家の恋人
~美少女ふたりが「おかえり」と迎えてくれる同棲ライフ~
2019年9月4日
ぷちぱら文庫
著:望月JET
画:やまかぜ嵐
原作:Argonauts
9月13日発売のぷちぱら文庫『家の恋人 ~美少女ふたりが「おかえり」と迎えてくれる同棲ライフ~』のお試し版です!



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帰る「家」をなくしたふたりの美少女と、
唐突に始まる被・居候生活!



 僕の狭いベッドに下着姿になった二人が滑り込んできた。

「さすがに狭くない? これ、普通のシングルベッドだし……それが三人だなんて……」
「あたしたちは平気だけど。元から狭いのに慣れてるし」
「うん。むしろ、猫みたいなもので、狭い所のほうが落ち着く」
「こっちは落ち着かない」
「なんで?」

 チカちゃんがわざと尋ねてくる。わかってるくせに。こんなにきれいな女の子が、大胆にも下着姿で抱きついているんだよ? 落ち着かなくて当然じゃないか。
 チカちゃんが笑うと、湿った吐息が耳をくすぐった。

「だってあたしたち、この格好じゃないとよく眠れないから」
「わかってる……けど、僕もいろいろ我慢してるからね? その、二人の彼氏として」

 ユリちゃんが反対側の耳に囁く。

「わかってます」

 身体の左右に、二人の女性の素肌と吐息を感じて、やっぱり興奮してくる。二人の甘い匂いが、むんむんと満ちてくる。

「こうして、けーすけのこと感じていていると、落ち着く」
「私も落ち着く……こんなこと初めてなのに、初めてっていう感じがしない……すごくしっくりくる……」
「そう……だね。僕も落ち着いてきた……チカちゃんとユリちゃんのことを感じて……」
「あ……それ、そろそろやめにして?」
「え……? 何を?」
「ちゃん付け。もう、いいよね? だってあなたは、あたしたちの彼氏なんだから……」
「あなたは、私たちの特別な人。だったら、呼び捨てのほうがいいです」
「そっか。うん……分かった」

 僕は、左手と、上手く動かない右手で、二人のことを軽く抱き寄せた。

「チカ……ユリ。好きだよ」
「あたしも大好き……あなたが……」
「私もあなたが大好きです……」

 両方の頬に優しくキスをされる。二人がするり、と下着を脱いだ。
 月明かりの下、二人の女神のような肢体が浮かび上がる。
 雑誌でも画像でも、これほどまでに美しい身体を持つ女性を、僕は見たことがない。
 チカのはち切れんばかりの胸と強調するかのような細い腰。丸く形の整った大きめの尻が抱き心地を想像させて五感すべてを魅了し興奮させる。美味しそうな肉体美を纏った女豹だ。
 方やユリは繊細にして大胆だ。白くスレンダーな体つきに形の良い美乳。危うい印象を受けるほど淡い茂みと小さな尻に長い脚がすらりと伸びている。成熟し切れていない青い果実のようでいて、誘うように甘い香りが漂ってくる。
 二人とも、息をのむほどの美しさだ。

「すごい綺麗なんだね、二人とも」
「フフン、でしょう」
「実は脱いでもすごかったんです」

 相変わらず謙遜もないが、実際そのとおりなので何も言えない。

「啓輔、欲情する?」
「あ、ああ……欲情するよ」
「私たちはもう、あなたのものだから。これからは、遠慮なく欲情して?」
「男にムラムラされるなんて、これまでもあったんだろうけど、それがあたしたちにとって、意味はなかった。でも今は嬉しい。だって、あたしもあなたが欲しいから」

 チカが僕の唇にキスをした。続いて、ユリも。
 初めて二人とちゃんとしたキスを交わした。すると二人も途端に積極的になって、僕の左右から身を乗り出すようにして、僕の唇に唇を押し付けた。

「ハァッ……んちゅ……ちゅ……んちゅっ……」
「ちゅっちゅ……んんふっ……んちゅぅっ……」

 二人の女の子から同時にキスをされるというのは、想像もしなかった体験で、目の前が真っ白になるくらい興奮する。上手く動かない右手も懸命に使って 二人のことを抱き寄せ、さらにキスを催促する。

