セックスオープンワールドへようこそ!
~異世界で勇者の父になるためにがんばって子作りします~
2020年2月4日
ぷちぱら文庫
著:田中珠
画:日向奈尾
原作:MOONSTONE Cherry
2月14日発売のぷちぱら文庫『セックスオープンワールドへようこそ! ~異世界で勇者の父になるためにがんばって子作りします~』のお試し版です!



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童貞のまま死んでしまったけれど異世界に転生した!
助けた爆乳美少女に感謝されたり、勇者認定されたりして大モテ期到来!?










 店の仕事を終えた俺は、アンナちゃんと遅い夕食を摂っていた。
 ジョシュアさんは、この辺の男衆の会合があるとかで出かけている。

「…………」
「あ、セイヤさん! かけすぎ、かけすぎですよ!」
「えっ!? あわわっ」

 アンナちゃんの言葉で気づくと、俺は肉をソースまみれにしていた。

「あちゃー……すごくしょっぱそう……」
「どうしたんですか、セイヤさん? 今日はなんだか心ここにあらずって感じです」

 アンナちゃんが心配そうに俺を見る。
 心ここにあらず、か。確かにそうかもしれない。
 俺の心は元の世界とこの世界のあいだで、いまだに揺れ動いている……。
 マドリーさんと夕奈の言葉が、あれからずっと気にかかっていた。
 不安定な存在、そして旅人──。
 このままだと俺は、この世界からも消えてしまうかもしれない。

「……ずっとここにいたいなって思って」
「え? あの……セイヤさん、トウキョウに帰っちゃうんですか……?」

 途端にアンナちゃんの声が、しょんぼりとしてしまう。

「あ、いやその……もし俺が勇者じゃなかったら、ここにはいられないかな~って」
「どうしてそんなこと言うんですか?」

 アンナちゃんは真顔になって言う。

「私にとっての勇者は、セイヤさんただひとりです。だって……馬車に轢かれそうになった私を助けてくれて、お店もこんなに手伝ってくれて……」
「アンナちゃん……」
「セイヤさんがいなくなったら、私……」

 アンナちゃんの声が小さく、か細いものになっていく。
 しかしすぐにそれが告白だと気づいたらしく、顔を真っ赤にして立ち上がる。

「ご、ごめんなさいっ、変なこと言って! お、お水持ってきますねっ!」
「待って」

 俺も立ち上がって、アンナちゃんの腕を取った。

「セイヤさん? あっ……」

 立ち上がって、アンナちゃんを抱き寄せる。
 大きな瞳がびっくりしたように見開かれ──そして優しそうに細められた。

「……私、なにがあってもセイヤさんのこと、ずっと待ってますから」
「どこにも行かないよ。俺……アンナちゃんを幸せにするから」
「まあ……」

 アンナちゃんの顔が喜びに輝く。
 この世界に来て少ししか経っていないのに、ずっと昔から暮らしているような気がする。
 いつの間にか俺は、この世界を心の底から好きになっていたらしい。
 勇者なんて言われて、いろんな人から求められて。
 ジョシュアさんの店で、なりたかった料理人にもなれた。
 でも、それだけが理由じゃない。
 この世界にいたい。それは、アンナちゃんがここにいるからだ。
 ゆっくりと唇を近づける。アンナちゃんも、可愛らしい唇を重ねてくれた。

