妹コントローラー
~生意気クール妹はお兄ちゃんの命令に逆らえない~
2020年7月10日
オトナ文庫
著:橘トラ
画:aotonbo
7月10日発売のオトナ文庫『妹コントローラー ~生意気クール妹はお兄ちゃんの命令に逆らえない~』のお試し版です!



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兄離れの年頃でツンツンする妹を
ボタンひとつで甘エロ屈服させよう▼





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(あぁ、やっぱり可愛いな……美也子……)

 妹の身体に腕を回して腰を揺すり、巧はじっくりと擦れ合う感触を楽しんでいた。
 すべすべでぱつぱつの太ももは適度な弾力で肉竿をぎゅっと挟み、とろけた肉裂は竿に吸いつくようにぬらぬらと舐め擦る。絶妙な弾力と柔らかさに、ひと擦りごとに下半身がじわじわと高まっていくのを感じた。

「んぁっ、やんっ……お兄ちゃんっ、おマタ、擦るのっ……はっ、はぅんっ……」

 そしてもちろん、妹が感じる姿もたまらなかった。秘部と太ももの付け根に肉棒を出し入れするたびに、美也子の喉から熱い吐息交じりの喘ぎ声が漏れる。ねっとりと触れ合う肉裂はさらに熱く、とろとろと愛液がこぼれ出していた。と――。
 振り返った美也子と目が合う。その顔は上気して真っ赤になりながらも、どこかもどかしげだ。まるで幼い頃、兄に何かをねだるときのような――。

「美也子……?」
「あぅっ、えとっ……はぅっ、んぅぅ……やっ、えと……その……んくぅ……」

 美也子は相変わらず物欲しげな表情を向けながら、何かを言いあぐねている。しかも、気がつけば太ももをもじもじと擦り合わせていた。

(こいつ、もしかしてもっと擦ってほしがって…………?)

 美也子が焦れる姿にどす黒い欲望が膨れ上がる。今の素直な状態の妹なら、兄の与える快楽を従順に受け入れ、身体は快楽を覚え込むだろう。妹に快楽を教え込める。兄としてこれ以上の喜びがあるだろうか。

「どした? 美也子……お兄ちゃんのおちんちん、気持ちよくないか?」

 巧はゆっくりと肉棒を動かし、妹の太ももにじっくりと擦り続ける。たっぷりと焦らして快楽を受け入れやすくしてやるのだ。

「違っ……えと、えと……はぅぅ、お兄ちゃん、うぅ……もっ、やぁぁ……」

 振り返って唇を噛む美也子の表情は、巧に甘えるような幼さと、さらに快楽を求める牝の焦燥が入り混じっている。いつも優しいはずの兄に焦らされ、どうしていいかわからず途方に暮れているのだろう。巧としては以前のように妹には快楽でも何でも与えてやりたい。その一方、こうして困っている妹もなかなか可愛いものだ。
 そんな妹を楽しもうと、巧はぴたりと腰を止める。

「美也子? お兄ちゃんだけ気持ちよくなってもしょうがないから、嫌ならやめちゃうぞ」
「そ、そんなのっ……あぅ、お兄ちゃん、ひどいよぅ……!」

 振り返る美也子は羞恥と焦燥感に複雑な表情を浮かべ、涙声で巧に訴えてくる。それでも兄の気が変わらないと悟ったのか。とうとう――。

「……あぅ、わかったぁ……お兄ちゃんのおちんちんでっ、もっとおマタ擦ってよぅ」

 美也子は哀れっぽい声を上げる。いくら兄が大好きであっても快楽を求めることがやはり恥ずかしいのか、顔を真っ赤にして、声は震えていた。

「~~~~っ、美也子っ、たくさん気持ちよくしてやるからなっ!」

 脳味噌がカッと熱くなるような劣情に肉竿ががちっと硬さを増す。とうとう妹を欲望に屈服させた。妹におねだりをさせたのだ。ありったけの快楽を刷り込んでやるつもりで激しく腰を叩きつけ始めた。

  ? ? ?
「……ひっ? あっ、ぁぁっ、お兄ちゃん……それっ、熱いよぅ……!」

 硬く張り詰めた肉棒がずりっ、ずりっ、と太ももを擦り、ぱんぱんに膨れた肉傘が秘裂をかき回す。ねっとりとした性感が背筋を這い上がり、声が震えた。

(あぁっ、何で私……こんなこと、おねだりして……っ)

