過保護でエッチな僕の姉
2018年10月5日
ぷちぱら文庫
著:神崎美宙
画:金城航
原作:マリン
「遂にこのときがきてしまった……」
夜――。彰吾は一人そわそわと部屋で一葉がやってくるそのときを待つ。
遂にとは言ったものの、授乳の話をしたのが前日。そして決まったのは今朝。
正直、心の準備などできているはずもない。あれよあれよという間に姉たちに流されて決めてしまったというのが正しい。でも大好きな姉たちが自分のためにと、張り切っているのに邪険にできるはずもなかった。
「お邪魔します」
あれこれ考えていると、ノックの後いつもと全く変わらない雰囲気のまま一葉が部屋へと入って来る。
「あ……えっと、その……そうだ、ざ、座布団……」
「大丈夫よ、お構いなく」
「あ、そ、そう。うん……えっと……」
なぜか自分の部屋なのに、何というか変な緊張感があった。これから起こることが本当なのか、現実感がないまま目の前に一葉いる。
落ち着かない様子の弟を見てそっとその手を取り、一葉は優しく話しかけてきた。
「ごめんなさい、急に話を進めちゃって。彰吾ちゃんが戸惑うのも無理はないわ。いきなり母乳を飲みましょうなんて言われても……困っちゃうわよね」
「そ、そういうわけでも……ないんだけど」
「でも、私の中ではずっと引っかかってることだったの。お母さんが早くに亡くなっちゃって、彰吾ちゃんになるべく不自由がないようにって……みんなで協力してきたけど」
ジッと目をを見つめながら真剣な表情で話を続ける一葉。
「この前も言ったけど、母乳だけは……本当にどうしようもなかったでしょう?」
「それは、だって本当に仕方ないことだし……」
「でも、今ならそれができるってことが嬉しくて……だから、これは私のわがままでもあるの。彰吾ちゃんにおっぱいを飲ませてあげたいっていう、私のわがまま」
「一葉ねぇ……」
母親を飲まずに大きくなった。そのことに一葉が責任を感じる必要は一切ない。
だけどずっと心配してくれていたのが嬉しいような申し訳ないような、とても温かい感情が胸を満たしていく。
「ふふっ、そういうわけだから……彰吾ちゃんが、変に遠慮することはないのよ?」
「う、うん」
一葉がそうしたい。そう思ってくれていることは、彰吾にとって気持ちが楽になることに違いなかった。
「……えっと、大丈夫。もう、気持ちは落ち着いたから。その、お、お願いします」
「分かったわ……さあ、いらっしゃい」
両手を握っていた一葉のしなやかな指先がすっと腕をなぞるように顔の付近まで上ってくる。そしてそっと顔を抱き寄せられ、流れるままにその大きな胸の膨らみに口を近づけていく。
「んっ……おぉ……」
顔全体が柔らかい感触に包み込まれる。服の上からでも伝わってくる幸せな温もりと心地いい弾力に、思わず彰吾は感嘆のため息をもらした。
「ふふ……さあ、お姉ちゃんのおっぱいをいっぱい飲んでね……」
しばらくおっぱいの柔らかさを味わった後、一葉は服をめくり上げ始める。
ミルクのように白い肌が露わになり、やがて大きくて豊満な生おっぱいが目の前に突き出される。
「ほら、彰吾ちゃん……吸ってみて」
「う、うん……」
また頭を抱き寄せられ、口元におっぱいを押しつけられる。
ふよんとした柔らかさを唇に感じながら、硬くなった尖りを口に含み、ゆっくりと吸ってみる。だけど緊張して上手く吸えず、今度はもう少し強めに吸う。
「ちゅ……ちゅうぅぅっ……んっ……ンっ!?」
乳首にしゃぶりついていると、口の中にじわっとほのかな温かみのある味が広がってきた。本当に母乳が出てきたようだ。
「あ……出て、きたみたい……そのまま吸ってみて。もう少し強くても大丈夫だから」
「うん……ちゅぷ……んっ……」
言われるままにもう一度吸ってみると、また口の中に優しい味を感じた。
これが一葉の母乳。姉の母乳を飲むという、普段なら考えもしなかった行為。
