新人20歳のお姉ちゃんAVデビュー!! 悠木 倫
~激イキ巨乳ねーちゃんのエロいトコ、よりヌキました~
2019年1月21日
オトナ文庫
著:田中珠
画:NOSA
原作:アトリエさくら
男優の手が、ブラに包まれたねーちゃんの胸を遠慮なく揉みはじめた。
胸がズキリと痛んだ。
なぜかはわからない。初めて知る痛みだった。
いつもねーちゃんは、風呂上がりに素っ裸でうろついている。だから、おっぱいは見慣れているつもりだった。
そのおっぱいを他人が揉んでいるだけで、どうしてこんな気持ちになるのだろう。
「んっ……▼ はぁっ……あ、あっ……▼」
「感度いいねぇ。胸さわられるの好き?」
「ん……はい……好きです」
「じゃあ、これも取っちゃおうか」
とうとうねーちゃんはブラまでも脱がされてしまった。
全裸だ。かろうじて手で胸を隠しているが、正真正銘の全裸だった。
「恥ずかしい?」
「はい」
「最初だもんねー。じゃあ、ゆっくり手を放して」
ねーちゃんは少し恥ずかしがりながらも、胸から手を放した。
間違いなく、いつも見ているねーちゃんの裸だった。
いままでなんとも思っていなかった。そのはずなのに、鼓動が高鳴っていく。
この動画を見ている何千人という男たちが、ねーちゃんの裸を見て勃起してるのかと思うと、胸の奥に熱いものが込み上げてくる。
「顔真っ赤だよ。大丈夫?」
「恥ずかしいです」
「あれ、ふとももになんか垂れてるぞー?」
ーードクン。
男優の指摘に、なぜか俺が驚いてしまう。
「あ、や、見ないでください」
見たくねぇ……ねーちゃんのこんなとこマジ見たくねぇよ……。
でも目が離せなかった。動画を止めてしまえばいいのに、それすらもできない。
「倫ちゃん、濡れやすいんだ」
こんなもの見るべきじゃないってわかっているのに。
「……よく言われます」
なのに、どうしても目が離せない。
「想像しちゃった? これからすること」
「ちょっとだけ」
マウスを持つ手すらも動かない。
「で、濡れちゃったと!」
「あはは……」
「悪い子だなぁ~。これはお仕置きしないといけないねー」
動画は、まるで俺を置き去りにしたかのように再生されていく。
そしてーー。
「あ、ああっ……はあっ……!」
ふと気がついたときにはもう、ねーちゃんは男優の肉棒を受け入れていた。
「あああっ▼ はぁぁっ……んっ!!」
ねーちゃんがベッドに四つん這いになり、男優がその腰を掴んでいる。
男優の腰は尻に押しつけられていて、深々と挿入されているのが見てわかった。
「すご、きつっ」
「んんっ……あっ、あぁぁっ……▼」
それは生まれて初めて聞く、実の姉の喘ぎ声だった。
「すごい濡れてるね、倫ちゃん。どう? 大きいでしょ、俺のおちんちん」
「お、おっきいです……あ、あっ▼」
男優の身体が前後に揺れていた。
生で入れられている。あんなデカいチンポを、根元まで入れられている。
「あっ、嘘っ……だめっ……あぁぁあああっ!」
「あんなもん……気持ちいいに決まってんだろ……!」
思わずそうつぶやいていた。
この男優のテクニックは、俺もAVで見てよく知っている。
絡んだ女優は二十分近く激しく犯され、そのあいだに数えきれないくらいの絶頂に達するのだ。
そのチンポがいま、ねーちゃんのナカに入っている。
「あっ、だめだめ……い、イっちゃうっ……あぁっ、ふあああぁあーーーーーーっ!」
あっという間にねーちゃんはイかされてしまった。
赤子の手をひねるようとは、まさにこのこと。
男優の技巧の前に、ねーちゃんは本気イキしてしまった。
「はあっ! はあっ▼ あ、あああっ……▼」
「もうイっちゃったの?」
動画プレイヤーの再生時間表示を確認する。
挿入してから、まだ四十秒ほどだった。
動画の長さは三十分ほどのはず。つまり、これからまだ二十分近くこの男とセックスしないといけないのだ。
なのに、四十秒でイキやがった、こいつ……!
