季姦少女
~時は巡る、少女は性を知る~
2018年8月28日
オトナ文庫
著:雑賀匡
画:たかとうすずのすけ
8月31日発売のオトナ文庫『季姦少女~時は巡る、少女は性を知る~』のお試し版です!


作品情報はこちら

完全オリジナルとなる本作の1シーンをお試しでご紹介。
実の姉に恋をし、否定された過去を持つ大学生の宮崎健吾は、父子家庭で育った飯島結衣の家庭教師をしていた。
そんな彼女の禁じられた想いを知って…?
※本ページの挿絵はWEB用に加工しており、製品版とは異なる点がございます。
「なあ……ここに来た理由は、本当に勉強のためか?」
「どういう意味ですか?」
「だってさ、男の部屋にひとりでくるってことは……つまり、そういう意味だろ?」

 健吾はそっと結衣の脚に手を伸ばしていった。
 指先がすべすべとした太股に触れると、

「違います……わたしは場所を借りに来ただけです」

 彼女は否定するように軽く腰を揺すった。

「本当にそうなのか?」

 太股を撫でながら、その付け根に向けて手を伸ばしていくと……。
 結衣は戸惑うように視線を泳がせた。怯えるというより、緊張しているという感じだ。けれど、逃げ出そうとする素振りは欠片もなかった。
 ……やっぱり、そういうことか。
 結衣は抱かれるためにここに来ている。
 わざとらしく開いた胸元や、スカートの中を見せつけるような仕草は、彼女なりに挑発しているつもりなのだろう。
 そう確信した健吾は、スカートの奥に隠れているショーツに指を這わせていった。

「んうっ!」

 中心部に触れた途端、結衣は小さく声を上げる。
 指先に触れる柔らかな感触。陰部の形に沿ってゆっくり指を上下させていくと、早くも股布にわずかな湿り気を感じた。

「濡れてるな」
「あ、暑いから汗を掻いているだけで……」
「それだけじゃない」

 性的に興奮していなければ、ここまで濡れることはないだろう。ショーツの上から少し力を込めてなぞり上げると、陰唇がはっきりと浮かび上がってくる。

「やっぱり濡れてる」

 健吾は呟くように言いながら、捉えた陰核を指の腹で転がしていった。

「はぁ……んんっ!」

 ビクビクと身体を震わせた結衣の吐息が、急激に荒いものに変わりつつある。指先に感じる湿り気も、さらに明確なものになっていった。

「や、やめて……わたしは、ただ勉強するために……」
「嘘だ」

 健吾は自分と結衣を隔てていたテーブル手で押し退けると、床を這うようにして移動し、座っている彼女の股間に顔を寄せていった。

「結衣ちゃんは、これを望んで俺の部屋に来たんだろう?」

 スカートを捲り上げ、その中に鼻先を突っ込む。
 むわっとした熱気の中、汗の匂いに混じって愛液の香りがした。
 最近はずっと禁欲生活を続けていたためか、その匂いに反応して一気に情欲が高まり、股間のペニスが勃起を始めた。

「あ……先生、なにを……」

 戸惑う彼女を無視して、股間に顔を埋める。
 ショーツに覆われた陰部に唇を押しつけ、布地越しに舌を這わせた。ザラザラとした綿の感触は、唾液によってすぐに柔らかなものに変化していく。

「いやっ……そんなとこ、舐めるなんて……っ!?」

 結衣は驚いたような声を上げた。

「そういや、この手の愛撫は初めてだったな。この前は本当に繋がっただけで、ほとんど前戯なんてしなかったからなぁ」
「へ、変態……ですか、先生は」
「この程度で変態呼ばわりはないだろう。普通のセックスなら当然の行為だ」
「ふ、普通のセックスって……んんっ、あ、待って!」

 反射的に逃れようとした結衣が腰を浮かせる。
 そのおかげで却って舐めやすくなった。大きく口を開いて恥丘全体を頬張り、舌を蠢かせて彼女の陰部に唾液を塗り込んでいく。

「いやっ……あ、だめ……嘘……っ!」

 陰部を舐められる……ということ自体が衝撃なのだろう。
 結衣はブルブルと震える太股で、健吾の顔を左右から挟み込んできた。
 むっちりとした太股が頬を締めつけてくる。