「んん、ちゅ……んちゅ……んんちゅ……」

 僕のそんな気持ちを酌み取ったように、二人はしきりと唇を押し付けてくれた。やがて、誰ともなく、舌を使い始めた。

「んちゅる……れるれる……んふぅ……ちゅぱ……ちゅぱちゅぴ……んちゅぅ……」

 三人の舌がいやらしく絡み合う。それはやはり想像したこともない快感と興奮だ。

「んちゅ……ちゅぱちゅぱ……ちゅぴ……んんちゅっ……んふう……」

 二人の吐息がとても熱い。敏感な舌が口唇で刺激されると、ものすごい快感で……。

「はぁちゅ……んんちゅ……ちゅるっんはぁ、ユリの舌、可愛い」
「ちゅぴ、ちゅぷ……チカの舌、すごくエッチ……れるれる……んちゅ……」

 僕の舌を挟んで、二人の舌がちろちろと絡み舐る。
 チカとユリとの間でも、舌が触れているようだけど、双子以上に親しいせいか、そんなちょっとレズっぽい行為も気にならないようだった。

「ン……はぁっ……はぁはぁ……はぁっ……」

 少し息が切れてきて、二人は顔を離した。
 照明を落とした薄暗さの中でも、二人の瞳がトロンと潤んでいるのが分かった。一ヶ月以上、一緒に暮らしてきて、初めて見る表情に、またゾクリとしてしまう。

「はぁっ……けーすけとのキス、気持ちいい」
「私も……はぁ……お腹がきゅんきゅんしてる……」
「僕も。二人とのキスはすごくエッチで刺激が強いよ」
「ふふっ。これは、いくらでもしたい感じ。気持ちよくてとっても嬉しいの」
「ほんと……ずっと啓輔とチカとこうしていたい……ちゅ、ちゅ……んちゅる……」

 二人はまた唇を押し付けてきた。こんな強烈な快感は、確かに、いくらでも味わっていたいと思う。

「んちゅっ……はぁっ……ちゅる、ちぴ……ちゅぷ、ちゅぴっ……んんんちゅっ……」

 二人の美乳が、柔らかい身体が、僕に密着している。やはり想像したとおり、チカの胸は押し返すほどの弾力があり、ユリの胸はしっとりと吸いつくようだ。
 そんな二人の胸が腕に絡み押しつけられている。

「はぁっ……ちゅっ……やばい、苦しくなってきた」
「ん? もしかして……オチンチン?」
「オチンチンが苦しいというと……」











 二人は同時にペニスを握ってきた。思わず呻いてしまう。

「あ……すごぉい……こんな熱いんだ……オチンチン……はぁっ……」
「これが啓輔のオチンチン……」

 男の性器に触れて、二人の興奮も一気に高まったのか、吐息のトーンが艶っぽくなっていた。もちろん僕のほうも同じで、すべすべの手で勃起した肉棒を握られ、もうものすごく気持ちがいい。

「はぁっ……やばい。二人に触られただけでもうイキそうになってきた」

 さすがにこんなの、早すぎる。骨折している間、自分で処理も上手くできなかったってことなんだけど、それにしたって早いよ。
 チカが興味と興奮の色を隠さず、聞いてくる。

「イク……射精?」
「う、うん……射精しそう……はぁはぁ……」
「分かりました」

 ユリがそう言うと、二人はペニスを優しく手で包みゆっくりと上下に扱きだした。そして、またキスをする。

「んちゅ……ちゅぴ……ちゅぱちゅぱ……ちゅぷっ……」
「う……ちゅ、ちゅぷっ、だ、だめだよ、二人とも。本当に少しの刺激で……」
「いいよ、けーすけ。気持ちよくなって」
「嬉しい。私たちの愛撫で啓輔が気持ちよくなってくれている」

 僕の切迫した言い方に釣られたのか、二人のキスも自然と情熱的なものになった。陰茎を扱く手も、取り合うように握り合いカリ首を刺激する。
 キスの水音とは違う、くちゅくちゅとしたいやらしい音が響く。カウパー液が垂れて、より潤滑を良くする。

「はぁ、ああうっ、も、もうっ」
「ん、ちゅぷちゅぷ、くちゅ、いいよぉ、けーすけ……いっぱいらして……んちゅ」
「手がべたべたして……エッチなお汁が啓輔から出てる……んふ、っちゅぷ」
「んお……イクッ」

 わき上がる快楽に耐えきれなくなった。情けない喘ぎ声とともに溜まっていた白濁液を放出する。
 ??ドクドクドクッビュクッ!

