清楚で真面目な彼女が、最凶ヤリサーに勧誘されたら…?
2018年1月17日
オトナ文庫
著:雑賀匡
画:伊倉ナギサ
原作:Frill
1月19日発売のオトナ文庫『清楚で真面目な彼女が、最凶ヤリサーに勧誘されたら…?』のお試し版です!
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大学生になったばかりの少女・及川美羽。
強引な勧誘から助けてもらったことがきっかけで、テニスサークル『ラブオール』の新歓コンパに参加することになったが、そのサークルは、巷で関東最凶と噂されるほどのヤリサーだった……!!
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大学生になったばかりの少女・及川美羽。
強引な勧誘から助けてもらったことがきっかけで、テニスサークル『ラブオール』の新歓コンパに参加することになったが、そのサークルは、巷で関東最凶と噂されるほどのヤリサーだった……!!
「それじゃ、新入生の楽しい大学生活を祈って……乾杯!」
「カンパーイ!」
ラブオール主催の新入生歓迎コンパは、サークルの代表であるジュンの音頭で始まった。
大学の近くにある居酒屋に集まったのは、新入生を中心とした二十名ほど。
顔見知りこそいなかったものの半数が女性であったため、美羽は自然と輪の中に溶け込むことができ、歓迎会は和やかな雰囲気の中で進んでいった。
「やあ、美羽ちゃん。来てくれてありがとうな」
グラスを片手に近付いて来たジュンが、気さくに声をかけてきた。
「ウチらのサークルに入るかどうかは、この新歓が終わってから決めてくれていいからさ。だから、今日は遠慮せず楽しんでくれよな」
「はい……色々と気を遣ってくださって、ありがとうございます」
美羽は心から礼を言った。
どこのサークルもメンバーを確保するため必死になっている中で、ジュンはあくまでも美羽の意思を尊重してくれている。
それがとてもありがたく感じられた。
「なんだか慣れてなさそうだけど、こういう雰囲気は苦手?」
「正直に言うとそうなんです。わたし、引っ込み思案というか、なかなか周りの人たちと馴染めないところがあって」
「うん、確かにそんな感じだよな」
「でも……高校時代、テニス部に入ってからいっぱい友達ができたんです。だから、大学でも同じようにテニスサークルに入って、自分をもっと変えられたら……いえ、自分だけじゃなくて、周りの人も楽しくさせられるようになりたいって思ってるんです」
ジュンが聞き上手なためか、つい想いを語ってしまった。
こんな席でするような話じゃなかったかな……と少し後悔したけれど、彼は真面目な顔をして頷いてくれている。
それどころか、周囲にいた他のメンバーも同じように美羽の話に聞き入っていた。
「へえ……美羽ちゃんは、きちんと大学生活の目標があるんだなあ」
感心したように呟いたのは、ユウヤと呼ばれていた男だった。少し軽いイメージがするけれど、明るいムードメーカーというところだろう。
「なにも考えてねぇ、オレらとは違うってことさ」
そう言ってユウヤの言葉を揶揄したのは、テッペイという大きな男だ。
筋肉質な巨漢で、なんだか近寄りがたい感じがするのだが……。
「テッペイさん、そのオレらって、もしかして俺も含まれてるんですか?」
「当然だろう」
「ええっ、勘弁してくださいよ~」
笑顔を浮かべ、楽しそうにユウヤと冗談のやりとりをしているところを見ると、外見ほど怖い男ではないのかもしれない。
……やっぱり、雅くんが言ってたようなところじゃないよね。
雅裕は「あまりいい噂を聞かない」という理由で懸念を示していたが、こうしてコンパに参加してみると、ただの偏見のように感じられた。
確かに悪いことをする人がいたのかもしれない。
