俺の姉ちゃん先生がこんなにブラコンでドMなわけがない
2019年7月12日
オトナ文庫
著:橘トラ
画:赤木リオ
7月26日発売のオトナ文庫『俺の姉ちゃん先生がこんなにブラコンでドMなわけがない』のお試し版です!



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秘めていた「弟にいぢめられたい願望」がバレちゃって
求め求められハメられるエッチなお姉ちゃん先生に!?







☆☆☆

「う……わ、姉ちゃんの中……入っちゃった……」

(嘘……でしょっ……優太の、ホントに入っちゃった……)

 要は信じられない思いで結合部を見つめる。弟の肉棒は熱く、膣内をみちみちと押し広げる圧迫感は強烈だ。痛みよりも息苦しさに胸が詰まった。

(……やっぱり駄目だったかな……優太に初めてあげちゃうなんて……)

 いくら可愛い弟に迫られたからといって、姉として少し甘かったかもしれない。今になってようやく反省する一方。

(これ……本当に優太が私の中にいるのね……)

 膣内で脈動する牡棒の存在感に要は胸を熱くする。いつまでも可愛い弟だと思っていたのに、いつの間にかこんなに逞しくなって、お姉ちゃんを女にして--。

「……姉ちゃん、大丈夫?」
「…………ぇ、ぁっ……だ、大丈夫よっ」

 弟の声に要はハッと我に返る。まさかこんなことで弟の成長を感じるなんて。そんな要の感慨を知ってか知らずか、優太は心配そうに覗き込んでくる。

「でも、姉ちゃん、つらそうだけど……」
「べ、べつに、つらくなんて----んむっ?」

 弟に唇を塞がれ、要の言葉が途切れる。

「痛くないようにしてあげるねっ、ちゅっ……ちゅっ」
「こ、こらっ、誰がキスもしていいなんて言って--んむっ、こらっ、やめっ……んっ」

 要は顔を背けるが、優太は執拗に追いかけて唇を押しつけ、吸いついてくる。

(うそっ……私、優太に初めてだけじゃなくて……ファーストキスまで……)

 弟だからといって、何もかも許してしまうわけにはいかないのに。要は必死で抵抗しているつもりだったが。

「ちゅっ、姉ちゃん、嬉しそう……やっぱり姉ちゃんもキス好きなんだね」
「違っ……そんなこと--んむっ、やめっ……やめなさっ、んっ……ふぁっ、ぁぁ……」

 弟のキスは拙かったが、怪我をして泣いている子をあやすような優しさがあった。下手くそだけれども、一生懸命、何度も唇を押しつけて痛みを和らげるような。
 そんな優太に唇を奪われるうちに次第に思考がぼやけていく。弟のがさがさした唇、唾液の味、粘膜同士の接触は心地良く、とろりとした性感に脳味噌まで溶けていくようだ。

(やだ、何これ……優太にキスされて、私、もぅ、こんなになっちゃっ……)

 想像では絶対に味わえないキスの心地よさに、要の下半身も次第にとろけていく。弟勃起を締めつけていた膣洞もふわりとほどけ、膣穴はとろりと愛液で潤む。

「もう平気そうだし、動くよ……姉ちゃん……」
「ぁ……やっ、ちょっと待っ--」

 要は弟のキスでぼんやりしていたが、答える前に優太がゆっくりと腰を揺らし始める。

「やぁぁっ? ばかっ、いきなり動いちゃっ……ふぁっ、あぁ……んぁぁっ……!」

 まだ牡棒に慣れていない処女穴を掘削される感覚は強烈だった。ゆっくりと引きずり出されるときは膣壁が引きずり出されそうな熱い痛みが、再び押し入ってくるときはきつく閉じた肉洞をかき分けてくる圧迫感に襲われる。

「くっ……うぅ、姉ちゃんの中、すごっ……きつくてっ、あったかくてっ」
「やっ、やぁぁ……優太ぁ、いきなり……そんな、動いたらぁ……っ、やだぁ……!」

 短いストロークで出入りする弟の勃起が姉膣をぐちゅぐちゅとねじ広げる。今まで味わったことのない強烈な感覚に、喉から勝手に嬌声が漏れ出した。

「はぁっ……はぁっ、姉ちゃん、もう気持ち良くなっちゃった? エッチな声出て……」
「ふぅっ……ふぁっ、あぁっ……違うってばぁっ、これっ……ひんっ、んぁぁっ……んくぅっ……優太のばかぁ……」

 要は首を振って弟の言葉を否定するが、下半身はじわじわと苦痛から快楽に傾きつつあった。先ほどまでは入っているだけで息が詰まるくらいだったのに、今は剛直が膣洞を擦るたびにじりじりと熱い快楽が込み上げてくる。