「ああっ! い、いっぱい、出てる!」
「す、すごい……啓輔の精液、すごい……!」

 二人に見られているのに、止まらない。ちなみに二人が扱く手も止まってくれない。
 二人の手や胸元を精液で汚していく。

「男の人のオチンチンが射精すると、こんな……うわわっ、ぴゅっぴゅって出てくる!」
「ビクンビクンしてる。あ、まだ出てくる。すごい……」

 恥ずかしいけどまだ止まらない。二人はうっとりとした表情で僕の射精を見入っている。
 いつになく息が切れてしまった。射精だけでこんな息が切れるなんて、ちょっと経験がない。初めて女の子の手で果てて、それだけ快感も強烈だったのか。
 ??ビュクビュクッドクッ。

「あ……勢いが弱まってきたみたい。精液……もう出ないか」
「はぁ~~~……なんてすごいの。これが啓輔の射精……」
「うぅっ」

 二人は精液でぬるぬるの肉棒を、なおも優しく擦っていた。射精直後の亀頭をくすぐられると、会陰部がそわそわして腰が引けてしまう。

「うふ。けーすけ可愛い。いいな、この感じ。あたし、もう大好きになっちゃったわよ?あなたのコレ……んちゅ……ちゅぷる……んんちゅ……」
「私も……ちゅ……男の人の性器、こんな愛おしく感じるなんて……ちゅ……意外だけど……ちゅる、ちゅぷ……」

 陰茎を掴まれたまま、ねっとり口付けを交わす。するとまたすぐ、ペニスがじんわりしてくるのが分かった。

「ねぇ啓輔……まだ勃起できますか?」

 射精後の気怠さがあって、すぐには返事ができなかった。

「た、たぶん」

 あれだけ射精したというのに、またじわじわと血が集まるのを感じる。どれだけ溜まっていたんだ……?

「一度、ちゃんと見ておきたいと思うんです。オチンチン」
「見る……?」
「うん。なので、今度はちょっと体勢を変えて……いい?」
「う、うん……いいよ」

 ユリがちゃんと見たいというので、今度は明かりをつけた。さっきはあまりよく見えなかった、二人の綺麗な裸に、ペニスにまたグングンと血液が流れ込んでいく。二人はまた仲良く僕のペニスを握って、まじまじと見つめていた。

「ふぅん……これが男の性器か……」
「男性の、この部分を受け入れるわけだから。先によく見ておきたいと思って」
「そうねぇ……見知らぬ異物を受け入れるのも、ちょっと不安はあるし。でも先に知っておけば、そんなこともない……かな?」
「見れば、あぁって思った。いかにも繋がりやすそうな形をしている」
「ふむふむ」

 チカとユリはなにやら好き勝手言っている。顔が近いのか亀頭に吐息がかかって、またペニスが充血してくる。

「さっきは無意識に手をこうやって動かしたけど」

 やおら、チカが竿を握って上下に動かした。

「うん、私も」

 ユリも手を添えて一緒に握る。

「うぁ、ちょっ……」
「あ、ごめん、けーすけ! 痛かった?」
「い、いや痛くないけど」

 ユリが微笑む。

「じゃあ、気持ちいい?」
「は、はい」
「フフッ……そっか」

 二人は少し嬉しそうに微笑むと、ペニスを握ったまま、また手を軽く動かした。
 精液でねばつく竿に二人の繊細な指が絡みつく。握り方を確かめるように強弱を付けてきた。

「あ……ふぅっ」
「喘いでいるけーすけ、可愛い」
「うん、このオチンチンは怖いくらい熱くて大きいのに」
「ふふっ……なんかすごい妙な気持ち。男のオチンチンを愛撫して、こんな嬉しくなっちゃうなんて。もちろん、大好きなけーすけのだからっていうのは、わかってるけど」
「うん。私もすごく嬉しい。こういう行為で自分がこんな喜ぶなんて、自分でもちょっと意外……」

