黒獣
~奉仕国家黙示録~
2019年5月16日
ぷちぱら文庫
著:田中珠
画:日陰影次
原作:Liquid
5月31日発売のぷちぱら文庫『黒獣 ~奉仕国家黙示録~』のお試し版です!



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姫騎士・エルフ・サキュバス…全員が奴隷娼婦に!?
大人気18禁ダークファンタジー待望のノベライズ!!


「あぅっ……! くっ、やめろっ……このっ……!」

 イリスは抵抗むなしく、ディレクの手で易々と鎧を引き剥がされていく。
 肌が露わになるたびに、周囲の兵士たちから下卑た笑い声が上がる。
 小ぶりな乳房がまろび出たときには、ひときわ大きな歓声が上がった。
 だが兵士たちと違い、ディレクは冷めた目でイリスを見下ろし鼻で笑う。

「ふん。まだガキ臭いが、抱けないこともないか」
「なっ……うっ……ッ」

 言い返そうとしたところで、イリスは言葉を呑む。
 ディレクがズボンに両手をかけたのだ。そして──。

「っ……!? な、んだ……それは……ッ?」

 隆々とそびえ勃つペニスに、つい声を上ずらせてしまう。
 初めて目にする勃起した男根は、イリスを怯ませるに充分な魁偉さを誇っていた。
 太い肉幹には稲妻のような血管が走っている。
 拳ほどもある先端部は歪に傘が張り、テラテラと赤黒い輝きを放っていた。
 それはまさに男の、野蛮な暴力の象徴だった。

(まさか……冗談だろう? あ、あんな大きなモノを、私の……ナカ、に……?)

 考えただけで、身体が震えだしてしまう。
 それなのに、恐怖が強すぎるからか、その源であるペニスから目が離せない。

「すっかり見惚れているな。もう待ちきれないといった顔をしているぞ」
「だ、誰がっ! そ、そんな醜悪でおぞましいモノ……目にするのも汚らわしいっ!」
「くくく……いまの言葉、忘れないことだな」
「あぐぅうっ……ッ!?」

 亀頭の先がググッと股間に押し当てられた。
 緊張で乾ききった花弁に、硬くて熱い感触がゆっくりとめり込んでくる。
 汚れを知らない肉厚の花弁が、ググッと割り広げられていく。

(ほ、本気で、こんなモノを……? は、入るわけ、ない……のに……ッ)

 貞操の危機を迎えるイリスだが、太すぎる肉棒を目の当たりにして、怒りよりも股が裂けるのではないかと現実的な恐怖を感じる。

「うっ……ぐぅっ……ぅぅぅ……っ」

 入り口を探るように、陰唇を押しのけながらペニスが秘処をまさぐってくる。
 その熱も硬さも、なにもかもがおぞましい。

「くっ……! どうした、犯すならサッサと犯せばいいだろう……ッ!」
「くくく、殊勝なことを言うようになったな。では望みどおりにしてやろう」

 楽しそうに笑ったディレクが、イリスの脚を抱え込んで華奢な身体ごと引き寄せる。

「ぐくぅうッ! ぐぅっくぅふうううううッ!!」

 股間が燃えるかと思うほどの熱と痛みに襲われ、とっさに奥歯を噛みしめる。
 まるで焼きごてを突き刺されたかのようだった。
 裂けた膣口が早くも血を流し、圧倒的な異物感で全身から脂汗が噴出する。
 肉が軋む異音とともに、痛みと熱の塊がズルンッと下腹部に押し入ってくる。
 メリメリッと、身体の中で肉が裂ける音がはっきりと聞こえた。

「うん? なにか引っかかるな……これがお前の処女膜というわけだな、ええ?」
「んぐぅううっ! ンフッ、ふっ、くふーーっ……!」

 なかなか根元まで挿入せず、ディレクはわざといたぶるように、エラの張った亀頭で膣肉を抉ってくる。
 あまりの痛みに言い返すことさえできず、イリスは鼻から息を漏らすばかりだ。

「俺の顔をよく見ておけ。お前の処女を奪う男だ。誰に抱かれようとも忘れるな」

 ディレクはイリスの腰を引き寄せ、全身でのしかかった。

「んぐっ……!! はっ、ぐっ、ンッ……くはぁあああああああああぁぁぁあっ!?」

 静寂が似合う神殿内に、イリスの悲鳴が響き渡る。
 すぐにその悲痛な悲鳴をかき消すように、兵士たちのヤジが沸き上がる。
 だが、身を裂くほどの圧倒的な痛みの前に、イリスはそちらを気にする余裕もない。
 熱塊のようなペニスが処女膜を引き裂き、身体の最も深いところまで貫いてくる。











 身体を内側からこじ開けられる痛みに目を剥き、四肢をヒクつかせながら、断末魔のような悲鳴を繰り返してしまう。
 踏みにじられた処女地は、侵略者を押し返そうと狂ったように収縮する。
 だが暴虐者であるペニスは、さらに力強く最奥を抉り立ててくる。

