幼なじみのお姉ちゃん先生とHでナイショな関係!?
2020年1月3日
ぷちぱら文庫
著:黒瀧糸由
画:阿月唯
原作:アミューズクラフトエロチカ
1月17日発売のぷちぱら文庫『幼なじみのお姉ちゃん先生とHでナイショな関係!?』のお試し版です!



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ずっと想い続けていた幼なじみのふたりは
もう一歩が踏み出せなくてじれっじれの関係だったけれど……!?
















 恵太が自宅に戻って数時間後、來花の父親が帰ってきた。
 久しぶりの娘の帰宅に喜び、さらに一緒にお酒を飲めることに感動している。といっても、來花が飲んでいるのは甘さの強い缶チューハイ。酒が飲めない母親が会話に加わって、色々と話しているうちに、一本だけが二本になり、三本になり……。父親も同じようなペースでビールを飲み続けている。

「ときに、來花……彼氏とか……いないのか?」

 父娘がそこそこ酔い始めた頃合い。父親が気になっていたことに切り込んできた。半ば予想していた來花は余裕で受け止める。

「いないよ」
「何だと? 父さんがお前くらいの頃には、もうお母さんとそりゃあラブラブでな……」
「もう、またその話? とにかく私はいないの」

 今でも仲の良い夫婦で、來花は幼い頃から二人のなれ初めをさんざん聞かされてきた。

「お父さん、心配しなくていいわよ。恵太ちゃんがいるじゃない」
「ぶふぅぅぅ…………!」

 母親の言葉に來花が思い切りチューハイを噴き出してしまう。

「もう。汚いわね。何よ慌てて」
「ごほっ、ごほっ。ゴメン。でも、なんでけーくんが出てくるの?」
「だってアンタ、恵太ちゃんのこと好きなんでしょ?」
「ああ、そうか。けーくんのお嫁さんになるー、だったな」
「そ、そんなの小さい頃の話でしょ!?」
「あらそうなの? ふ~~~ん?」

 確かに子供の頃は、恵太のお嫁さんになると言いまくっていた。しかし、ある程度の年齢になってからは仲の良い姉弟であり、恋愛的なアピールをあえてしていなかったつもりだ。なのに、両親は見抜いている感じなことに、來花は少なからず驚いている。
 そんな娘のことを、母親はニヤニヤと笑いながら顔を覗き込んだ。

「じゃあ恵太ちゃんが、バレンタインにチョコをもらってきても気にならないわね」
「……え? ……なにそれ、どういうこと!?」
「んー? 朝永さんが言ってたわよ。來花ちゃん以外から初めてもらったみたいよって」

 また母親がからかっているのかと思ったが、恵太の母親からの情報となれば間違いなさそうだ。
 恵太が、自分以外の女子からチョコをもらった……。

「嘘……そんな……」
「あらあら、これは來花大ピンチね~」
「会社と違って、学生が義理チョコというのもないだろうしなー」

 父親がボソッとそんなことを言うので、來花の不安はますます高まっていく。

「も、もう二人とも! けーくんは、そんなことないの!」
「いつまでも恵太くんだって子供じゃないだろう。なあ? 母さん」
「そうよねえ。そういうことも、あるかもねえ……」
「も、もう……二人ともぉ!」

 來花は缶チューハイを口へ押しつけ、抱いた不安を押し流すようにアルコール飲料を一気に飲み込んだ。



 來花は風呂に入ってから自分の部屋に戻ったものの、身体が火照って寝付けなかった。
 シャワーで冷たい水を浴びたりしたのに、全然収まらない。

「大学の友達もどんどん彼氏作ってるし。いないの……私だけだし。ううん、そういうことじゃなくてぇ……。チョコ……けーくんが……チョコ……」

 リビングで両親に言われたことが頭の中で何度も繰り返され、恵太のことを考えるとますます身体が熱くなってしまう。

「けーくんが……誰かの……もの……に? そんなの、絶対にイヤ」

 來花は立ち上がるとパジャマから普段着に着替え、ゆっくりと部屋を出て行った。



 恵太の家には庭に離れがあった。プレハブより少し高級な程度の造りで、恵太の祖父が生前使っていたものだ。祖父が亡くなってからは恵太の勉強部屋となり、來花も何度もやってきている。
 特に恵太の受験前は毎日二人きりで勉強したものだ。來花が教師になりたいと思うきっかけのひとつともなった。
 そんな思い出深い部屋に、來花が前触れもなく押し入ってきた。間もなくやってくる定期試験のために勉強していた恵太は驚いて立ち上がる。