「あ、あ、あ、あっ▼ だめっ……あぁぁんっ▼ だめ、ああぁぁっ!」
当然、男優の動きは止まらない。
その気になれば何十分と動き続けられる男だ。
「は、激しっ……あ、あっ! はぁああっ……あんっ、あ、あっ!」
「激しいの嫌い?」
「はぁっ! 嫌いじゃないです……はぁっ、はぁっ▼」
ねーちゃんの反応を確かめながら動く、紳士な一面もある。
感じないわけがない。この男とセックスをして、感じないわけがないのだ。
「はぁ、はぁ……ああ……ヤァ、ヤアァッあぁああっ……!」
「……は……はは……」
乾いた笑いが漏れた。
まじだった。あのスレタイはまじだった。
『 激 イ キ 巨 乳 』
画面内では、ねーちゃんがGカップを揺らしながら感じまくっていた。
後背位なので、宙に浮いたおっぱいはぶるんぶるん勢いよく動き回っている。
そりゃそんなパワーワードも思いつくだろう。
「はぁっ、あっ、あぁっ、はぁっ、はあっーーーーっ」
「ダメだよ、まだイっちゃ」
しかし、そこで突然流れが変わる。
イキそうになったねーちゃんを、男優が焦らし始めたのだ。
「だ、だめっ……我慢できないですっ……ぁああっ、んんッ……▼」
「我慢して」
「やっ、やっ……むりっ……はっ……ハァっ……!」
ねーちゃんは必死に唇を噛んで快感に耐えようとしていた。
でも、どう見ても耐えられそうにない。
「ダメだよ、我慢して」
男優が追い打ちのように、激しく腰で突く。
「いやぁあっ……だめっ……あ、それだめっ、ああ、あっ……!」
ねーちゃんはシーツを力いっぱい握りしめていた。
「ダメじゃないでしょ、ほら、イっちゃダメだよ」
「むりっ、そんなのむりっ! やっ! イクッ! イクッ! ああああっ!」
それはなんの意味もなさない些細な抵抗だった。
男優の怒涛の責めに、ねーちゃんはあえなく絶頂へと追いやられてしまう。
「はあーーーーっ▼ はああああぁあっーーーーっ▼ はあああぁっーー……」
カメラがねーちゃんの顔をアップにした。
頬を紅潮させ、汗の玉を浮かべているねーちゃん。その表情は蕩けきっている。
なんでだよ。なんでそんなーー。
「エロい顔してんだよ……」
思わず口に出してしまい、ハっと我に返った。
反応しかけた股間を押さえる。
「ば、馬鹿……実の姉で勃起する馬鹿がいるかよ……!」
しかし、動画のなかのねーちゃんはさらに乱れていく。
「あぁっ▼ き、気持ちいいですっ▼ す、すごいっ、すごくいいですっ……!」
男優が巧みに動いて、身体を組み替える。
今度は正常位だった。もうトロトロにぬかるんでいたらしく、ねーちゃんの股間に、あっさりと巨根が呑み込まれていく。
「ああぁっ! おちんちんっ、あはぁっ▼ おちんちん気持ちいいっ……!」
俺の気も知らずに、ねーちゃんは男優のテクニックで悦びまくっていやがる。
ベッドの上で身体をバウンドさせるたび、おっぱいが形を変えながら弾む。
「ナマのおちんちんハメハメされて感じてる?」
「は、はいっ。ああ、あっ! 気持ちいいっ! 気持ちいいっ、気持ちいいっ……!」
あの糞生意気なねーちゃんが、おちんちんとか口走ったことに軽く驚く。
画面のなかのねーちゃんは、ねーちゃんのくせに、全然知らない表情を見せる。
股間を必死で押さえるが、どうしても反応してしまう。
「ナマのおちんちん気持ちいいっ▼ ぁああっ▼ 好きっ、好きですっ……▼」
意識すればするほど、ねーちゃんの声に反応してしまう。
「くそっ……!」
普段のねーちゃんの顔を思い浮かべた。
起き抜けの顔。外出しているときの顔。俺と話をしているときの顔ーー。
ねーちゃんなんだぞ。
普段馬鹿話しているねーちゃんなんだぞ。
俺の実の姉なんだぞ。なのに、なのに……!