少し罪悪感のようなものはあったけど、おっぱいの前ではささいなことだった。
「あん……そう、その調子……いっぱい飲んでね……」
口の中に滲んでくる母乳をゴクゴクと飲み干していく。
決して甘くはなく、もちろん苦くもなく、濃さもドロっとはしておらず、サラリとした感じ。当然ながら今まで味わったことのない味だった。
「ふふっ……夢中になって吸いついて、可愛いわ……どう、おっぱい美味しい?」
彰吾は無言で頷く。正直に言うと美味しいかは分からなかったけど、まずくはない。
でもそんなことより何より、一葉の母乳を飲んでいるという興奮で味なんてどうでもよくなりつつあった。心臓がドクドクと高鳴り、呼吸を忘れそうになる。
「あ…………」
一葉の母乳を夢中になって吸っていたら、不意にそっと頭の上に何かが触れた。おっぱいをしゃぶりながら視線を向けると、彰吾の髪の毛をまるで赤ちゃんをあやすように一葉が撫でていた。
「一葉ねぇ……」
「どうかした? あ……手、邪魔だったかしら」
一葉はハッと手を止め、顔をこわばらせる。あまりに幸せそうな顔をしていたので、その笑顔を奪ってしまったようでチクリと胸が痛む。
「う、ううん。そんなこと……ないよ」
「そう? じゃあ、このままでもいい?」
「う、うん。んちゅ……ちゅぷ……」
一葉は嬉しそうに目元を細めると、そのまま頭を撫でてくれた。その優しい手つきに自然と気持ちが落ち着き、改めて唇に意識を集中させていく。
「んっ……んく……ちゅ……んちゅ……」
「ゆっくりね、慌てないでいいのよ」
だんだんと緊張もほぐれて、吸い方もわかってきた気がする。しっかりと乳首に唇の先を意識させてから吸い上げる。
「ちゅうっ……」
「ん、ふぅ…………」
母乳を吸うと、一葉の口からも微かに吐息がこぼれるのが聞こえた。それがドキドキするほど色っぽくて、思わず体に力が入る。
「ん……そうそう……上手よ、彰吾ちゃん……」
おっぱいをしゃぶられながら、一葉が優しく彰吾の頭を撫でている。
その愛しげな表情や手つきは、本当に赤ちゃんをあやしているようだった。おかげで包み込まれるような安心感があり、母乳を吸うことしか考えられなくなっていく。
「んちゅ……ちゅぷ……んちゅぅ……んっ、んく……」
そうしてしばらく一葉のおっぱいに吸いついていた。口内に染み込んできた母乳の感触が少しずつ途切れ、舌先には乳首の感覚だけが伝わってくる。
「あ……そろそろ、終わっちゃうかしら? 後もう少し吸ってみて。んっ……最後まで残らないようにね……」
一葉の言う通り、おっぱいの中に母乳を残さないよう少し強めに吸い上げる。
「ンっ……いいみたいね。残さず飲んでくれてありがとう」
「え、えっと……こちらこそ、ありがとう」
名残惜しさを感じながら、そっとおっぱいから顔を離した。ずっと吸っていたせいか、唇には乳房の柔らかい感触が今も残っている。
「苦しかったりとか……そういうことはなかった?」
「えっ? あっ、いや、そんなことは全然っ。その……お、美味しかったよ」
「あら~、本当? 良かったわ、彰吾ちゃんのお口に合ってくれたなら、とっても嬉しい。んっしょ……んー、何だか私もスッキリした気分♪」
軽く伸びをして、一葉はいたずらっぽい表情で笑ってみせた。しかし一葉はすぐに少し表情を引き締めて彰吾に向き直った。
「私から提案しておいてこんなことを言うのはどうかなって思うけど……実際に母乳を飲んでもらって、どれだけ効果があるかは、すぐには分からないと思うのね」
「あ、うん。それは……そうだよね」
効果があったとしても、少し飲んだだけですぐ目に見えるような効果があるはずはない。それは十分に理解している。こういうときに大切なのは継続することだ。
「だから今日みたいな感じで、しばらくの間続けてみましょう。それでいい?」
「ま、まぁ、そういう話だったから」