「え? きーちゃん!? こんな時間にどうしたの?」
「あのね、けーくん。お願いがあるの」

 少しフラフラとした足取りで恵太に迫り、迷うことなくギュッと抱きついてくる。

「えっ!? ちょっ、きーちゃん? あの、これ……」
「うふふふ……」

 子供の頃から何度も來花には抱きつかれてきた。昼間もいきなり抱きつかれて、おっぱいで窒息しかけたのだ。だが、今夜の抱擁は今までと全然違うものだった。
 正面から恵太に抱きついて、背中まで手を回し、至近距離に顔を近づける。おっぱいが意識的に恵太に押しつけられ、柔らかさがしっかりと伝わってきた。無邪気に抱きついている感触とは明らかに異なる雰囲気。童貞の恵太にもそれくらいはわかった。

「ねぇ、けーくん……。あのね……」

 顔がさらに近付き、数センチ手前の位置まで来ていた。もう少しで唇が重なりそうになっている。幼なじみの姉の香りを強烈に感じ、大人の色気が襲いかかってくる。恵太の心臓はドキッドキッと痛いほどに高鳴り、身体は硬直していた。

「けーくん……私の初めての人になって欲しいんだけど、ダメ……かなぁ?」
「え……?」

 まったく予想していなかった言葉に恵太の頭は真っ白になった。

(きーちゃんは「初めて」と言った。「初めて」ってどういう意味だ? 「初めて」か。つまり「初めて」ってのは、初めてのことだ。つまり、それは……あ……。お、おっぱいが、当たってる……柔らかくて……おっぱいが……おっぱいがぁ……)

「けーくん……ちゅぅ……んっ……ちゅ……ンッ…………んっ……」
「んむぅ!?」

 気づけば來花の唇が、恵太の唇を貪っていた。再び予想外すぎる行動に恵太はただ唇を受け止めることしかできなかった。來花のいい香り、甘い味、そいて唇の柔らかさ。色々な感情や感触が混ざり合い、さらにはキスの気持ち良さに浸って恵太の思考が蕩ける。

「ちゅば……ンッ……ちゅっ……ちゅぶ……んっ……ふふふっ、これ私のファーストキスだよぉ……ちゅぅ……ンッ……んっ……」

 自分にとってのファーストキスが、來花にも初めてだと聞いて恵太は嬉しくなった。こんな状況に驚いているものの、相手が來花なので嫌なはずもない。最初は驚いたものの、幼なじみの姉のキスに身体が熱くなり始めていた。

「んっ……ちゅぶ……んっ……。む……ん……」

 唇を何度も何度も重ねてくる來花の手が、そっと恵太の股間に触れた。

「はふ……。けーくんのココ……大きくなってきてるね?」
「うぅ……そ、それは……。あ……きーちゃん……ちょ……」
「ふふ……」

 いつものように優しげなのに、少しからかうような妖しい目で來花は弟の反応を見てきた。恥ずかしさに恵太は目をそらしてしまうが、來花の愛撫に抵抗はしない。
 当然ながら、年頃の男子である恵太のそれはさらに巨大に膨らんでしまう。

「これって、OKってこと……だよね?」
「お、お、OKって聞かれても……」

 願ってもいない脱童貞のチャンス。しかも相手は、憧れの幼なじみ。正直言えば、來花としてしまう妄想も何度となくしてきた。だが、それがわけのわからない状況で現実になろうとしている今、ただただ戸惑うしかない。

(お、落ち着け俺。考えろ。普段のきーちゃんならこんなことしないはずだ。何か事情があるはずだし、それを確かめてからでも遅くはない……)
「あの、きーちゃん……」
「や、やっぱり……恥ずかしいから、ちょっと電気……消すね?」

 かろうじて思いついた冷静な対応も、身体を火照らせている來花は聞く耳を持たず、机の上に置かれた天井灯のリモコンを手に取り灯りを消してしまう。勝手知ったる部屋だけに迷いがない。