「い、イかせてください」
「おっきな声で」
「お、おまんこ、イかせてください……!」
男優にのしかかられて、ねーちゃんはおねだりの言葉を口にする。
そこにあるのは、見たこともない顔だった。女そのものといったエロい顔ーー。
「くそっ……!!」
もう誤魔化しようがなかった。
俺のチンポはすっかり元気になって、ズボンを内側から押し上げていた。
「おまんこ、おちんちんでイかせてください……! あぁぁぁぁぁっ!」
Gカップの乳房は水飴のように形を変えて揺れ、ねーちゃんの顔が快感に歪む。
「イクッ……いくっ、いくっ……! いくううぅうぅううぅぅぅッーーーーーー!」
そしてねーちゃんは、絶叫とともにイった。
はっきり言って、ここ数年で見たAVのなかでもダントツでエロい。
向こう十年、これより抜けるAVは出てこないだろう。
そう断言できるくらいにエロかった。
「あ、あっ……▼ はぁっ、はぁっ、あっ、ぁあぁっ……ぁっ……!」
ねーちゃんの乱れた吐息を聞くうちに、股間に手が伸びかける。
ハっと我に返り、ギュっと拳を握った。
どうかしてる……どうかしてるよ、俺。
一瞬とはいえ、ねーちゃんのAVでオナニーをしようとしたなんて……。
「倫ちゃん、汗だくだけど大丈夫?」
「ああっ▼ あっ、あっ、あっ▼ す、すごく、気持ちいいですっ……!」
「そろそろイクよ、いい?」
ねーちゃんがガクガク頭を振って頷いた。
歯を食いしばり、目をぎゅっとつむっていた。顔はもう真っ赤だ。
散々イかされまくった表情だった。
「おまんこ、きもちいいっ▼ ぁぁっ▼ 気持ちいいっ、気持ちいいっ……▼」
それなのにまだ、ねーちゃんは絶頂を貪ろうとしている。
普段はなんとも思わないねーちゃんの胸から、目を逸らすことができない。
「あああっ、だめぇっ……! あっあっあっあ……いやぁっ……!」
普段悪態ばかりついているねーちゃんの声が、妙に色っぽく響く。
「あっ……いく……いく……いくっ▼ あっ……いきますっ……▼」
その顔は、セックスに夢中な牝の獣にしか見えなかった。
「いっっ……くっ……! あああああっっ! いくううぅうぅぅぅぅぅっ!!」
何度めかの絶頂の波が、ねーちゃんの全身を駆け抜けていく。
汗で濡れ光る肌が、それが演技ではないことを証明していた。
「そんなに……セックスが気持ちいいのかよ……ねーちゃん……」
いつの間にか、画面に顔をくっつきそうなほど近づけていた。
一フレームたりとも見逃すまいと、見入ってしまう。
股間はもう、はち切れそうなほどギンギンに勃起してしまっていた。
「ハァ、あぁあっ、いや……ぁっ……!」
射精に向けて動き始めた男優は、ピストンの勢いを少しも緩めない。
「だ、だめ……▼ ああぁっ! はぁっ、あぁあっ、いやぁあっっ!」
腰を乱暴に打ちつけ、ただひたすらねーちゃんの身体を揺さぶり続けている。
「あっあっあっ、凄い、だめっ……こんな、激しいのっ……! いっ、あぁあっ!」
「イクよ……! もうすぐ俺もイクよ、倫ちゃん……!」
男優の声もややうわずっていた。
射精の予感に、ねーちゃんは髪を振り乱して身悶える。
「ああぁぁぁんっ……くっ、ふぁっ、あっ、あぁっ、あぁぁぁっ!」
ねーちゃんの声のトーンが一段と上がった。
男優の腰遣いが細かく速くなるのにあわせて、ふたりの息遣いがあわさっていく。
男優が、グッと腰を押し込んだ。下半身に力を込めたのがわかる。
「ああっ! あぁっ……あああぁぁぁぁぁーーーーーーーーっ▼」
ふたりは揃って獣めいた悲鳴を上げーーそのまま、同時に絶頂に達した。
この続きは、1月31日発売のオトナ文庫『新人20歳のお姉ちゃんAVデビュー!! 悠木 倫』でお楽しみください!!
