露出多めなコスプレで評判の配信垢が俺の妹だった
2020年1月23日
オトナ文庫
著:ヤスダナコ
画:武田あらのぶ
1月31日発売のオトナ文庫『露出多めなコスプレで評判の配信垢が妹だった』のお試し版です!



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女優として羽ばたくために色気がほしい!
そう言って妹は俺にセックスをもちかけるのだった……。














 自宅のリビングで、陽太は明かりをつけずにテレビを見ていた。
 映し出される映像には、綺麗で品がある一人の女性が映っている。女性は眩いほどの魅力を放ちながら、自らの役に合わせ上質の演技を披露していた。
 すでに故人となっている彼女は、陽太の義母にして、千夏の実母となる女性だった。

(だいぶ昔の映像だけど……やっぱり、義母さんって美人だよな)

 陽太が見ているのは、義母が女優だった頃のもので、二十年くらい前の映像になる。画質が粗く、髪型やファッションは時代遅れ。誰が見ても古いと思ってしまう映像なのに、そこに映る義母だけは、いつまでも色褪せることなく美しいままだった。

(この数年後に、義母さんは女優を辞めて父さんと再婚したんだよな。本人は、演技の限界を感じて辞めたって言ってたけど……こんなにも演技が上手くて魅力的なのに、辞めるなんてもったいないよな)

 初めて義母を見たとき、その美しさと天性の魅力に言葉を失ってしまった。
 こんな綺麗な人が、僕のお母さんになるんだ……。
 感動する一方で途惑いを覚え、女として義母を見る自分に罪悪感を抱いたものだった。

(いまだから素直に言えるけど、俺ってやっぱり、義母さんのことが好きだったんだよな)

 初めて意識した初恋の人。
 それが、千夏の母親だった。

(まだ未熟だけど、千夏は間違いなく義母さんに似てきてる。あと数年もすると、千夏も義母さんみたいな女性になるんだろうな)

 千夏の求めを拒めない理由。それは、千夏の姿に義母の面影を見ているからだった。
 初めて好きになった人が、若い姿でエッチなことをしようと誘ってくる。
 それを断れる人間などこの世にはいない。
 生物の本能、ごく普通の反応として、陽太は初恋の人を求めているだけだった。

(それでも俺は、千夏のお兄ちゃんだからな。本来なら、あんなことやめさせないといけない立場なのに……)

 このままだと、いつか必ず一線を越えてしまう。その日を想像すると、陽太の気持ちはどうしても沈んでしまうのだった。

「その頃のお母さん、本当に綺麗だよね」

 突然の声に驚く。声をかけながら近づいてくる千夏は、なぜか男物の大きなワイシャツを着ていた。下には何も穿いておらず、白い生足がわずかに光を反射していた。

「千夏……配信は終わったのか?」
「うん。それだったらもう終わったよ。それでそのあとお兄の部屋に行ったんだけど、いなかったから……」
「義母さんが出てる映画を見てたんだけど……一緒に見るか?」
「うんっ」

 弾む声でそう答えると、千夏は何も遠慮することなく、陽太の隣に座るのだった。
 それから一時間ちょっと。二人はソファーに並んで座りながら、義母が出演する映画を鑑賞した。
 最初は意識しなかったが、時間が経つにつれ、隣に座る千夏の格好が気になってくる。
 紳士用に見える大きめのワイシャツ。
 その下に着ているのは??大人びたセクシーな下着だけだった。

(千夏の奴、配信はもう終わったって言ってたけど……こんな格好で配信してたのかよッ。薄手のシャツだから、下に着てる下着がチラチラと透けて見えて……こんなのもう、十八禁レベルのエロさだろッ)

 情けない話だが、下着に気づいてからというもの、陽太は千夏の隣でずっとドキドキしていた。映画の内容なんてまったく頭に入ってこない。意識するのは、千夏が着ているセクシーランジェリーのことだけだ。
 映画を見るために暗くした部屋が、二人の間の雰囲気を盛り上げる。
 気づけば陽太の股間は、痛みを感じるほどに大きく膨張していた。

