私お風呂入ってくる。お兄ちゃん、私ミートメガギガ7ね。あと炭酸ね」
「はいはい」
理帆はそう言うと、今更みたいに胸元を隠して風呂場に向かった。
「…………セックスか」
明後日、僕は理帆とセックスをする。日にちが決まると改めて緊張するものだな。構えてしまいそうだ。
なるべく自然な流れで理帆と致したい。
「僕も勉強し直しておこう……ネットで」
この続きは、7月29日発売のぷちぱら文庫『家の妹 ~可愛い実妹が「おかえり」と迎えてくれる同棲ライフ~』でお楽しみください!!
(C)JET MOCHIDUKI/Argonauts