「これなら……平気、かな? んしょ……」
「あわ……あわわわ……」

 目の前で來花が服を脱ぎ始めてしまった。上着を脱ぎ、スカートを下ろし、下着姿になってしまった。ずっとずっと子供の頃は、そんなことをされた記憶がうっすらとある。だが、今の來花はその頃の身体とまったく異なる。
 慌てながらも恵太は姉の身体から目が離せない。暗がりの中で來花はブラジャーに手をかけ、ためらうことなく外した。大きな乳房が震え、ピンク色の先端が露わになる。そして、パンツに手をかけると勢いよく下ろし、足から抜いた。
 気がつけば恵太の目の前には、文字通り一糸まとわぬ來花の裸体があった。

「っ……け、け、けーくん……っ!」
「う、うわわわっっ!?」

 呆然と突っ立っていた恵太に、全裸の來花が恥ずかしさをごまかすように抱きつき、ベッドの上へ押し倒した。すぐさま來花は仰向けに倒れた恵太の服を剥ぎ取り始める。

「ちょ、きーちゃん、服を!? なんで……ちょ……!」
「もー、前はお姉ちゃんに言われたらすぐ脱いでたのに! 脱ぎ脱ぎするの!」
「そんなのずっと昔のことじゃないか、って、わ! うわわ!」

 長い付き合いなので恵太の服を脱がすなどお手のもの。あっという間にパンツ一丁にされてしまい、その布地には來花の指がかかっていた。

「ふふ、けーくん。覚悟しなさい……。えい!」
「うわ、ちょっと!!」
「は……れ? わ……わぁ……」

 恵太もとうとう全裸にされてしまうと、來花の視線が彼の股間に集中していた。姉の手で刺激され膨張した肉棒は、視線を浴びてピクピク反応する。

「お、大きい……。昔は、もっと可愛かったのに……」
「そんなジロジロ見ないでよ、恥ずかしい!」
「ふふ、だって……イメージと違ったんだもん。よいしょ……」

 改めて來花は体勢を立て直すと、両膝を大きく開いて、恵太の上に跨がった。陰部が硬くなっている肉棒にそっと当てられ、軽く前後に動きだした。
 幼なじみで色々なことを一緒にやってきたが、何も纏っていない全裸の状態でお互いの性器を押しつけ合うなど初めての経験だった。

「くぅ……うぅ……」
「わ……わぁ……。けーくんのおちんちん……もっと大きくなる。これって、私の身体で興奮してくれたんだよね? なんだか嬉しい♪」
「きーちゃん、ホントに待って! それ、まずい……ヤバいっ! 待って、待っっっ!」
「えいっ……んっ……」

 恵太の言葉を遮るように、來花は体重をかけてさらに陰部と肉棒を密着させた。ワレメに食い込んだペニスが淫肉に包まれ、全体がじんわりと暖かくなる。
 裏筋に当たる熱い体温と柔らかな感触。來花のアソコが、おまんこが当たってる! その事実を確認するだけで肉棒がまた大きく跳ね上がった。

「あんっ、はぁ、あぁぁ……おちんちん、ビクって動いて……んんんっ!」

 体重をかけて強く押しつけられている。ただそれだけ。亀頭もまだ露出しており、擦られているわけではない。なのに、來花のおまんこが押しつけられているという事実だけで、恵太は痺れるような快感を得ていた。











「すごいぃ……。けーくんのおちんちん、すごくビクビクして……。もっと大きくなったよ? 身体だけじゃなくて、こっちもすごく立派になったんだ……くぅ……ンッ」
「はぁ……はぁ……きーちゃん……。うっ、うっ……うぅぅ……」

 優しく微笑む來花の笑顔は、恵太が今まで見たことのない表情だった。淫靡で扇情的で、雄の部分を昂ぶらせる。
 慌てているものの恵太も健康な男子。セックスには大いに興味がある。しかも、憧れていた女性の裸があり、ぐにぐにと陰部を押しつけているのだ。肉棒はたまらず膨張し、淫裂に挟まれてしまっている。

「んっ……ふぅ。ちょ、ちょっとだけ……待ってね……ンッ、ふぅ……」

 來花は腰をゆっくりと前後に動かして、硬くなった肉棒を開き始めた淫唇で舐め続ける。その微細な刺激すら恵太はひどく興奮し身体が熱くなってしまう。來花が前後に身体を揺らすたびに巨大な乳房が揺れて、彼の視線はそこに集中してしまう。