「彰吾ちゃんもOKね。明日は二依那ちゃんがしてくれるのよね?」
「う、うん」
「今日みたいな感じで吸ってくれれば、何も問題はないわ。もし、それで何か困ったことがあったらいつでも言って」
またいつもの優しい笑顔を浮かべて一葉は語りかけてくる。その笑顔を見ていると自然と不安な気持ちが吹き飛んでしまう。
「うん……その、大丈夫だと思うから」
「そうね、二依那ちゃんもきっと上手くしてくれると思うわ……さてと」
もう一度頭を撫でてからくるりと踵を返し、一葉はにっこりと微笑む。
「お邪魔しました。ふふっ、久しぶりに彰吾ちゃんのお部屋……堪能しちゃった♪ それじゃあ、おやすみなさい」
「う、うん。おやすみ」
ひらひらと手を振って、一葉が部屋を出て行く。と同時に――。
「う……くっ……っと」
ギクシャクした動きのまま見送った彰吾は、慌ててズボンに手を入れる。そこにはギチギチに勃起したペニスが、変な方向を向いてパンツを突き上げていた。
「ふぅぅぅ……あ、危ないとこだった」
楽な位置に股間を戻して事なきを得たが、まだ勃起は全く収まりそうにない。
ついさっきまでのこと。一葉のおっぱいの感触を思い返すだけで、あっという間に血流が股間に集中してくる感じがした。
「こんなの……絶対知られるわけにいかないよなぁ……」
意識するまいと思っても、全然ダメだった。苦しいくらいに反り返ったモノが、今もウズウズしてどうしようもない。
「ダメだダメだ……理性をちゃんと保つんだ。僕たちは姉弟なんだから……」
姉弟で母乳を飲むこと自体はともかく、それでこんな状態になってたらマズいなんてもんじゃない。姉たちの善意を裏切ってしまう。
しかし脳裏には何度もフラッシュバックのように直前の出来事が蘇る。
結局、その日彰吾は一葉のおっぱいを思い出しながら自分で処理してしまった。
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(C)MISORA KANZAKI / lune-soft
夜――。彰吾は一人そわそわと部屋で一葉がやってくるそのときを待つ。
遂にとは言ったものの、授乳の話をしたのが前日。そして決まったのは今朝。
正直、心の準備などできているはずもない。あれよあれよという間に姉たちに流されて決めてしまったというのが正しい。でも大好きな姉たちが自分のためにと、張り切っているのに邪険にできるはずもなかった。
「お邪魔します」
あれこれ考えていると、ノックの後いつもと全く変わらない雰囲気のまま一葉が部屋へと入って来る。
「あ……えっと、その……そうだ、ざ、座布団……」
「大丈夫よ、お構いなく」
「あ、そ、そう。うん……えっと……」
なぜか自分の部屋なのに、何というか変な緊張感があった。これから起こることが本当なのか、現実感がないまま目の前に一葉いる。
落ち着かない様子の弟を見てそっとその手を取り、一葉は優しく話しかけてきた。
「ごめんなさい、急に話を進めちゃって。彰吾ちゃんが戸惑うのも無理はないわ。いきなり母乳を飲みましょうなんて言われても……困っちゃうわよね」
「そ、そういうわけでも……ないんだけど」
「でも、私の中ではずっと引っかかってることだったの。お母さんが早くに亡くなっちゃって、彰吾ちゃんになるべく不自由がないようにって……みんなで協力してきたけど」
ジッと目をを見つめながら真剣な表情で話を続ける一葉。
「この前も言ったけど、母乳だけは……本当にどうしようもなかったでしょう?」
「それは、だって本当に仕方ないことだし……」
「でも、今ならそれができるってことが嬉しくて……だから、これは私のわがままでもあるの。彰吾ちゃんにおっぱいを飲ませてあげたいっていう、私のわがまま」
「一葉ねぇ……」
母親を飲まずに大きくなった。そのことに一葉が責任を感じる必要は一切ない。