「んちゅ……」
「ん、んん……」

 そういえば、俺のほうから女の子を求めるのは初めてかもしれない。
 頭の片隅でふと、そんなことを考えた。



「はぁっ……んちゅ……ちゅ、ちゅ……んちゅ……」

 ベッドに並んで腰を下ろしたまま、まずはじっくりと口づけを交わした。
 舌先で唇をくすぐると、アンナちゃんの身体がぴくぴく震えた。

「あ、はぁっ……んちゅ、んんふぅ……んちゅ、ちゅ……んんんちゅ……」

 舌で触れられ、少し困惑しているみたいだ。
 俺はもう少し優しい動きにして、彼女の唇を丹念に愛撫した。

「はぁっ……はぁああっ……んちゅ……んんふぅ……んちゅ……んんっ……」

 彼女の唇はとても滑らかで、ただ触れているだけでも気持ちがいい。
 唾液もさらさらで、甘い味がふわりと口内いっぱいに広がる。
 しばらく続けるうち、アンナちゃんも次第に感覚が掴めてきたようで、俺を迎えるように口を開けた。
 舌と舌が触れあって、快感が跳ね上がる。
 それは彼女も同じらしく、身体が大きく震えている。
 俺は唇を重ねつつ、ゆっくりと彼女のことを押し倒した。

「あ……」

 アンナちゃんの服を優しく脱がし、俺も裸になって腰を寄せた。

「す、すごい……」

 アンナちゃんの視線は俺のペニスに吸い寄せられている。

「お、おっきくないですか……? それ……」
「うーん、普通だと思うけど」

 天井を向いている自分のモノを俺も見てみた。

「……でも自分が勇者だってわかってからは、多少立派になったような……?」

 さすがにそれは気のせいか。

「そんな大きなオチンチン、本当に入るんでしょうか……?」
「大丈夫だよ、きっと。男女って、そういうふうにできているようだし」
「ええ……ですよね」
「一応だけど、濡れてるよね? オマンコ」
「あ、はい、それは……」

 アンナちゃんは少し赤くなってうなずいた。

「あなたとちゅーしていたら、もうお腹の中がとろとろになってしまって……ン……」

 見てみると、すぐにそれとわかるほど女性器は潤っていた。
 これだけ濡れていたら、もう大丈夫だろう。

「挿れるね?」
「は、はい……来てください……ン……」

 アンナちゃんは俺を受け入れるように、少し脚を広げて、心持ち腰を上げた。
 こちらもさらに身を寄せて、もう限界まで勃起しているペニスを入口にあてがう。

「ンッ、はぁっ……熱い……っ……はぁはあっ……」

 アンナちゃんのオマンコは、熱い泥濘と化している。
 軽く腰を押しつけただけで、亀頭がぬるっと滑り込んでいった。

「ンンッ……ッ……はっ……はぁあっ……んんあぁああっ……!」
「っ……ふぅっ……」

 亀頭が最奥に触れたところで、いったん動きを止めた。

「はあぁっ……はぁああっ……ふぅふぅっ……んんんっ……」

 挿入はスムーズだったけど、やっぱりかなり痛いみたいだ。
 俺は彼女が落ち着くまで、しばらくじっとしていた。

「はぁはぁっ……私の中にいるんですね……あなたが……はあはぁ……」
「うん。もうすっかり君に包まれてる……俺のチンポ」
「本当だ……はぁはぁ……はっきりわかります……んんぁ……こういう感じがするんですね……好きな男の人、お腹に受け入れると……はぁはぁ……んんん……」

 アンナちゃんは今度は、自分のおへそのあたりを見ていた。
 その顔には、満足そうな笑みが浮かんでいる。











「やっぱり痛い?」
「ええ、少し……お腹の中で皮膚が剥がれたような感じがあったような……」
「ゆっくり動いてみるから、我慢できないようなら言ってね」
「動く……あ、そうか、エッチのときは男の人が動く……」

 アンナちゃんが俺の顔を見上げてくる。
 そんな視線をくすぐったく感じつつ、俺はまず小さく動いた。

「んっ、はぁあっ……はぁあっ……んんあぁあああっ……」

 ちゅぷちゅぷと小さな音を立てて、ペニスがオマンコを出入りした。
 温かいオマンコに包まれて、竿はもうびしょ濡れだ。

「んんっ……はぁはぁっ……あはぁあっ……んんんぁ……」

 そっと彼女の様子をうかがうと、我慢できないほど痛いわけではなさそうだ。
 オマンコの中はすっかり濡れていて、スムーズに動くことができる。

「はぁあっ……お、オチンチン、気持ちいいですか……? んんっ」
「うん。アンナちゃんのオマンコ、めちゃくちゃ気持ちがいいよっ……」
「んんぅんっ……▼ よかったです……はぁはぁっ……んんあぁあっ……」