「ねえ、お兄……」

 真っ直ぐ画面を見ながら、独り言のように千夏が呟く。

「うん? どうした?」

 平静を装いながら応える陽太に、千夏が迷いのない声で告げた。

「……セックス、しよっか」
「何だよ。そんなことならべつに…………ってッ、えぇぇぇぇぇぇぇッッ」

 無様に激しく動揺し、思わず後ずさってしまう。
 千夏の視線が追いかけてくる。向ける瞳は、別人に見えるほど冷静なものだった。

「お前ッ。急に何言ってんだよ。確かにお前のわがままを色々と聞いてきたけど、それだけは絶対に駄目だッ。俺たちは兄妹なんだから、そんなことできるわけ……ッ」

 千夏が身体を伸ばし顔を寄せてくる。ただそれだけのことで、声が出せなくなる。

「私、気づいてたよ。お兄、さっきからチラチラと私の身体、見てたよね? それって、興奮してるっていうことでしょ? 配信のコメントでも言われたんだ。『今日の格好はセクシーで、色気があるね』って……私、少しずつだけど、理想の自分に近づいてるみたいなんだ。だからお兄……もっと私に、男の人のことを教えて。私を本当の……女にして」

 そう言った千夏は、映画で見た義母に匹敵するくらい、美しくて魅力的だった。
 ポロポロと、理性という名のメッキが剥がれ落ちていく。
 触りたい。抱きたい。犯したい……。
 妹を相手に、禁断の欲望が燃え上がっていく。

「ほ、ほかのことなら何でもしてやる。だから……そうやって、自分を粗末に扱うような真似は……」

 自覚できるほど、無力な抵抗。そんなことで千夏が止まるわけがない。

「私は本気だよ。本気で……お母さんみたいな女優になりたいの。だから、本気でお兄にお願いしてるんだよ。それに…………本当はお兄だって、それを望んでるんでしょ?」
「お、俺はべつにそんなこと……」
「私のこと??お母さんだと思っていいよ」
「ッッ…………」

 氷の刃で、胸を貫かれたくらいの衝撃だった。
 千夏はそれに気づいていた。
 その事実が、冷たい痛みとなって胸に拡がっていく。

「お兄は女として、お母さんのことが好きだったんだよね? だからいいよ。お母さんの代わりとして……私はお兄に抱かれてあげる。こういうの、ギブアンドテイクっていうんでしょ? 私はお兄に色気を学ぶ。お兄はお母さんだと思って私を抱く。ほらっ。どっちも損はしないよ。むしろみんなが幸せになるんだから……これが一番、いい方法なんだって思うでしょ?」

 甘い匂いと妖しい誘惑が、陽太の理性を破壊していく。
 生唾を飲んだ瞬間、引き返せないことを自覚した。

「千夏……お前は、本当にそれで…………」

 千夏の顔がさらに近づく。キスをされると思ったが、違った。
 胸が当たる距離まで近づき、耳元で千夏が囁く。

「陽太……お願い。私のこと……抱いて」

 声、匂い、雰囲気……。
 初恋の相手である、義母の姿が頭に浮かぶ。
 そこから先のことは、あまりよく憶えていない。
 気づけば千夏の手を引き、自分の部屋へと向かっていた。



「あっ……お兄っ。すごく、硬くなってる……こんなの……んぁッ。火傷、しちゃうよ」

 恥ずかしそうに、男物のワイシャツを着た千夏が身を悶えさせる。
 横並びでベッドに座り、お互いの身体をまさぐり合うこと数分。
 すでに興奮は限界に達し、二人とも愛撫だけでイってしまいそうな状態になっていた。

「お兄のおちんちん、ガチガチだね。いつからこうだったの? こんなに大きかったら、動くだけでも痛かったんじゃないの?」
「それはお互い様だろ。千夏のここだって……触る前からビチョビチョだったぞ」
「お、女の子に……あッ。そんなこと言ったら、駄目だよ……恥ずか、しいんだから……あんッ……そういうことは、気づかないふりして……」