だけどずっと心配してくれていたのが嬉しいような申し訳ないような、とても温かい感情が胸を満たしていく。
「ふふっ、そういうわけだから……彰吾ちゃんが、変に遠慮することはないのよ?」
「う、うん」
一葉がそうしたい。そう思ってくれていることは、彰吾にとって気持ちが楽になることに違いなかった。
「……えっと、大丈夫。もう、気持ちは落ち着いたから。その、お、お願いします」
「分かったわ……さあ、いらっしゃい」
両手を握っていた一葉のしなやかな指先がすっと腕をなぞるように顔の付近まで上ってくる。そしてそっと顔を抱き寄せられ、流れるままにその大きな胸の膨らみに口を近づけていく。
「んっ……おぉ……」
顔全体が柔らかい感触に包み込まれる。服の上からでも伝わってくる幸せな温もりと心地いい弾力に、思わず彰吾は感嘆のため息をもらした。
「ふふ……さあ、お姉ちゃんのおっぱいをいっぱい飲んでね……」
しばらくおっぱいの柔らかさを味わった後、一葉は服をめくり上げ始める。
ミルクのように白い肌が露わになり、やがて大きくて豊満な生おっぱいが目の前に突き出される。
「ほら、彰吾ちゃん……吸ってみて」
「う、うん……」
また頭を抱き寄せられ、口元におっぱいを押しつけられる。
ふよんとした柔らかさを唇に感じながら、硬くなった尖りを口に含み、ゆっくりと吸ってみる。だけど緊張して上手く吸えず、今度はもう少し強めに吸う。
「ちゅ……ちゅうぅぅっ……んっ……ンっ!?」
乳首にしゃぶりついていると、口の中にじわっとほのかな温かみのある味が広がってきた。本当に母乳が出てきたようだ。
「あ……出て、きたみたい……そのまま吸ってみて。もう少し強くても大丈夫だから」
「うん……ちゅぷ……んっ……」
言われるままにもう一度吸ってみると、また口の中に優しい味を感じた。
これが一葉の母乳。姉の母乳を飲むという、普段なら考えもしなかった行為。
少し罪悪感のようなものはあったけど、おっぱいの前ではささいなことだった。
「あん……そう、その調子……いっぱい飲んでね……」
口の中に滲んでくる母乳をゴクゴクと飲み干していく。
決して甘くはなく、もちろん苦くもなく、濃さもドロっとはしておらず、サラリとした感じ。当然ながら今まで味わったことのない味だった。
「ふふっ……夢中になって吸いついて、可愛いわ……どう、おっぱい美味しい?」
彰吾は無言で頷く。正直に言うと美味しいかは分からなかったけど、まずくはない。
でもそんなことより何より、一葉の母乳を飲んでいるという興奮で味なんてどうでもよくなりつつあった。心臓がドクドクと高鳴り、呼吸を忘れそうになる。
「あ…………」
一葉の母乳を夢中になって吸っていたら、不意にそっと頭の上に何かが触れた。おっぱいをしゃぶりながら視線を向けると、彰吾の髪の毛をまるで赤ちゃんをあやすように一葉が撫でていた。
「一葉ねぇ……」
「どうかした? あ……手、邪魔だったかしら」
一葉はハッと手を止め、顔をこわばらせる。あまりに幸せそうな顔をしていたので、その笑顔を奪ってしまったようでチクリと胸が痛む。
「う、ううん。そんなこと……ないよ」
「そう? じゃあ、このままでもいい?」
「う、うん。んちゅ……ちゅぷ……」
一葉は嬉しそうに目元を細めると、そのまま頭を撫でてくれた。その優しい手つきに自然と気持ちが落ち着き、改めて唇に意識を集中させていく。
「んっ……んく……ちゅ……んちゅ……」
「ゆっくりね、慌てないでいいのよ」
だんだんと緊張もほぐれて、吸い方もわかってきた気がする。しっかりと乳首に唇の先を意識させてから吸い上げる。
「ちゅうっ……」
「ん、ふぅ…………」
母乳を吸うと、一葉の口からも微かに吐息がこぼれるのが聞こえた。それがドキドキするほど色っぽくて、思わず体に力が入る。
「ん……そうそう……上手よ、彰吾ちゃん……」
おっぱいをしゃぶられながら、一葉が優しく彰吾の頭を撫でている。