 アンナちゃんは本当に嬉しそうな顔になる。
 喜びは身体にも影響するのか、濡れた媚肉がぎゅうっとペニスに絡みついてくる。

「っ……はあっ……」
「ふあぁっ、ほんとに気持ちいいです、あなたのオチンチンで私、んあぁあっ……!」

 そんな彼女の反応に、俺のほうも少し動きを強めた。
 結合部から鳴る卑猥な水音がますます激しくなり、ベッドもぎいぎいと鳴りだす。

「はぁあはっ、最初はあんな痛かったのに、もう、ふああっ、はぁあああっ……!」

 アンナちゃんの身体にはじっとりと汗が浮かび、肌はうっすら上気している。

「初めてのエッチで、こんな、感じてしまうなんて、はぁはぁっ、これってやっぱり、あなたが勇者様だからなんでしょうか? はぁふぅっ、んんんっ……!」
「かもしれないけど、一番大事なのは、お互いの気持ちじゃないかな。嬉しいとか好きって気持ちがないと、快感もないと思う……ふぅうっ……」

 腰を動かしながら、俺たちはそう囁きあう。

「うん……ですね。はぁはぁ……私、あなたに抱かれてとても嬉しくて……はぁあああっ……だからこんなに感じてしまうんですよね……んんんぅっ!」
「はぁはぁっ……アンナ……!」
「んんんっ、んんぅんんーっ! はぁああっ、はぁああああーっ!」

 愛おしさが込み上げてきて、つい動きを強くしてしまった。

「ごめん、呼び捨てにしたりして。はぁはぁっ」
「ううん、そのほうが嬉しいです……あ、アンナって呼んで……ふああああっ!」
「うん……っ……アンナ……アンナ!」

 そう呼ぶと、彼女の反応はさらに高まっていく。

「あぁあっ! な、なんかきちゃいそうです、はぁはぁっ、これが絶頂……?」
「イケそうならそのままイッて……? 俺ももうイクから……ッ……」
「うんっ……イク、イクんですね? 私の膣内で、はあぁっ、はぁああっ!」
「うんっ、イクよ、アンナの膣内で出す……!」
「あぁあああっ……▼ あぁあぁんっ、はぁあああーっ……▼」

 射精を予告されて、それでまた彼女の性感は引き上げられたようだった。
 そして中出しをせがむようにクイッと腰を持ち上げるのだから、もうたまらない。

「きてっ、あなたの精子っ、私の膣内に出してぇっ▼ あぁあああっー!」
「イクッ……出すよ、アンナ……! ッ……!」
「きちゃう、きちゃいます、んんんああああっ、ふあっ、はぁああああっーー!!」

 アンナの懇願に応えて、俺は睾丸の奥底から思い切り精子を撃ち出していく。

「んんぅんんーっ……ッ……はっ、はぁあああっ……ふあぁああああっ……!」

 生まれて初めての絶頂と膣内射精に、アンナは呆然としているように見えた。
 それでも軽く腰は持ち上げたままなので、ふたりの性器は限界まで結合している。
 そんな状態で、俺のペニスはびゅくびゅくと子種を放出していた。

「あはぁああっ……はぁああーっ……ふうぅうーっ……んんんんっ……」
「っ……はぁああっ……」

 何度も射精が続いて──ようやく終わった。
 彼女も絶頂が引いていったようで、腰をベッドに落ち着けた。

「はぁ……はぁ……お腹……あったかいです……はぁああっ……」

 アンナは自分のお腹を撫でた。その仕草は、とても満ち足りたように見える。

「ふうぅうっ……お腹の奥が、あったかくなって……あなたの子種を受け入れている……そのことがはっきりわかって、私とっても嬉しくなりました……▼ はぁはぁ……」
「アンナちゃん……」
「アンナって呼んで……」

 アンナの顔には、幸せそうな微笑みが浮かんでいた。






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(C)TAMA TANAKA/MOONSTONE