「ジッとしてろよ。気持ちよくしてやるからさ」
「んうっ……はぁ……舌が動いて……ああっ!」

 ショーツ越しに陰核を舐め上げると、彼女は腰を捩らせながら声を上げた。

「触られるよりも気持ちがいいだろう?」
「そんなこと……ない……気持ち悪いだけで……」

 否定の言葉を口にしながらも、結衣は大きく息を弾ませている。
 スカートに顔を突っ込んだ状態では分からなかったけれど、おそらくは頬を上気させ、悩ましげな表情を浮かべているのだろう。

「んっ、はぁ……んぅう……っ!」

 必死になって抑えようとしている声も、次第にはっきりとした喘ぎ声に変わっていた。
 結衣の股間を濡らしているのは、もはや唾液だけではない。あふれ出した愛液が股布を濡らしながら、甘酸っぱい芳醇な味と香りを放ち始めている。

「もう、こいつは下着としての用をなしてないな」

 健吾はそう呟きながらショーツの端に指をかけた。

「あ……ま、待って!」
「このままだと気持ち悪いだろう」

 制止する彼女を無視して、強引に引き下ろしていく。

「だめ……っ!」

 なんとか阻止しようとした結衣は、自らの股間にある健吾の頭を掴んだが……。
 下半身を押さえ込まれている状態のため、バランスを崩してしまったらしく、そのまま床の上に仰向けの状態で倒れ込んだ。
 健吾の顔を覆っていたスカートが外れ、ようやく彼女の顔が見えた。
 改めて見た結衣は、頬を真っ赤に染めており、困惑した様子ながらも、明らかに欲情の色に染まった表情を浮かべていた。

「やっぱり、俺に抱かれに来たんだな?」
「……………………」

 返事はなかった。
 健吾は身体を起こすと、彼女のショーツを完全に引き下ろして足首から抜いた。
 結衣はわずかに動揺をみせたが、暴れて阻止するようなことはしなかった。
 それが答えなのだろう。
 どうしてそんな気持ちになったのかは想像するしかない。おそらくなにかあったのだろうが、今はそんな質問するよりも結衣を抱きたかった。
 数ヵ月ぶりに会った彼女は、以前よりも女らしくなっている。身体の丸みが増しており、女性らしいラインが形成されつつあった。
 わずかな間で、これほどまでに変化するものなのかと不思議に感じるほどだ。
 興奮を高めた健吾は、横たわった結衣の胸元に手を伸ばしていく。
 ブラウスの上から乳房に触れても、彼女はもうなんの抵抗も示さなかった。潤んだ瞳を健吾に向けたまま、身動ぎひとつしようとしない。
 ボタンを外して前をはだけると、ピンク色の可愛らしいブラジャーが露出した。
 前回は装飾のない実用本位の下着だった。
 あれから女の子として成長し、色気が出てきたということなのだろうか。
 そう思うとなんだか感慨深いものがあったけれど、健吾の目を奪ったのは、その下着に包まれた乳房のほうだ。

「また成長したみたいだな」
「あ……」

 思わず呟くと、結衣は恥ずかしそうに両手で胸を覆った。
 彼女のコンプレックスを刺激してしまったらしい。

「べつに恥ずかしがることはないだろう。女性としては魅力のひとつだ」
「そ、そんなこと……先生に言われても」
「俺では意味がない、か?」

 苦笑しながら彼女の手をどかし、ブラジャーに手をかけ……一気に引き下ろした。
 たわわに実った乳房が、転がるようにして飛び出してくる。

「相変わらず、きれいな形をしているな」

 手のひらにあまるほどの大きさがあるのに、まったく垂れることのない見事なバストだ。
 つい見惚れてしまうほどだったが、結衣は戸惑うような表情を浮かべている。
 ……まだ二回目だもんな。
 男の視線に慣れていないため、羞恥心を刺激されるらしい。
 だが、身体は愛撫を覚えているようだ。
 性感帯に触れられる快楽を記憶しているのだろう。乳房の中央で息づく桜色の乳首は、まるで健吾を誘っているかのように揺れていた。
 顔を寄せて、その乳首を口に含んだ。