 二人の言う嬉しさというのは顔にも表れているみたいで、首から上がうっすら上気していた。元から美形の顔が、頬を染めると、思わず息を呑んでしまうくらいに艶めかしい。

「やっぱり知るっていうのが大事なのかな……何事もさ。これまで、ラブソングなんかもいくつも書いたけど、あたしは本当はそんな経験していなかった。だから、あたしの言葉は、どこか上っ滑りだったのかも」
「それは私も同じ。でも啓輔を好きになって、どんどん自分の知らない感情があふれ出てきて、今とっても嬉しいの」
「うん……あたしも」
「ユリ……チカ……」

 こんなときだけど、なんだか胸が詰まってしまった。肉体を愛撫されて、気持ちいいのは当然だけど、感動とか嬉しさまであるのは、僕たちの間にしっかりと愛情があるからだろう。

「ふふ、けーすけのオチンチン、ずいぶんたくましいんだね。射精したら、普通それで終わりだと思うけど……もうこんな硬い」
「すごく大きいです。それに、とても熱い。私たちの手の中で、オチンチンがもうパンパンです」

 竿に二人の細い指が絡みつきあちこちから刺激がやってくる。こんな触り方、自分じゃできない未体験の刺激だ。気持ちいいに決まってるよ。

「すごい……二人から同時に擦られると気持ちいい」
「よかった」
「あなたが喜んでくれると、私たちも嬉しいです」

 快感も強いし、それぞれに綺麗な二人の女性が、頬まで染めて一生懸命僕のペニスを愛撫してくれるのが、本当に嬉しかった。
 愛らしい手が、パンパンに膨れあがったペニスを擦っているのも、とてもいやらしい見た目だ。

「ん、はぁっ……オチンチンがビクビクしてきた……んんっ……」
「これさっきと同じ感じ……んんっ……また射精しそうなんですか? はあっ……」
「うん、もう出ちゃいそうだ」

 さすがに続けては無理かと思ったけど、不思議だ。また射精感に見舞われている。
 二人の手でこのまま果てることができたら、もう幸せいっぱいだろう……。

「また出すからね? お願い、そのまま続けて」
「うんっ出して。あたしたちの手で、またたくさん射精して?」
「私たちの手で、また気持ちよくなって……んんっ……ふうぅっ……」
 二人の指が鈴口とカリ首にやんわり触れて焦れったいような刺激があった。
「そこ、強く……」
「うん!」

 ぎゅっとカリ首を掴まれると同時に上下に激しく動かされる。

「うっあッ……出る!」











 ??ビュクンッ!
 連続だというのに、自分でも驚くほどの勢いだった。直前に声はかけたけど、やっぱり二人も驚いたみたいで、目をぱっちり開けて、射精の様子を見つめていた。

「ふあぁーっ……すごい……またぴゅっぴゅって出てくる……わわわ……」
「オチンチンのビクンビクンも、さっきと変わらないくらい強い」

 最初の暴発気味のとは違い、十分な刺激を受けての射精だった。
 ??ドクッドクドクッ。
 亀頭を撫でたり竿を握ったりして、二人はまだ愛撫を続ける。

「ああ……くっ」

 肉棒がビクンと跳ねて、ようやく放出が終わった。一回目よりは短かった。けど、大量の精をまともに浴びて、二人の白い裸身は申し訳ないくらいに濡れてしまっていた。
 射精が完全に終わっても、二人はまだ僕自身を掴んでいる。連続の大量射精に、肉棒からはさすがに芯も抜けそうで、そうすると、すべすべの手の平が少しくすぐったい。

「私たちの手で、気持ちよくなってくれたんですね……オチンチン……」
「うん……すごい気持ちよかった……はぁっ……」

 二人は精液でべとべとなのも気にならない様子で、また愛おしげにペニスを撫でた。

「好きな男が感じてくれて……すごく嬉しい」
「うん……、こういう嬉しさは、他ではちょっと味わったことがない」

 二人はさわさわとペニスを撫で続けている。
 早く腕を治してこの二人と繋がりたい……。ユリのアソコは、チカの抱き心地はどんなだろう? そう考えただけで、またペニスが充血していくのがわかったけど、さすがに三度目を抜くことはなかった。
 ユリとチカは半勃ちしたペニスを散々可愛いと言って愛でてくれたけど、射精までは至らなかった。
 再び二人とキスをする。今度は軽く、二人が僕の腕を労りつつ、今度は必ずセックスをしようと約束をして……幸せな脱力感を感じながらこの日は眠りについたのだった。








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(C)JET MOCHIDUKI / Argonauts