「もう……そんなに、おっぱいばかり見られると恥ずかしいよぉ……」
「そう言われても……」

 白くて丸くて、柔らかい膨らみ。ピンク色の乳首が薄暗がりの中でもはっきり見えて、視線を動かせない。正直言えば、恵太は何度か來花のおっぱいを想像したことがある。が、その想像よりもずっと幼なじみの姉のおっぱいは大きく、キレイだった。

「気になる?」
「そりゃあ、俺も男だし……」
「男の人って、おっぱい大好きだって言うもんねぇ。ふふ……じゃあ、いいよ」
「え?」

 何が「いい」のかわからないでいると、恵太の右手を來花が掴んだ。そして自分の胸に導き、微笑む。

「けーくんの好きなように触って……んっ……は……ぅ……っ」

 言われるがまま恵太は手をいっぱいに開き、乳房をそっと触った。

(柔らかい! 超絶柔らかい!!)

 これまた想像したよりもずっと柔らかい感触に恵太の頭は沸き立ち、身体がカッと熱くなってしまう。

「あんっ、んっ……。けーくんの手、熱いぃ……。んっ……。どう、気持ちいい?」
「う、うん……すごく柔らかくて気持ちいい……」
「ふふっ、もっと揉んでもいいよ?」
「い、いいの?」
「けーくんの顔に書いてあるもん」
「うぅ……ごめん……」

 子供の頃から來花に隠し事はできない。こんなこともバレバレだった。

「でも優しくね? 強くされると痛いから」
「う、うん。わかった……」

 慎重に力を入れて指を柔乳に食い込ませていく。揉むというよりも触れるくらいの強さで。だが、來花が痛がっていないとわかると、徐々に力が強くなり、ついには大きな乳房を揉みしだきだした。

「あふぅ……あっ、あんっ……ンッ……はふ……んっ……うんっ……」

 指の動きにあわせて艶めかしい声が漏れるのを聞きながら、恵太は感動にも似た興奮に浸っていた。來花のおっぱいにこんなことをできる喜びがムクムクと浮かんでくる。

「はぁ……はぁ……きーちゃん、エロすぎ……」
「だって、けーくんの揉み方が……上手なんだもん……くぅ……んっ……くふぅ……」
「そうなの? 痛くない? 俺、ちゃんと気持ち良くできてる?」
「できてるよぉ~。あふ、気持ちいい。すごくぅ……気持ち良くてぇ、声がでちゃうー」

 手のひらに収まりきらないボリューム感。揉めば押し返してくる弾力。汗ばんだ感触と火照った体温。恥ずかしさに声を押し殺そうとするものの、漏れてしまう快感の吐息。
 自分が來花に快感を与えていることが嬉しくなり、乳房を揉む手には力が籠もった。強すぎないように、膨らみ全体を揉みしだけるように、ゆっくりと大きく……。

「あふぅ……くぅ……。あ、あっ……あぁ……。そ、そんなにぃ……ンッ、くぅぅ」

 押しとどめようとしても漏れてしまう喜びの声を聞きながら、恵太は手のひらに突起が触れるのを感じていた。柔らかい膨らみの先にあるコリコリの尖端。先ほどまではなかったのに、それは少しずつ硬さを増していた。
 それが何なのか。初体験中の恵太にもわかった。柔らかい部分から少し手をずらし、その硬い部分を慎重に、慎重にそっと摘まんだ。

「やぁっ、あっ、んんんんっ! けーくんっ、そ、そ……そこは、はぅ、んんっ、はぁ、ああぁぁ……やぁぁんんっ! だめぇ、そこぉ……敏感だからぁ……んっ!」

 柔乳を揉んだときとは大きく違う、激しい反応。だめ、と言いながらも恵太の手を掴んだり、払ったりはしない。それどころか、おっぱいを恵太に押しつけてきた。
 恵太は左手で乳房を揉みしだきながら、右手の指先で勃起した乳首を摘まんで軽く擦っていく。

「すご、いぃぃぃっ! 胸、ビリビリって……はぁ、はぁ……気持ち、いいのがぁ……あんっ、はぁ、ああぁぁっ! そんな、気持ちいいのぉ……あ、くぅぅ!」
「きーちゃん、すごくエッチだよ。感じてくれてるんだ」
「だって……だって……。けーくんの揉み方がぁぁ! 先っちょも、そんなふうに触ってぇ、んっ……くぅぅ……。気持ち良すぎるぅぅ……はぁ……はぁぁ……んっ! んっー!」