「んっ……!」

 結衣の身体がビクッと跳ね上がった。
 心地よさと嫌悪感の入り交じったような表情を浮かべた彼女は、反射的に身体を捩らせ、健吾から逃れようとする。

「気持ちいいと思ってもいいんだぞ?」

 顔を上げて囁きかける。

「相手が誰であろうと、こんなことをされれば感じるのが当然なんだからな」
「で、でも……わたしは……はぁんっ!」

 再び乳首を吸い上げると、結衣は悩ましげな声を上げた。
 抑えようとしても抑えられない……という感じだが、必死に唇を噛みしめて、健吾が与える快楽に抵抗しているようだ。
 ……素直じゃないな。
 健吾は苦笑しながらも、再び乳首を唇で挟んで甘噛みしていった。
 さらに彼女の下半身に手を伸ばし、指で淫裂をなぞるように擦り上げていく。愛液のおかげで滑りがよくなったせいか、指先はヌルヌルと割れ目を往復する。

「んぁ……はぁ……んんっ!」

 感じる部分を同時に刺激された結衣は、ついに形ばかりの抵抗をやめた。
 甘い嬌声を上げながら身をくねらせていく。
 すでにあふれ出た愛液が健吾の手首までを濡らしており、未熟な淫裂がヒクヒクと収縮しながら、男根を受け入れるための準備を始めていた。
 健吾は愛撫の手を休めず、残った片手でズボンのファスナーを下ろした。
 すでにペニスは限界まで勃起している。
 下着ごとズボンを引き下ろすと、硬くなった肉棒が飛び出してきた。
 それを視界の隅で捉えたのだろう。結衣がギクリとしたように身体を震わせ、わずかに顔を上げて健吾の股間を覗き込んでくる。

「……い、挿れるんですか?」
「それが望みなんだろう?」
「わ、わたしは……その……」
「まあ、今さら嫌だと言っても無理やり挿れるけどな」

 両脚の間に身体を割り込ませ、強引に覆い被さっていくと……。

「ま、待って……この体勢はいやっ!」

 彼女は健吾の胸に手をついて挿入を拒んだ。

「体勢?」
「こ、怖いんです」

 体格差があるため、押し潰されてしまいそうだからか。あるいは前回のことから、組み伏せられることに恐怖を感じているのかもしれない。
 いずれにせよ、彼女の口ぶりからすると、正常位でなければいいということだ。

「だったら……」

 と、健吾は結衣の腕を掴んで引き起こし、自らの膝の上に跨がらせた。
 スカートがふわりと舞ってふたりの股間を覆い隠したが、その中では性器同士が直接触れ合っている。ヌメヌメとした陰唇の感触にペニスが歓喜した。
 一方の結衣は、数ヵ月ぶりに男性器を感じて全身を震わせている。

「これでも怖いのか?」
「そ、そんなことはないけど……でも……」
「でも、なんだ?」
「こんな硬くて大きいのが、わたしの膣に入ったんですよね?」
「ああ、根本まで咥え込んでいたな」

 わざと羞恥を煽るように言うと、彼女は恥ずかしそうに顔を伏せる。

「前回は初めてだったし、いきなりだったから、挿入される瞬間の感触を存分に味わっていなかっただろう? 今回はしっかり感じるといい」

 健吾はそう言って、股間を覆っていたスカートを捲り上げた。
 ペニスがぴったりと陰部に密着している様子が見える。わずかに綻んだ結衣の陰唇が、肉竿を舐めるように挟み込んでいた。

「ほら、見てみろよ」
「い、いや……ですっ」

 結衣は目を閉じ、小さく首を横に振る。

「いいから、見ろって」

 健吾は彼女の頭を掴み、無理やり股間を覗き込ませた。
 最初は頑なに目を閉じたままだったが、見るまでは許されないと思い直したのだろう。恐る恐るという感じで、ゆっくりとまぶたを開いていく。

「あ……」
「まともに見るのは初めてだろう? なにか感想はあるか?」
「……………………」

 問いかけに答えず、結衣はジッと自らの秘部に密着するペニスを見つめた。
 体勢からして彼女には亀頭部分しか見えない。だが、その大きさや形は、陰唇を通してしっかりと体感しているはずだ。

「さあ、こいつが入るところをしっかりと見ていろ」

 健吾は少し身体の位置をずらし、ペニスを淫裂に押し当てていった。

「あ……ま、待って……やっぱり、わたし……」
「駄目だ。もう挿れる」

 躊躇する結衣を無視して、ゆっくりと先端を膣内に沈めていった。
 途端、強烈な締めつけが襲ってくる。まだ二回目とあって、膣内は狭く、わずかに潜り込んだ亀頭を食い千切らんばかりに圧迫してきた。