けれど、ラブオールのメンバーは五十人もいるらしいので、中にはそんな人も含まれていただけなのだろう。少なくとも、代表であるジュンはそんな人ではない……と、美羽は周囲の先輩たちを眺めながら、改めてそう感じたのだった。
「あれ? 美羽ちゃんのグラス空になってるじゃん。おまえら、ちゃんと次の注文を訊いてやらねーとダメだろうが」
「あ……いえ、いいんです」
ジュンの気遣いに、美羽は小さく首を横に振ってみせる。
「わたし、お酒に弱いからウーロン茶を飲んでたんですけど、あまり同じものばかり飲んでると、お腹がタポタポになっちゃうし」
「そっか、じゃあ……」
ふとなにかを思いついたように席を離れたジュンは、しばらくして琥珀色の液体が入ったグラスを手にして戻って来た。
「こいつはどうかな? これなら一見するとカクテルを飲んでるように見えるだろ?」
飲み会の席では、人のグラスが空いているのを気にする者もいる。
だから、これを飲んで誤魔化しておけということだろう。
「すみません。気を遣って頂いて……」
「ちょっとだけアルコールが入ってるけど、大丈夫かな?」
「そうですね。少しだけなら」
グラスを受け取り、中に入っていたドリンクを一口だけ飲んでみた。
アルコールなどほとんど感じさせず、爽やかな甘酸っぱさが口の中に広がっていく。
「あ、美味しい」
「だろ? 女子にも結構人気あんだよ」
ジュンの言葉に周囲を見まわしてみると、まだ酒に慣れていない新入生の女子を中心に、同じドリンクを飲んでいる者が何人もいる。なんとなく安堵した美羽は、話し込んで喉が渇いていたせいもあり、それを一気に半分近く飲み干した。
その後も、ユウヤやテッペイを交え、大学についての話題で盛り上がったのだが。
……あれ?
数分も経たないうちに、なんだか急に頭がふわふわとしてきた。
「どうした、美羽ちゃん?」
「目がとろーんとしてきたみたいだね?」
「ご、ごめんなさい……少し、眠たくなってきて……」
必死に意識を保とうとしたのだが、まるで吸い込まれるような眠気に襲われる。
ジュンが横になるように……と気遣うようなことを言っていたが、はっきりと聞き取れないほど耳鳴りがして、耐えきれずにテーブルに寄りかかっていく。
……あれ? ジュンさん……みんなも、どうしてそんなにニヤニヤしてるんだろう?
そんなふうに思ったのを最後に……。
まぶたを閉じた美羽は、そのまま意識を失ってしまった。
◆ ◆ ◆
「マジでチョロいな、こいつ」
「この娘、ジュンさんのドリンク、まったく疑ってなかったっすよ」
酔い潰れて眠ってしまった美羽を床に横たえ、テッペイとユウヤが互いに顔を見合わせながら笑い合う。先ほどまでとは違い、ニタニタと下卑た笑みだ。
「ホントに酒を飲んだことがなかったんだろうな」
「最凶ヤリヤリドリンク、完全にキマってますねぇ」
ふたりに応じたジュンも、
「たっぷり時間をかけて仕込んだからな」
と、冷酷そうな目で美羽を見下ろしていた。
「当分起きねぇよ。なんせ、うちのサークルの発明品だからな」
彼は美羽のグラスを手に取り、残っていた氷をカランと鳴らしてみせた。
アルコールが少ししか入っていない……というのは真っ赤な嘘で、実際には度数が強烈に高い酒を、強い甘みと酸味で巧みに誤魔化したものだ。
サークルの中では、通称「最凶ヤリヤリドリンク」と呼ばれている。
美羽の他にも飲んでいた新入生女子は何人もいたが、その全員が意識を失ってしまい、他のメンバーたちによって「お持ち帰り」されていた。
ジュンをはじめとする、テッペイやユウヤといったサークル幹部が居酒屋に残っているのは、美羽のルックスやスタイルが飛び抜けてよかったためだ。
「でも、本当に可愛いっすね。まるでアイドルみたいっすよ。胸だって大きいし……D、いやEカップはあるかなぁ」
情欲を丸出しにした目で美羽を眺めていたユウヤが、