(C)TAMA TANAKA / アトリエさくら
胸がズキリと痛んだ。
なぜかはわからない。初めて知る痛みだった。
いつもねーちゃんは、風呂上がりに素っ裸でうろついている。だから、おっぱいは見慣れているつもりだった。
そのおっぱいを他人が揉んでいるだけで、どうしてこんな気持ちになるのだろう。
「んっ……▼ はぁっ……あ、あっ……▼」
「感度いいねぇ。胸さわられるの好き?」
「ん……はい……好きです」
「じゃあ、これも取っちゃおうか」
とうとうねーちゃんはブラまでも脱がされてしまった。
全裸だ。かろうじて手で胸を隠しているが、正真正銘の全裸だった。
「恥ずかしい?」
「はい」
「最初だもんねー。じゃあ、ゆっくり手を放して」
ねーちゃんは少し恥ずかしがりながらも、胸から手を放した。
間違いなく、いつも見ているねーちゃんの裸だった。
いままでなんとも思っていなかった。そのはずなのに、鼓動が高鳴っていく。
この動画を見ている何千人という男たちが、ねーちゃんの裸を見て勃起してるのかと思うと、胸の奥に熱いものが込み上げてくる。
「顔真っ赤だよ。大丈夫?」
「恥ずかしいです」
「あれ、ふとももになんか垂れてるぞー?」
ーードクン。
男優の指摘に、なぜか俺が驚いてしまう。
「あ、や、見ないでください」
見たくねぇ……ねーちゃんのこんなとこマジ見たくねぇよ……。
でも目が離せなかった。動画を止めてしまえばいいのに、それすらもできない。
「倫ちゃん、濡れやすいんだ」
こんなもの見るべきじゃないってわかっているのに。
「……よく言われます」
なのに、どうしても目が離せない。
「想像しちゃった? これからすること」
「ちょっとだけ」
マウスを持つ手すらも動かない。
「で、濡れちゃったと!」
「あはは……」
「悪い子だなぁ~。これはお仕置きしないといけないねー」
動画は、まるで俺を置き去りにしたかのように再生されていく。
そしてーー。
「あ、ああっ……はあっ……!」
ふと気がついたときにはもう、ねーちゃんは男優の肉棒を受け入れていた。
「あああっ▼ はぁぁっ……んっ!!」
ねーちゃんがベッドに四つん這いになり、男優がその腰を掴んでいる。
男優の腰は尻に押しつけられていて、深々と挿入されているのが見てわかった。
「すご、きつっ」
「んんっ……あっ、あぁぁっ……▼」
それは生まれて初めて聞く、実の姉の喘ぎ声だった。
「すごい濡れてるね、倫ちゃん。どう? 大きいでしょ、俺のおちんちん」
「お、おっきいです……あ、あっ▼」
男優の身体が前後に揺れていた。
生で入れられている。あんなデカいチンポを、根元まで入れられている。
「あっ、嘘っ……だめっ……あぁぁあああっ!」
「あんなもん……気持ちいいに決まってんだろ……!」
思わずそうつぶやいていた。
この男優のテクニックは、俺もAVで見てよく知っている。
絡んだ女優は二十分近く激しく犯され、そのあいだに数えきれないくらいの絶頂に達するのだ。
そのチンポがいま、ねーちゃんのナカに入っている。
「あっ、だめだめ……い、イっちゃうっ……あぁっ、ふあああぁあーーーーーーっ!」
あっという間にねーちゃんはイかされてしまった。
赤子の手をひねるようとは、まさにこのこと。
男優の技巧の前に、ねーちゃんは本気イキしてしまった。
「はあっ! はあっ▼ あ、あああっ……▼」
「もうイっちゃったの?」
動画プレイヤーの再生時間表示を確認する。
挿入してから、まだ四十秒ほどだった。
動画の長さは三十分ほどのはず。つまり、これからまだ二十分近くこの男とセックスしないといけないのだ。
なのに、四十秒でイキやがった、こいつ……!