「んんんっ……んぅううっ!」

 結衣は健吾の肩に手を置き、潜り込んでくる男根の衝撃に耐えている。

「痛いか?」
「それほどでもないけど……でも、お腹が張ったみたいに苦しくて……」

 まだ、男性器をすんなりと受け入れることはできないようだ。
 健吾は彼女の腰へと手をまわし、できるだけ負担がかからないように調整をしながら、じわじわと身を沈めていった。
 肉壁を掻き分け、少しずつ胎内に侵入していく。
 このひとつになる瞬間がたまらなく興奮する。

「んぅ……あっ、んぅうう……!」

 結衣は大きく身体を捩らせながら、ペニスを受け入れていった。
 やはり快楽よりも、苦痛と戸惑いのほうが強いのだろう。
 だが、女としての本能に目覚め始めている身体は、嬉々として男根を呑み込んでいる。
 異物を押し出そうとしているのではなく、早くも精液を欲しているかのように、肉棒を膣奥へと誘いながら、ギュッと強く絞り上げてくる。
 やがて、ペニスが根本まで埋没した。
 コツンと亀頭が膣奥の壁に当たる感触に、思わずブルリと腰が震えてしまった。




 ……くっ、やっぱりすごいな。
 これまで何人もの女性とセックスを繰り返してきたが、挿入しただけでこれほどの快楽を得ることができたのは彼女が初めてだ。
 相性がいいのだろうか……と、先走ったことを考えたが、まだ二回目ではなにも分からないと思い直して苦笑する。
 結衣を特別な存在にしたい、思い込みたいという願望なのかもしれない。

「動くぞ」
「え……んぅ……あ、待って……んああうっ!」

 ゆっくりと腰を揺らしただけで、結衣は悲鳴のような声を上げた。
 それが思ったよりも大きく、自分でも驚いてしまったのだろう。彼女は慌てて唇を引き結び、口元に手を当てて声を抑えた。

「少しくらいなら、声を出してもいいんだぞ?」
「んっ、んんっ!」

 結衣は小さく首を横に振ってみせたが、健吾が動くたびに呼吸は荒くなっていった。全身を貫く衝撃に耐えかねているという感じだ。
 健吾はそんな彼女の尻を抱え、膣内を抉るようにゆっくりとペニスを出し入れした。
 まるで吸いついてくるような膣肉に抗い、抽挿を繰り返していく。
 まだ激しく動けないため、肉棒で膣壁をくすぐっている程度だが、それでも彼女には、胎内を掻きまわされているように感じるのだろう。

「こ、こんなの……苦しくて……んんんっ!」
「だったら、自分で動いてみろよ」

 健吾は繋がった状態のまま、身体を倒して仰向けに転がった。彼女を身体の上に乗せて、座位から騎乗位へと変わる。

「あ……せ、先生……」

 よりどころを失った不安からか、結衣が戸惑うような表情を浮かべた。

「このほうがいいだろう」
「そんな……自分でなんて……」
「遠慮することはないさ。こうやって動けばいいんだ」
「んあっ!」

 下から軽く腰を揺すってやると、結衣は大きく背中を仰け反らせた。密着していた身体が離れたため、結合している性器に神経が集中し、感覚が明確になったのだろう。

「だめ……こ、こんなの……わたし、どうすればいいのか……」

 結衣は泣きそうな顔で言う。
 自分には嗜虐趣味などないと思っていたが、不安そうな表情を浮かべる彼女を見ると、背すじにゾクゾクとしたものが走るほどに興奮した。
 ……結局、俺はこの子が好きなんだな。
 好きだから虐めたい。自分だけを見つめるようにしたい。

「仕方ないな。だったら……」

 健吾は手を伸ばして結衣の身体を引き寄せ、両手で包み込むように抱きしめた。
 それで安心したのだろうか。膣肉がキュッと収縮し、挿入したままだったペニスを愛おしそうに締めつけてくる。
 その感覚に情欲を刺激された健吾は、彼女を抱きしめたまま腰を動かしていった。
 それまでよりも激しく、叩きつけるようにして抽挿を繰り返す。

「んあっ……んんっ、はぁ……待って……もっと、優しく……っ!」

 息を弾ませながら、苦しげに言葉を吐き出す結衣。
 その上気した顔を眺めながら……。
 健吾は、最初に彼女と関わりを持った時のことを思い出していた。



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