「ングぅううっ!? んづぅッ……ンっ、んんンッ! ンンンンンンっ!!」

 ディレクが荒々しく腰を打ちつけてくる。
 そのたびに極太のペニスが膣内を往復し、肉襞を無残に引き裂いていく。
 傷口の中に指を入れられ、かき回されているような痛みに全身が反り返る。

「ぁがぁああっ、あぐっ! くふーーーッ!!」

 悲鳴を上げる自分が許せず、イリスは必死に歯を食い縛る。
 自然と身体の筋肉が収縮し、意図せずしてペニスを締めつけるはめになってしまう。

「くはっ! はひぅううっ、ふぐぅ……ぶぷっ!?」

 歪な形の肉棒が、膣襞をこそぎ落とすように何度も何度も出入りを繰り返す。
 傷口を抉り続けられる痛みに足先までが痺れだす。
 ひどい嘔吐感で目の前がぐるぐる回る。
 痛みで緊縮した穴は、いっそうディレクのモノをギチギチに締めつけていく。

「お前もその気になってきたか? だったら応えてやろうじゃないか」
「な、にを……ッ、くはぁあああああっ!? あがッ! んひぃいいいいいっ!?」

 疑問の答えは、より苛烈な抽送だった。
 いままでの律動など子供騙しであったかのように、熱く猛った肉棒がイリスの膣穴を激しく貫いてくる。
 子宮をひしゃげさせ、全身の骨を軋ませるほどの突き入れが、怒涛のごとく襲う。

「ひぐぁああっ! あーっ、あっ、あーーーっ、あーーーっ!?」

 股間を引き裂かれそうな痛みに、内臓が裏返りそうなほどの衝撃に、イリスはただ叫ぶことしかできない。
 身体の中が痛くて熱くて、耐えられない。
 なんとか逃げ出そうとして足を蹴り上げようとするのだが、ディレクにガッチリと抱えられてまるで動かない。
 腕力で押さえ込まれ、ペニスに蹂躙され、自分が女であることを思い知らされる。

「あっ、熱いぃ、身体のっ、奥ぅううっ! やっ、火傷しそうぅううううううっ!」

 内臓をぶち破るような激しいノックを子宮口に食らう。
 イリスはディレクの身体を押しのけようと無我夢中で身体をよじらせ、拳でディレクの胸を叩く。

「いいぞ。そうやって無駄な抵抗をして、俺を愉しませろっ!」
「こ、壊れっ……お腹の奥っ、壊れるぅっ! くはあっ!? あひぃいいんっ!」

 ズブゥッと深く貫かれると、身体がペニスに吊られて宙へ浮かぶように感じる。
 そのままの体勢でさらに立て続けに、拳のように硬い亀頭で膣奥を連打される。

「おっ、お腹ぁあああっ! それっ、響っ、くぅううっ、ぅぁああっ!!」
「くくく、だいぶいい声が出てきたな。もう少し遊んでやってもいいが、あともつかえていることだ。そろそろ仕上げをしてやろう」
「し、仕上げ……っ? んひぁあああっ!?」

 ディレクは返事の代わりに、より大きく速い動きで抽送を繰り出してくる。
 下腹部に生まれた熱が脊髄を駆けのぼり、脳まで焼き尽くそうとする。

「あぁっ、熱いッ! あづいぃいいッ! もうっ、もぉおおおおおっ……!!」

 身体の奥で炎が燃え上がり、内側から焼き尽くされそうになる。
 耐え難い熱さに、イリスはバンバンと石畳の床を叩く。
 堪えていた涙が、ポロポロと溢れてしまう。

「いいぞ、イリス。その涙に免じて、俺のザーメンをお見舞してやろうじゃないか!」
「ザーメンッ!? 駄目っ、駄目だっ! そんなのっ……そんなっ、ことぉぉおおっ!」

 ディレクの言葉の意味を理解したイリスは、いよいよ必死に逃れようとあがく。
 石畳に爪を立てるようにして身体をずり上がらせ、ディレクから離れようとする。

「くくくくく、女の顔になってきたじゃないか、ええっ?」

 わずかに稼いだ距離は、大きなピストンであっという間に埋め尽くされてしまう。
 ディレクが、イリスにのしかかるようにしてペニスを叩き込んでくる。
 なにをしても敵わない圧倒的な男の力に、イリスは初めて恐怖を覚える。

「さあ、出してやるぞっ! 一発で孕んだら、褒めてやろうっ!」
「いやぁっ! だ、誰がぁっ、き、貴様の子供などぉおっ……んぎぃいっ!」

 腰を強く引き寄せられると同時に、ペニスが身体の芯を貫くほど突き入れられる。
 あまりの衝撃に、イリスの身体が弓なりに反り返る。
 その瞬間、ディレクのペニスの先端で熱いものが爆発した。

「いやあぁあああああああああああーーーーーーーーーーーーっ!!」

 忌むべき男の子種汁が、イリスを孕ませようと子宮へ雪崩れ込んでくる。
 絶望で背すじが凍りつきそうなのに、精液の溢れる膣穴が熱くてたまらない。




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(C)Tama Tanaka / Liquid