その愛しげな表情や手つきは、本当に赤ちゃんをあやしているようだった。おかげで包み込まれるような安心感があり、母乳を吸うことしか考えられなくなっていく。
「んちゅ……ちゅぷ……んちゅぅ……んっ、んく……」
そうしてしばらく一葉のおっぱいに吸いついていた。口内に染み込んできた母乳の感触が少しずつ途切れ、舌先には乳首の感覚だけが伝わってくる。
「あ……そろそろ、終わっちゃうかしら? 後もう少し吸ってみて。んっ……最後まで残らないようにね……」
一葉の言う通り、おっぱいの中に母乳を残さないよう少し強めに吸い上げる。
「ンっ……いいみたいね。残さず飲んでくれてありがとう」
「え、えっと……こちらこそ、ありがとう」
名残惜しさを感じながら、そっとおっぱいから顔を離した。ずっと吸っていたせいか、唇には乳房の柔らかい感触が今も残っている。
「苦しかったりとか……そういうことはなかった?」
「えっ? あっ、いや、そんなことは全然っ。その……お、美味しかったよ」
「あら~、本当? 良かったわ、彰吾ちゃんのお口に合ってくれたなら、とっても嬉しい。んっしょ……んー、何だか私もスッキリした気分♪」
軽く伸びをして、一葉はいたずらっぽい表情で笑ってみせた。しかし一葉はすぐに少し表情を引き締めて彰吾に向き直った。
「私から提案しておいてこんなことを言うのはどうかなって思うけど……実際に母乳を飲んでもらって、どれだけ効果があるかは、すぐには分からないと思うのね」
「あ、うん。それは……そうだよね」
効果があったとしても、少し飲んだだけですぐ目に見えるような効果があるはずはない。それは十分に理解している。こういうときに大切なのは継続することだ。
「だから今日みたいな感じで、しばらくの間続けてみましょう。それでいい?」
「ま、まぁ、そういう話だったから」
「彰吾ちゃんもOKね。明日は二依那ちゃんがしてくれるのよね?」
「う、うん」
「今日みたいな感じで吸ってくれれば、何も問題はないわ。もし、それで何か困ったことがあったらいつでも言って」
またいつもの優しい笑顔を浮かべて一葉は語りかけてくる。その笑顔を見ていると自然と不安な気持ちが吹き飛んでしまう。
「うん……その、大丈夫だと思うから」
「そうね、二依那ちゃんもきっと上手くしてくれると思うわ……さてと」
もう一度頭を撫でてからくるりと踵を返し、一葉はにっこりと微笑む。
「お邪魔しました。ふふっ、久しぶりに彰吾ちゃんのお部屋……堪能しちゃった♪ それじゃあ、おやすみなさい」
「う、うん。おやすみ」
ひらひらと手を振って、一葉が部屋を出て行く。と同時に――。
「う……くっ……っと」
ギクシャクした動きのまま見送った彰吾は、慌ててズボンに手を入れる。そこにはギチギチに勃起したペニスが、変な方向を向いてパンツを突き上げていた。
「ふぅぅぅ……あ、危ないとこだった」
楽な位置に股間を戻して事なきを得たが、まだ勃起は全く収まりそうにない。
ついさっきまでのこと。一葉のおっぱいの感触を思い返すだけで、あっという間に血流が股間に集中してくる感じがした。
「こんなの……絶対知られるわけにいかないよなぁ……」
意識するまいと思っても、全然ダメだった。苦しいくらいに反り返ったモノが、今もウズウズしてどうしようもない。
「ダメだダメだ……理性をちゃんと保つんだ。僕たちは姉弟なんだから……」
姉弟で母乳を飲むこと自体はともかく、それでこんな状態になってたらマズいなんてもんじゃない。姉たちの善意を裏切ってしまう。
しかし脳裏には何度もフラッシュバックのように直前の出来事が蘇る。
結局、その日彰吾は一葉のおっぱいを思い出しながら自分で処理してしまった。
この続きは、10月10日発売のぷちぱら文庫『過保護でエッチな僕の姉』でお楽しみください!!
(C)MISORA KANZAKI / lune-soft