「ジュンさん、もう脱がしてもいいっすか?」
我慢できなくなったのか、へつらうような笑みを浮かべて問う。
「ああ……いいぜ。やれよ」
「んじゃ、失礼しまーす」
ユウヤは興奮に震える手で、美羽が着ているワンピースのスカートを捲り上げた。
ほどよく肉のついた白い太ももと、可愛いレースに彩られたピンク色のショーツが、男たちの前で露出していく。
「うわ……この娘、ムチャクチャ可愛いパンツ穿いてますよ。じゅ、ジュンさん……触っていいすっか? いいっすよね?」
「最初はおっぱいにしとけよ」
ジュンが苦笑しながら頷くと、ユウヤはさっそくとばかりに手を伸ばしていった。
「んぅ……あっ、んんんっ」
無遠慮に胸を鷲掴みにされた美羽が、目を閉じたまま呻き声を上げる。
「おいおい、痛がってんじゃねーか、このヘタクソ」
「す、すんません。でも、この娘の乳すっげーいいですよ」
ユウヤは鼻息を荒くしながら、なおも乳房を揉み続けた。
もちろん、意識を失っている美羽はされるがままだ。それでも性感帯をいじられると身体が勝手に反応してしまうのか、
「んっ……あっ、あうっ……」
と、唇からは控えめな喘ぎ声が漏れ出している。
その甘く湿った声に誘われたのか、テッペイもすべすべとした太ももに手を伸ばした。
しっとりと汗に湿った肌を好き放題にまさぐられ、美羽はくすぐったそうに身をよじる。敏感な反応が、男たちの欲望をさらに滾らせていった。
「こいつ、濡れてるみたいだな?」
ショーツに触れていたジュンが、クロッチ部分に太い指を食い込ませる。
いつの間にか、じわりと下着に浮かんでいた染みが、男たちによって身体をいじられるたび、徐々に広がりをみせていた。
「幸せそうな顔してるが、いい夢でも見てるのかな」
美羽の唇がだらしなく半開きになり、まるで誘うかのように小さく震えている。
「さて、じゃあ……新入生の味見をさせてもらうとするか」
愛撫に夢中になっていたユウヤたちを押しのけ……。
ジュンは美羽のショーツに指をかけて、ゆっくりと引き下ろしていった。
◆ ◆ ◆
美羽が目を覚ましたのは、身体に妙な違和感を覚えたからだ。
うっすらと目を開き、ぼんやりとする頭で眠ってしまうまでの記憶を辿り……ここが、新歓コンパの会場である居酒屋の一室だったことを思い出す。
……あ、わたし……いつの間にか眠っちゃって。
反射的に身体を起こそうとしたが、何故か意に反して動くことができなかった。
腕や肩が固定されている。
「ふぇ!? え……な、なに?」
視界に入ってきたのは、ユウヤとテッペイ……そしてジュンの三人。
一瞬、彼らに介抱されているのかと思ったが、すぐにそうではないことに気付いた。
板張りの床に転がされた状態。しかも、スカートは大きく捲り上げられており、いつの間にかショーツまで脱がされてしまっている。
「キャアッ! な、なんですか、これっ!?」
美羽は混乱したまま声を上げた。
慌ててスカートを下ろそうとしたが、左右からテッペイとユウヤに強い力で腕を掴まれ、動きを封じられてしまう。
まだ酔いが残っている上、ふたりの男に押さえつけられているのだ。
とても身動きなどできる状態ではない。
「どうやら目が覚めたようだな」
目の前にいたジュンが、ニヤリと笑ってみせた。これまでの彼が浮かべていたものとはまったく違う、まるで別人のような表情だ。
その残忍そうな薄い笑いに、美羽は背すじが冷たくなっていくのを感じた。
「それじゃあ、今から美羽ちゃんの歓迎会第二部を始めまーす」
腕を押さえつけていたユウヤが面白そうな声で言った。
彼の口にした「歓迎会第二部」がどんな内容なのか、もはや考えるまでもない。
いつの間にか、三人以外の他のメンバーはいなくなっている。そんな状況で身体の自由を奪われ、下着まで脱がされてしまっているのだ。
……犯される? わたしが……ジュンさんたちに?