 恥ずかしがりながらも感じる來花の乳首はさらに硬く尖り、指先で捏ねるたびに激しい反応を見せた。自分の愛撫で來花を気持ち良くさせていることの感動と興奮を同時に味わい、ますます恵太の手に力が籠もる。

「あっ……くぅぅんっ! も、もぉ……あぁ……あぁぁぁんっ! そこぉ……んっっ!」

 気がつけばとろとろと蜜汁が裂け目から流れ落ち、押さえ付けられている肉棒をぐっしょりと濡らした。さらに、來花の腰が軽く跳ねて小刻みに動き、ぐちょぐちょと音を立てながら肉棒を摩擦する。
 淫肉に摩擦されるまったく未経験の快感に恵太は興奮を抑えきれず、肉棒のサイズは人生で最大クラスに膨張していた。

「あぁ……くぅ……。すごく、なってるぅ……。はぁ、はぁ……。ねぇ、けーくん? こういうこと、されるの……はじめてだよね?」
「も、もちろん……」
「そっか……じゃぁ……」

 來花の細い指が亀頭に絡みついたかと思うと、妖しい笑みを湛えて恵太を見つめる。快感と熱で潤んだ瞳に見つめられ、恵太はゴクッと息を飲んだ。幼なじみの姉の、妖艶すぎる表情を見るのももちろん初めてだ。

「けーくんの初めて……お姉ちゃんが、もらっちゃうね……」

 微笑む瞳の奥では確かな決意が宿り、気圧された恵太はされるがままだった。
 恵太を見つめたまま來花は腰を少し持ち上げ肉棒を垂直に立たせた。そして自分の入口にあてがうと、静かに腰を下ろしていく……。

「くっ……ふぅぅぅ……んっ………………くぅぅ!? んっ!? くっ!!」

 ぐちょっとした柔らかさを感じ、亀頭の周囲が柔らかい壁に圧迫された。その直後、プチッと何かが弾けた感触が先端から伝わってくる。

「くっ……うぅ……くぅぅぅ………………うっ……」
「き、きーちゃん?」
「あんっ……くぅ……。はぁはぁ……これで、お互いバージン卒業だね……くぅ」

 奪ったというか、奪われたというか。とにかく來花の処女は恵太によって破られた。姉の初めてになれたことに恵太は感動し、乳房から手を放してしまう。

「うっ……くぅ……。ふぅ……」
「大丈夫? 初めては痛いって聞くけど?」
「だ、大丈夫だよ! 大丈夫……。でも、ちょっとだけ待って……っ……」
「う、うん」











 恵太にはわかっていた。本当は大丈夫なわけがないことを。來花は優しいので心配させないよう無理に微笑んでいるが、強がりにしか見えない。結合部からは赤い鮮血が滲み出している。
 來花は痛みを堪えるようにジッと動かなくなった。恵太もそのまま待ったが、視線が自分と姉との結合部に向かってしまう。本当に今、來花とひとつになっている。ことの成り行きはよくわからないが、とにかく……セックスをしていた。
 夢じゃないかと思うものの、トロトロな淫膣の刺激と熱さが現実なことを教えてくれる。それを実感すればするほど、恵太の肉棒は膨らみ、反り返ってしまった。

「あ……くぅ……。ふふ……。けーくんの……すごい……」

 数分経って、來花がゆっくりと腰を動かしだした。

「きーちゃん? 無理しなくていいんだよ?」
「ふふっ、けーくんは優しいね。んっ、あぁ、はぁ、はぁ……もう、大丈夫みたい。んっ……。それに、おちんちんは早く動いて欲しいって、言ってるみたいだしね……」
「それは……うう、ごめん……」

 小刻みにゆっくりと動く來花。その刺激は撫でるくらいで、心地良い感触が伝わってくるという程度だ。それでも恵太には十分で、肉棒で膣内の感触を味わった。

「あん、はぁ、あぁぁっ! 私のお腹の中で、けーくんのが、ビクビクって震えてるのわかるんだよぉ? もっと気持ちよくして欲しいって、急かしてるみたいで……」
「でも、きーちゃんが痛がるようなことはして欲しくないっていうか……」
「ありがと。その気持ち、とっても嬉しいよ。でもね……だんだん、私も……んっ、ガマンできなくなってきて……あ……あふ……んっ……んっ! んっ……んっ!」