 太ももを撫で回し、秘所へと指を伸ばしていく。割れ目を何度も擦り上げ、愛液を下着に染み込ませていく。

「あッ……あぁッ……お兄……そこ、気持ちいい……」

 千夏の身体が小さく跳ねる。
 愛撫を続けることで、割れ目のヒダヒダがグチョグチョに濡れてくる。指をくっつけて離すと、粘り気のある愛液が白い糸のように細く伸びた。

「ほら。見てみろよ千夏。これ……お前のアソコから溢れ出たものだぞ」

 淫らに濡れた指を見せたことで、千夏の顔が真っ赤になる。

「や、やめてよお兄ッ。そんなデリカシーがないことして……そんなことするお兄なんて、大っ嫌いだもんっ」

 大人びた衣装に反し、子供っぽいリアクションで千夏が言い返してくる。
 その姿を可愛らしく思いながら、指先で太ももを撫でる。すると予想外に大きな動きで、千夏は身体を丸くした。

「ふあぁっ……そん、な……ちょっと、まっ……あぁぁぁぁぁぁぁッ」

 陽太に強く抱きつき、身体の震えに耐えている。まさかと思ったが、どうやら千夏は、指先で撫でるだけで軽くイってしまったようだった。

「あッ、あッ、あッ……んんッ、あッ……ハァ、ハァ、ハァ……」

 涙が頬を伝わり、口元はよだれでかすかに濡れている。

「もしかしてお前……あれくらいのことでイッたのか?」

 羞恥心を刺激するため、あえて無神経にそれを聞いてみる。
 恨めしそうに見つめてくると、快楽によって乱れた顔のまま、千夏が答えた。

「だってぇ……仕方、ないよ。これから……お兄に抱かれるって思ったら……身体が勝手に、敏感になっちゃって……」

 泣き出しそうな瞳、朱色に染まった頬。強烈に加虐心を刺激してくる。

「いつから濡れてたんだ? 映画を見てるときか? この部屋に来るまでか? もしかして……配信中から濡れてたのか?」
「そ、それは……」

 言いにくそうに、千夏が視線を逸らす。そんな顔を見たら、ますます聞きたくなる。

「言わないと、手加減してやらないぞ」

 ショーツの隙間を縫い、指先を膣穴へと滑り込ませていく。
 イッた直後の直接的な愛撫だ。強い快感に怯えるような態度で、千夏がイヤイヤと身体を振る。

「待ってっ。言うっ。言うよ……だから……そんな意地悪なことしないで。お願い」

 千夏の頼みを受け、膣穴から指を引き抜く。だからといって完全には手を引かず、感度が低い太ももの外側をゆっくりと撫で回す。

「あッ、あぁ……んッ。もうっ、くすぐったいよ」

 弱い刺激が、千夏の瞳と思考を狂わせていく。

「もう一度聞くぞ。いつから……こんなふうに濡れてたんだ?」

 答える千夏は、妹ではなく??メスの顔をしていた。

「お兄ちゃんが……私の身体、エッチな目で見てるって……思ったときからだよ。そのときから、お兄ちゃんのことが気になって……お、おマンコの奥が……キュンって震え出しちゃって……」

 呼び方をお兄ちゃんに変え、千夏が股間へ手を伸ばしてくる。
 むず痒い痛みが下半身を襲う。触られたそこは、言い訳ができないくらい硬く勃起していた。

「私……変なのかな? 妹なのに……お兄ちゃんのおちんちんが、欲しくて仕方ないの。お願い……お兄ちゃん。千夏のこと、もっと気持ち良くして。お兄ちゃんの、熱くて硬い、エッチなおちんちんで……千夏のおマンコ、いっぱい気持ち良くして」

 発情したメス顔の裏側に、妹の面影を潜ませている。
 反則としかいえない表情。そんな顔を見て、本能が疼かないわけがない。
 千夏が着ているワイシャツに手をかける。上から順番にボタンを外そうと思ったが、それよりも手軽で興奮する方法に気づき、手を止める。

「悪い。もしも破れたら、そのときは弁償するから……」
「え? お兄、ちゃん…………きゃぁッ」

 ボタンを外すことなく、ワイシャツを左右に大きく拡げる。
 布が裂ける音が響き、ボタンが弾け飛ぶ。
 あらわになった千夏の乳房はセクシーな下着に包まれ、脱がされた衝撃によってプルンと揺れていた。

「お、お兄ちゃんっ……こんな、乱暴なやり方じゃなくても……脱げって言われたら、ちゃんと自分で脱いだのに……」

 千夏が否定的な言葉を口にする。だけど、強い嫌悪感を示すことはない。
 困った感じの表情を浮かべているが、演技にしか見えない。期待に震える胸は、暑くもないのに汗ばみ始めていた。