「気持ちいいんだねっ、姉ちゃん、可愛いっ……もっと可愛い声聞かせてっ」

 要の腰を引き寄せた優太がさらに抽送を強める。小刻みなストロークで肉傘を膣壁にずりずり擦りつけてきた。

「……ふぁっ? あっ、やだ……っ、か、可愛いとか言っちゃっ……勝手に声、出ちゃうだけなのに……優太ってばぁ! お姉ちゃんにこんなの、いけないのに……」

 弟にとろとろにされるわけにはいかない。要の中にまだわずかに残る姉としての理性が抵抗していたものの、弟に『可愛い』と言われただけで要の下腹部がきゅっと締めつけられる。気がつけば要は弟にしがみつきなすがままにされていた。











★★★

「ふぁっ……ぁっ、やぁっ……優太っ、んっ……そんな、動かしちゃっ……やぁぁっ」

(くぅっ……俺、姉ちゃんと……姉ちゃんとセックスしちゃってる……!)

 姉とつながった高揚感と快感に優太は夢中で腰を揺らす。
 初めて味わう女性の膣は想像以上の快感だった。内部は熱く、愛液に潤んだ媚肉が肉棒にきつく密着し、無数の隆起が竿全体をなめしゃぶる。擦れ合っている場所から肉棒がそのまま溶けていきそうだ。それに。

「んぁっ……あっ、ふぁっ……優太ぁ、そんな、んぅっ……ふぁっ、ふぅ……ん」

 感じている姉の姿もたまらなかった。剛直を出し入れするたびに、鼻にかかった喘ぎ声を漏らし、いつもクールに見返してくる瞳は熱っぽく見返してくる。

「んっ……ぁっ、優太ぁっ……そんなに動いたら……んっ……駄目だってばぁ……!」

 そんな姉が喘ぎながらも背中を撫でたり、頭をくしゃくしゃとかき回してくれる。
 きっと無意識なのだろうが、そんな姉の仕草にときめいてしまう。姉はエッチのときにこんな愛情表現をしてくれるのだと思うと、弟としてはやはり嬉しいものだ。

(姉ちゃん……俺とセックスして感じてるんだ……!)

 自分のモノで姉がこんなに感じて、可愛い仕草を見せてくれる。それも自分にしか見せない姿だと思うと、優太の牡欲がいっそう煽られた。もっと姉を感じさせたい、感じていると言ってほしくなる。

「ね、姉ちゃん……俺の……気持ちいい……っ?」
「……んぁっ? な、何言って……き、気持ちいいわけっ……ないじゃないっ」

 恐る恐る口にした言葉に、要は睨みつけようとしてくる。が、とろんとした目は焦点を合わせるので精いっぱいだ。

(うぅぅ……姉ちゃん、可愛いすぎるだろ……っ!)

 感じているはずなのに、まだ姉としての体面を保とうと必死な姉にぞくっと嗜虐心を刺激される。そんな抵抗をされたら、もう我慢できるわけがない。

「それじゃあ……もっとしてあげるねっ」

 優太は姉を気遣うゆったりとしたから一転、剛直を膣奥に押し込む。先端が最奥部のこりっとした場所に触れた途端。

「きゃぅぅぅぅぅぅうっ? あっ、や、やぁぁっ!」

 要の口から切羽詰まった声が上がり、肉洞がきゅっと収縮した。そして剛直を引き、また最奥部に押し込むと。

「ひぁっ? あっ、そ、それ、やだぁぁ……! そんな奥まで……きゃぅっ、ひんっ」
「ど、どうっ? 姉ちゃん……気持ちいいでしょ?」
「んぅっ、そんなことしてもっ……きゃぅんっ、感じないわよっ、やめなさいっ……」

 要は喘ぎながらも必死で優太を叱る。が、先端で子宮口をねぶるたびに、上ずった声で身体をひくつかせ、肉壺もきゅっ、きゅっ、と肉竿を締めつけてきた。

(うぅ……姉ちゃん、可愛いな……こんなに意地張って……)

 そんなふうに反応されればされるほど興奮してしまうのに。優太が息も荒く姉の膣奥をねぶり、反応を楽しんでいると。

「も、もぉ! わかったぁ……! そこっ、お姉ちゃんの、大切なとこっ……ぐりぐりするのっ……か、感じちゃうから……やめなさいよぉ……!」

 とうとう要は切羽詰まった声を上げ、優太にすがるような目を向けてくる。

(う……わ、姉ちゃん、こんなエロい顔して……っ)

 姉の熱っぽく潤んだ瞳に見据えられ、優太の胸がどくんと脈打つ。自分のもので姉の一番大事な場所を突き、感じてしまうと言わせたのだ。優太の中で興奮が一気に振りきれる。

「もっとしてあげるね、姉ちゃん……っ!」

 姉への愛おしさと牡欲に衝き動かされ、優太は激しく膣奥を抉り始めた。


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(C)Tora Tachibana