あの優しく接してくれたジュンが……色々と気遣いを見せてくれたテッペイやユウヤが、無理やり自分を犯そうとしている。
なんだか現実感がなくて、すぐには信じられない。
けれど、押さえつけられている腕の痛さは間違いなく本物だった。
「い、いやっ……は、放してっ!」
「クククッ、心配するな。美羽のマンコはちゃんと準備オッケーにしといたからよ」
「嘘……ジュンさん……なんで、こんな……」
「これから、ラブオールの本当の楽しさを教えてやるからよ」
ジュンは笑いながら言うと、テッペイたちに合図を送り、自らは床の上に仰向けの状態で転がっていった。すでに下半身を剥き出しになっていた彼の股間では、グロテスクな形をしたペニスが大きく勃起している。
鎌首をもたげて、美羽を狙っているのだ。
「いやあああっ!」
美羽は目を背けて声を上げながら、必死になって身体をよじらせる。
だが、テッペイたちの拘束から逃れることはできなかった。脚を左右に……恥ずかしいくらい大きく開かされ、そのまま強引に横たわっているジュンの上へと誘われる。
信じられないくらいに大きく膨らんだペニスが、知らぬ間に濡れてしまっている陰部に触れてきた。灼けるように熱く、硬い感触に、全身が戦慄いてしまう。
「ああっ……ダメッ、いやあああっ! 入れないでぇ!」
美羽は髪を振り乱しながら暴れ、なんとか挿入を阻止しようとした。
「わたし、彼氏がいるんですっ! だからこんなことは……っ!」
「へえ……美羽ちゃん、彼氏がいるんだ? それは可哀想になぁ」
ユウヤが感情の籠もらない……面白そうな声で言う。
陰唇をヌルヌルと擦り上げていたジュンの男性器が、ゆっくりと秘裂を割るようにして侵入してきたのは次の瞬間だった。
狭い膣穴を押し広げるようにして、ずにゅりと強引に押し入ってくる。
「いやっ、いやっ、いやぁあああッ!」
熱い塊が胎内に潜り込んでくるのがはっきりと分かった。
雅裕のモノより大きく、まるで鉄の棒を突き入れられているかのようだった。
「くっ……結構濡らしたつもりなのに、それでもキツイな。その彼氏ってのは、あんまり美羽のマンコを使ってないみたいだな」
「んぐッうう、はぁ……それは……」
「正直に言ったら、やめてやるかもしれないぜ?」
「か、彼とは一回だけ、ですっ!」
とにかく行為を中断して欲しくて、美羽は真実を口にした。
「んなもん、初めてみたいなもんじゃないか。ククッ……なるほどな」
ニヤリとした笑みを浮かべたジュンは、挿入をやめるどころか、美羽の腰を掴んで一気に引き下げ、それまで以上に深くペニスを沈めてきた。
無理やりに身体の奥を広げられるような感覚に、全身から冷たい汗が噴き出してくる。
「ひぁああッ! やめてくれるって……んぐぅううッ!」
「やめてやるかもって言ったんだ」
「そんな……いやッ、抜いて……抜いてくださいッ! こんなのヒドイっ!」
「ようやく根元まで入ったところなんだ。やめるわけねーだろ?」
ジュンはそう言って、容赦なく腰を動かし始めた。
「はぐっ……はぁ、いやぁああッ!」
膣洞を下から突き上げられ、美羽は思わず悲鳴を上げた。
雅裕よりも大きなペニスが膣内を往復している。敏感な膣肉を容赦なく擦り上げながら、何度も何度も出入りを繰り返している。
初体験のセックスとはまるで別物だった。
荒々しく突き入れられる感覚も、そこから生じる刺激も……雅裕が与えてくれたものとは別次元であり、まるで荒波の中に放り出されたかのようだ。
身体の中を掻きまわされる苦痛に、美羽はビクビクと全身を跳ね上げた。
「うッ、はぁ……やめてっ、苦しい……う、動かないでッ、んぐぅう!」
「本当に苦しいだけか? 美羽のマンコは気持ちよさそうに濡れてるぜ?」
「そ、そんな……わたし……」
「ほら、見てみろよ」
テッペイに頭を掴まれ、無理やりに結合部を見せつけられる。
……あああ、いやッ……なんで、なんで……ッ!?