「だったら、この先は一人で脱いでくれるか? それとも……もっと乱暴に脱がしたほうがいいか?」
「そ、そんなの……決まってるよ。女の子なんだから……そんなの、当然……」

 明確な答えを口にすることはなかった。
 男性を知らない処女なのだ。そこは口が裂けても、「乱暴なほうが興奮する」とは言えないのだろう。

「お兄ちゃん……そんなふうに、興奮した目で……見ないで……」

 ワイシャツから腕を抜き、完全な下着姿になる。
 コスプレとは違う、明確なセックスアピールを目的として作り出された衣装。
 着ている者、見ている者。どちらも自然と、その先にある行為を想像してしまう。

「脱い……だよ。お兄ちゃん」

 千夏の口から、湿り気を帯びた熱い吐息がこぼれ出す。

「それで終わりじゃないだろ。セックスするんだったら……もっと見せないといけない場所があるだろ。千夏」

 千夏が強く唇を噛む。
 もう、兄という立場など完全に忘れていた。
 もっと興奮して、もっと気持ち良くなる。それ以外のことは、何も考えられない。

「恥ずかしいよ。お兄ちゃん……」

 泣きそうな顔で視線を逸らす。
 それでも拒否することなく、千夏が自らのブラジャーに手を添える。
 躊躇いながら、ゆっくりと。
 ブラジャーを下げることで、千夏の白くて形のいい巨乳が外気に晒される。

「乳首……ビンビンに勃っちゃってる。こんなの……恥ずかしすぎるよ。お兄ちゃん」
「そんな姿をネットで配信しておきながら、いまさら何言ってるんだよ」
「ち、違うもんっ。あれは、見えないように色々と工夫してるから、大丈夫だもん。こんなふうに、大きくなった乳首を誰かに見せるなんて……うぅ」

 言葉にすることで、千夏はさらに興奮してしまったようだ。
 腕を伸ばし、勃起した千夏の乳首を指で摘まむ。

「んんぅッ」

 痛みに耐えるような顔を見せるが、乳房を隠そうとはしなかった。

「あッ、あぁッ、んッ……お兄ちゃん……指……あぁんッ。気持ち……あッ……」

 調子に乗って、指で千夏の乳首を転がし続ける。最初は遊びに近かった感覚も、色と熱によって明確な欲望へと変化していく。

「あはぁッ……あッ……あぁ……お兄、ちゃん。もう、私……」

 千夏の手がペニスを掴む。ペニスを上下に擦る手から、千夏の想いが伝わってきた。

「ああ。俺も、もう限界だから……」

 千夏をベッドに寝かせ、上からその姿を眺め見る。
 興奮で息が弾み、白い肌がかすかに紅潮している。息をするたびに大きな胸が上下左右に揺れ、玉のような汗が肌を滑り落ちていく。
 溢れ出た愛液は膣肉だけではなく、太ももまで淫らに濡らしている有様だった。

「本当に……いいんだな?」

 最後となる問いかけをする。
 千夏はこちらを見ることなく、枕を掴みながら弱々しく答えた。

「うん。いいよ。私の処女は……お兄ちゃんのものだから……」

 計算か天然か。
 最高に興奮するひと言をきっかけに、陽太は肉棒を千夏の膣内へとねじ込んでいった。

「んくッ……うぁ、あッ……あぁぁぁぁぁぁ」

 甘さのなかに、小さな痛みを感じさせる声。いままでとは、明らかに質の違う声だ。

「大丈夫か? 痛いんだったら、無理しなくてもいいぞ」
「だ、大丈夫だよ。初めてだから、ちょっとびっくりしたけど……相手がお兄ちゃんだと思うと、何だか……安心、できるから……」

 健気にも、千夏が笑顔を浮かべる。
 処女の証として、挿入部から鮮血が染み出してくる。痛々しい光景だが、目を逸らすことができない。
 プルンと揺れる巨乳。痛みと興奮が共存する表情。欲情を煽る性的な下着。
 股間と同じように、胸の奥が灼けるように熱くなっていく。
 妹相手にヤバいくらい興奮している。胸の高鳴りによって、その事実をはっきりと自覚した。