「あ、あ、あ、あっ▼ だめっ……あぁぁんっ▼ だめ、ああぁぁっ!」
当然、男優の動きは止まらない。
その気になれば何十分と動き続けられる男だ。
「は、激しっ……あ、あっ! はぁああっ……あんっ、あ、あっ!」
「激しいの嫌い?」
「はぁっ! 嫌いじゃないです……はぁっ、はぁっ▼」
ねーちゃんの反応を確かめながら動く、紳士な一面もある。
感じないわけがない。この男とセックスをして、感じないわけがないのだ。
「はぁ、はぁ……ああ……ヤァ、ヤアァッあぁああっ……!」
「……は……はは……」
乾いた笑いが漏れた。
まじだった。あのスレタイはまじだった。
『 激 イ キ 巨 乳 』
画面内では、ねーちゃんがGカップを揺らしながら感じまくっていた。
後背位なので、宙に浮いたおっぱいはぶるんぶるん勢いよく動き回っている。
そりゃそんなパワーワードも思いつくだろう。
「はぁっ、あっ、あぁっ、はぁっ、はあっーーーーっ」
「ダメだよ、まだイっちゃ」
しかし、そこで突然流れが変わる。
イキそうになったねーちゃんを、男優が焦らし始めたのだ。
「だ、だめっ……我慢できないですっ……ぁああっ、んんッ……▼」
「我慢して」
「やっ、やっ……むりっ……はっ……ハァっ……!」
ねーちゃんは必死に唇を噛んで快感に耐えようとしていた。
でも、どう見ても耐えられそうにない。
「ダメだよ、我慢して」
男優が追い打ちのように、激しく腰で突く。
「いやぁあっ……だめっ……あ、それだめっ、ああ、あっ……!」
ねーちゃんはシーツを力いっぱい握りしめていた。
「ダメじゃないでしょ、ほら、イっちゃダメだよ」
「むりっ、そんなのむりっ! やっ! イクッ! イクッ! ああああっ!」
それはなんの意味もなさない些細な抵抗だった。
男優の怒涛の責めに、ねーちゃんはあえなく絶頂へと追いやられてしまう。
「はあーーーーっ▼ はああああぁあっーーーーっ▼ はあああぁっーー……」
カメラがねーちゃんの顔をアップにした。
頬を紅潮させ、汗の玉を浮かべているねーちゃん。その表情は蕩けきっている。
なんでだよ。なんでそんなーー。
「エロい顔してんだよ……」
思わず口に出してしまい、ハっと我に返った。
反応しかけた股間を押さえる。
「ば、馬鹿……実の姉で勃起する馬鹿がいるかよ……!」
しかし、動画のなかのねーちゃんはさらに乱れていく。
「あぁっ▼ き、気持ちいいですっ▼ す、すごいっ、すごくいいですっ……!」
男優が巧みに動いて、身体を組み替える。
今度は正常位だった。もうトロトロにぬかるんでいたらしく、ねーちゃんの股間に、あっさりと巨根が呑み込まれていく。
「ああぁっ! おちんちんっ、あはぁっ▼ おちんちん気持ちいいっ……!」
俺の気も知らずに、ねーちゃんは男優のテクニックで悦びまくっていやがる。
ベッドの上で身体をバウンドさせるたび、おっぱいが形を変えながら弾む。
「ナマのおちんちんハメハメされて感じてる?」
「は、はいっ。ああ、あっ! 気持ちいいっ! 気持ちいいっ、気持ちいいっ……!」
あの糞生意気なねーちゃんが、おちんちんとか口走ったことに軽く驚く。
画面のなかのねーちゃんは、ねーちゃんのくせに、全然知らない表情を見せる。
股間を必死で押さえるが、どうしても反応してしまう。
「ナマのおちんちん気持ちいいっ▼ ぁああっ▼ 好きっ、好きですっ……▼」
意識すればするほど、ねーちゃんの声に反応してしまう。
「くそっ……!」
普段のねーちゃんの顔を思い浮かべた。
起き抜けの顔。外出しているときの顔。俺と話をしているときの顔ーー。
ねーちゃんなんだぞ。
普段馬鹿話しているねーちゃんなんだぞ。
俺の実の姉なんだぞ。なのに、なのに……!