 信じられなかった。自分から兄を求めてしまうなんて。しかし、このもどかしさをどうしても我慢できなかったのだ。どう快楽を拒絶しようとしても身体は兄に与えられるものを素直に受け入れ、さらに求めてしまう。感じてしまう自分を恨むしかなかった。

「美也子、そんなに可愛い声出して……これはどうだ?」

 兄の手が背後から伸びて肉房を鷲掴みにする。大きな手の平がたぽたぽと揺れるふくらみをすくい上げ、円を描くように揉みしだいた。

「ふぁっ? あぁっ、やぁ……おっぱい、んっ……触るの、いいっ……もっとしてっ」

 遠慮のない触れ方に嫌悪さえ覚えてもいいはずなのに、兄の大きな手が柔肉に食い込み、押し潰し、またすくい上げるたびに、美也子の身体はふわふわと高まっていく。

「どうだ……おっぱい、気持ちよくなってきただろ?」

 兄の息は荒いが、その声は以前のように優しかった。勉強を教えるときと同じ、妹がちゃんと理解できるように噛んで含めるようで。

(……やだっ、兄さんっ、やめてっ……そんなふうに言ったら――)

 もうひとりの私は喜んでしまうに決まっている。何でも受け入れ、兄さんの与える快楽を素直に学習してしまう――。気がつけば下半身からはじくじくと絶頂の気配が迫っていた。

「よしよし、お兄ちゃんと一緒に気持ちよくなろうな……」

 嬉しそうな声を上げると兄はいよいよ激しく腰を叩きつけ、肉房ぐいぐいこね回し始める。ぱんぱんに張った肉竿が割れ目の内側をぬらぬらかき回し、その手は汗ばんだ柔房をめちゃくちゃに揉みしだいた。

(うそっ、うそっ、うそうそうそっ……? やだっ、これっ、だめよ……っ)

 こんなふうに兄に優しく言い含められて、イカされたりしたら身体が勝手に快楽を覚えてしまう。怖くて、それでいて嬉しくなってしまいそうな。半ば期待にも近い高揚感が美也子を苛んでいた。

「お兄ちゃっ……それ、激しっ……そこっ、いっぱいしたらっ……もっ、イっちゃっ」

 肉房を翻弄されるふわふわとした心地よさ、太ももを擦られる摩擦、とろけた肉裂を擦られる性感。ざわざわとせり上がってくる快楽の予感に、微かに残った理性がぴん、と張りつめるのを感じる。これが途切れたらもう――。

「美也子っ、一緒にイクんだぞ……ほらっ」

 兄の手が秘部に伸びてきたかと思うと、膨れ上がった肉芽を探り出す。

「やっ、だめ――」

 声を上げる間もなかった。充血しぷっくり膨れた快楽突起をきゅっ、とつままれた瞬間、びりっ、と快楽電流が走り、最後の理性の糸がぷつんと途切れた。

「ぁっ、ゃっ、お兄ちゃっ……ぁぁああああああっ、イクっ、イっちゃうぅぅぅ!」

 美也子は足元をすくわれるような快楽の波にのけぞり、感極まった声でわめく。ぷるぷると震える太ももはより兄との接触を求めぎちぎちと肉竿を締めつけた。

「くぅ、俺も…………イクぞっ」

 兄は尻が潰れるほど強く腰を叩きつける。太ももの隙間からずるっと飛び出した肉棒がぶくっと膨れた次の瞬間、どぱっ、と白濁が弾け出した。











「あっ……あぁっ、やだぁっ、お兄ちゃんのおちんちんっ、びくびくしてっ……これ、だめだよぅぅ……お兄ちゃんが気持ちよくなったら……美也子もまた、イっちゃぅぅ!」

 兄の射精に合わせ、美也子の身体はさらに高まり、脳味噌は快楽一色に染められていく。背筋はぶるぶる震え、全身に玉の汗が浮き出した。

「いいぞっ、最後までちゃんとイって……気持ちいいの、ちゃんと覚えるんだっ」

 太ももの間でびゅくびゅくと牡液をまき散らしながら、兄の手は美也子の乳房をそっと撫で回し、肉豆を指先で転がし続ける。

「あぁっ、お兄ちゃっ……しょれっ……イクの止まらないからぁぁ……やらぁぁ……!」

 強烈な快楽の波が何度も押し寄せ、そのたびに美也子の身体は痙攣を繰り返す。




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(C)TORA TACHIBANA/aotonbo