「本気で無理だと思ったら、すぐに言えよ」
「う、うん。気遣ってくれて……んッ……ありがとう、お兄ちゃん」

 本音を言うと、気遣う余裕なんてなかった。
 快感を求めて、千夏の膣肉が肉棒を締めつけてくる。初めての挿入なのでぎこちなさが残るが、気持ちいいことに変わりはない。
 腰を動かすたびに、快感によって声が出そうになる。
 視界に千夏の姿が映っていなければ、間違いなく理性を失い、動物のように腰を振っているところだ。

「ふぁッ……あッ……お兄ちゃんッ。お兄ちゃんッ……お兄ちゃんのおちんちんが、気持ちいい場所に当たるから……腰が……あぁぁぁんッ。勝手に……動いちゃうよ」

 挿入時は逃げるような動きだった。それが少しずつ落ち着きだし、慣れとともに妖艶になっていく。
 ギュッギュッと肉棒を締めつけながら、ヌルヌルと膣肉が蠢く。
 苦痛に耐えるような顔をしていた千夏も、腰の動きに合わせて声音を変えていく。

「んぁッ……あッ、あッ、あッ……お、お兄ちゃん……何だか……変なの。私の身体……はぁッ、あぁぁぁぁんッ……自分の身体じゃないみたいに……フワフワ、してて……このままだと……あッ、あぁぁッ……どうなるかわからなくて……怖いよ。お兄ちゃん」
「大丈夫だよ、千夏。それは、怖いものじゃないから……そのまま素直に、自分の感覚に従うんだ」
「うんっ、わかった……お兄ちゃんの……あんッ……言うとおりに、するね」

 千夏の身体から硬さが消えていき、美肉が持つ魅惑的な柔らかさが戻ってくる。
 それでも表情だけは依然として硬く、顔は羞恥で真っ赤に染まっていた。

「あッ……まだ、ちょっと痛いけど……あはッ、あッ、あぁッ……あんッ」

 痛みに耐える千夏は見たくない。だが痛々しいからこそ、興奮してしまうという事実を否定することもできない。
 装飾品としか思ってなかったセクシーランジェリーも、ここにきて興奮を促す極上の媚薬として作用し始める。 

「お兄ちゃん……何だか……気持ち良くなって……きたよ。お兄ちゃんのおちんちんが、私の膣内をコツコツと突いてるのが……わかるように、なってきて……んぁぁぁぁッ」
「気持ちいいのか? じゃあ、もう少し速く動いても大丈夫か?」
「それは……お兄ちゃんに任せるよ。私は、何もできないから……お兄ちゃんの好きに、動いて……いい……あッ、あぁッ、はぁッ、あッ、やぁぁぁぁぁんッ」

 千夏の許可を貰ったことで、自分の想定以上に理性が吹き飛んでしまった。
 制御を失った腰が激しく動く。
 千夏の声が甘く溶け、身体が妖しくクネりだす。まだ若干の痛みを感じているようだが、それと同等かそれ以上に、性的快楽を感じているようだった。

「あはぁぁッ……だめぇッ。腰が、跳ねちゃう……身体が、勝手に動いちゃう……お兄ちゃん。凄いよッ。お兄ちゃんのおちんちん、灼けた棒みたいに熱くて……私の膣内、グチャグチャにかき回して……んぁッ。あぁッ、あぁぁぁッ」

 射精の瞬間が近づいてくる。このまま快楽に身を委ねたら簡単にイクことができるだろうが、最後に残ったひとかけらの理性がそれを許さない。
 兄として、妹である千夏を一生護ると決めた。
 兄としての誓い。家族として過ごした大切な時間。それらが頭に浮かび、どうしても最後の瞬間を前にして躊躇いを覚えてしまう。

「お兄、ちゃん……」

 眼下で千夏が弱々しく喘ぐ。
 頬を真っ赤にしたメスの顔で、セクシーランジェリー姿の妹が言った。

「我慢、しなくてもいいよ……私は、大丈夫だから……お兄ちゃんの、精液……いっぱい、千夏に出して……千夏のおマンコで、いっぱい射精してぇッ」




この続きは、1月31日発売のオトナ文庫『露出多めなコスプレで評判の配信垢が妹だった』でお楽しみください!!
(C)NAKO YASUDA/ARANOBU TAKEDA