「い、イかせてください」
「おっきな声で」
「お、おまんこ、イかせてください……!」
男優にのしかかられて、ねーちゃんはおねだりの言葉を口にする。
そこにあるのは、見たこともない顔だった。女そのものといったエロい顔ーー。
「くそっ……!!」
もう誤魔化しようがなかった。
俺のチンポはすっかり元気になって、ズボンを内側から押し上げていた。
「おまんこ、おちんちんでイかせてください……! あぁぁぁぁぁっ!」
Gカップの乳房は水飴のように形を変えて揺れ、ねーちゃんの顔が快感に歪む。
「イクッ……いくっ、いくっ……! いくううぅうぅううぅぅぅッーーーーーー!」
そしてねーちゃんは、絶叫とともにイった。
はっきり言って、ここ数年で見たAVのなかでもダントツでエロい。
向こう十年、これより抜けるAVは出てこないだろう。
そう断言できるくらいにエロかった。
「あ、あっ……▼ はぁっ、はぁっ、あっ、ぁあぁっ……ぁっ……!」
ねーちゃんの乱れた吐息を聞くうちに、股間に手が伸びかける。
ハっと我に返り、ギュっと拳を握った。
どうかしてる……どうかしてるよ、俺。
一瞬とはいえ、ねーちゃんのAVでオナニーをしようとしたなんて……。
「倫ちゃん、汗だくだけど大丈夫?」
「ああっ▼ あっ、あっ、あっ▼ す、すごく、気持ちいいですっ……!」
「そろそろイクよ、いい?」
ねーちゃんがガクガク頭を振って頷いた。
歯を食いしばり、目をぎゅっとつむっていた。顔はもう真っ赤だ。
散々イかされまくった表情だった。
「おまんこ、きもちいいっ▼ ぁぁっ▼ 気持ちいいっ、気持ちいいっ……▼」
それなのにまだ、ねーちゃんは絶頂を貪ろうとしている。
普段はなんとも思わないねーちゃんの胸から、目を逸らすことができない。
「あああっ、だめぇっ……! あっあっあっあ……いやぁっ……!」
普段悪態ばかりついているねーちゃんの声が、妙に色っぽく響く。
「あっ……いく……いく……いくっ▼ あっ……いきますっ……▼」
その顔は、セックスに夢中な牝の獣にしか見えなかった。
「いっっ……くっ……! あああああっっ! いくううぅうぅぅぅぅぅっ!!」
何度めかの絶頂の波が、ねーちゃんの全身を駆け抜けていく。
汗で濡れ光る肌が、それが演技ではないことを証明していた。
「そんなに……セックスが気持ちいいのかよ……ねーちゃん……」
いつの間にか、画面に顔をくっつきそうなほど近づけていた。
一フレームたりとも見逃すまいと、見入ってしまう。
股間はもう、はち切れそうなほどギンギンに勃起してしまっていた。
「ハァ、あぁあっ、いや……ぁっ……!」
射精に向けて動き始めた男優は、ピストンの勢いを少しも緩めない。
「だ、だめ……▼ ああぁっ! はぁっ、あぁあっ、いやぁあっっ!」
腰を乱暴に打ちつけ、ただひたすらねーちゃんの身体を揺さぶり続けている。
「あっあっあっ、凄い、だめっ……こんな、激しいのっ……! いっ、あぁあっ!」
「イクよ……! もうすぐ俺もイクよ、倫ちゃん……!」
男優の声もややうわずっていた。
射精の予感に、ねーちゃんは髪を振り乱して身悶える。
「ああぁぁぁんっ……くっ、ふぁっ、あっ、あぁっ、あぁぁぁっ!」
ねーちゃんの声のトーンが一段と上がった。
男優の腰遣いが細かく速くなるのにあわせて、ふたりの息遣いがあわさっていく。
男優が、グッと腰を押し込んだ。下半身に力を込めたのがわかる。
「ああっ! あぁっ……あああぁぁぁぁぁーーーーーーーーっ▼」
ふたりは揃って獣めいた悲鳴を上げーーそのまま、同時に絶頂に達した。
この続きは、1月31日発売のオトナ文庫『新人20歳のお姉ちゃんAVデビュー!! 悠木 倫』でお楽しみください!!
(C)TAMA TANAKA / アトリエさくら