 最初は撫でる程度の感触だったが、徐々に淫膣が肉棒に密着し、ぬるぬると亀頭を摩擦してきた。快感は段階的に強くなり、肉棒は大きく反応してしまう。

「はっ……うっんっ! ほっ、らぁ……また、びくってぇ……くぅ……んっ……んっ……」

 膣内の分泌液はどんどん量を増し、同時に肉壁の密着度、いや圧迫感が強まってくる。柔らかいのにしっかりと肉棒に絡みつき、カリ首の内側にまで肉ヒダが食い込んできた。予想外の責めに恵太は声を漏らしてしまう。

「うわ……。う……くぅ……」
「あふ……。けーくんも気持ち良いんだ? あ……ふぅ。嬉しい、あ……くぅ……。あ……あっ……いっ……んっ、くぅ……んっ!」

 快感の吐息を吐きながらも時々痛みが走るのか、來花は一瞬だけ顔を歪ませる。それを見て少し心が痛むものの、肉棒から伝えられる刺激が気持ち良すぎた。大事にしなければいけないとわかっているのに、身体はもっと深い刺激を求めてしまう。
 気がつけば來花の動きにあわせて恵太も腰を突き上げており、淫膣を肉棒でズボズボと抉り始めていた。

「あっ! くぅ! そ、そんなに突き上げたらぁ! あぁぁっ! いっ、んっ!」
「はぁ、はぁ……。気持ちよすぎだよ、きーちゃんの膣内ぁ……うぅ、うぅぅ……」
「あっ、くぅぅぅぅぅ! け、けーくんのおちんちんだって……すごすぎるよぉ! あ、奥に、奥にぃぃ……当たってるぅ。大事なところぉ、当たってるのぉぉ!」

 來花の身体が大きく跳ねて、たっぷりと肉棒を呑み込んだ。巨大なおっぱいも上下左右に暴れ、柔肉同士があたってペチペチと音を鳴らす。

「だめぇ、気持ちよすぎるぅ、んんんっ! 気持ちいいの、段々大きくなって……んぐっ、あっ、はぁ、あんっ、んあぁぁっ! すごく突かれてぇ……!」
「ごめんっ……。くっ、でも、止められないんだ……んっ、んっ!」
「いいの……いいのぉ。けーくんならいいんだよぉ。痛いのより気持ちいいのが、大きいしぃ……んっ! あっ、あふぅ! だからぁ、二人で、もっと気持ちよくなろぅ?」

 こんなにも乱れながら、幼なじみの姉はどこまでも優しかった。弟に慈愛の笑みを浮かべて、さらに腰を動かし始めた。

「はぁ、はぁ……きーちゃんっ! んっ! くぅ!」
「けー、くん、んんんっ! すごっ……激しぃ……んんっ、はぁはぁ……あぁぁぁっ!」

 突くときも、抜くときも、絶え間なく続く快感。
 遠慮しがちだった膣壁の締め付けは、今では容赦なく肉棒を絞り込み、淫らなヒダはゴツゴツの竿部分を舐めてくる。特に亀頭への責めは苛烈で、ザラザラとした感触の肉壁が扱きまくってくる。
 自慰などとは次元の違う快感と、幼なじみの姉とセックスができている興奮に恵太は気分が高まりきっていた。

「あふっ、あふっ! おっ……きっ……。んくっ、あっ、はぁ、あぁぁぁんっ!」
「くっ……うぅ……。きーちゃん、そ、そんなに締め付けたら……俺……」
「だって、気持ちいいからぁ、あぁぁっ! ズンズンって奥に響いてぇ……んっ、んっ!」

 來花の入口は強く強く閉ざされ、かろうじて淫蜜が漏れ出す程度の締め付けになっていた。快感に夢中になった膣壁は愛おしい弟の肉棒をこれでもかと締め付け、ゴシゴシと扱き続ける。
 脱童貞したばかりの恵太には強烈すぎる快感で、とても耐えることはできない。それでも何とか理性を保ち、來花に訴えた。

「き、きーちゃん! だめ……。もう無理……!」
「うん、うん! 私もぉぉ! 私もっ、もうちょっと……ぉぉ! あっ、あはぁぁ! んっ! いっ! いぃぃッ! けーくんの大きいのぉぉぉ!」






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(C)SHIYU KUROTAKI/AMUSECRAFT