恋人の……雅裕以外の男のペニスが、ずっぽりと根元まで埋め込まれている。
それだけでも気が遠くなりそうだったが、より衝撃的だったのは、ジュンの言う通り、自らの陰部があふれかえらんばかりの愛蜜で潤っていることだった。
……どうして、どうしてわたし、こんなに濡れちゃってるのっ!?
美羽は混乱したまま、目を閉じて大きく首を横に振った。
だが、結合部からはグチュグチュといやらしい水音が聞こえてくる。これではまるで、ジュンのペニスを悦んでいるかのようだった。
「あああ、誰か……誰か助けてッ! 助けてください!」
必死になって助けを求める声を上げたが、それはゲラゲラと笑う、テッペイやユウヤの声によって掻き消されてしまう。
「誰も助けになんかこねーよ」
「残念だけど、ここはラブオールの貸し切りだからね~」
「そ、そんな……」
奥まった位置にある個室ではあるが、他の客に悲鳴のような声が届かないとは思えない。
彼らの言う通り、本当に店内には自分たちしかいないのだろうか。
もし、そうだとしたら絶望的な状況だ。
「まだゴチャゴチャと言うだけの余裕があるみてーだな。じゃあ、そろそろ本気を出して、なにも考えられないくらいにしてやろうか」
美羽の腰を掴み直したジュンが、さらに強い抽挿を開始した。
「ひうッ!? や、やめて……そんなに強く動かさないでくださいっ、んぐぅうッ!」
本気を出すという言葉に偽りはなかったらしい。
彼が与えてきたのは、それまでとは比較にならないほど強い衝撃だった。
大きくて、熱くて、硬いモノが胎内で暴れている。荒々しく、乱暴に……身勝手に動き続けて、身体の内側をメチャクチャにしていく感じだ。
「もうやめて……いやっ、いやぁああッ!」
「おいおい、マンコの中が急にヌルヌルしてきたぞ? おまえ、もしかして感じてきてるんじゃねーのか?」
「そ、んなこと……んんうっ!」
「いや、ぜってーに感じてる。無理やりされて感じるドMマンコってことか?」
「違います……そんなの、絶対に違うっ!」
美羽は叫ぶように否定した。
「正直に言えよ。彼氏のチンポよりも感じてるんだろう?」
「か、感じてなんかっ、そんなこと……あるわけが……」
「だったら、おまえ……彼氏とのセックスで感じたのか? たった一回だけのセックスで、最初から感じるド変態だってことなのかよ」
「それは……んぐっ……ッ!」
「本当は自分が感じてるかどうか、それすらも分かってねーんじゃねぇの?」
「あ、あううう……」
答えに窮していると、ジュンはさらに腰の動きを激しくしていった。
「くっ……すっげー締まるな。そろそろヤベーかも」
彼は苦悶の表情を浮かべる美羽を見上げ、にんまりと笑いながら問いかけてくる。
「なあ、美羽。おまえは膣出しと外出し……どっちがいい?」
「えっ!? あっ……い、いやぁああッ!」
今さらのように気付いた。ジュンは避妊具を着けていない。生のペニスを深々と膣内に埋め込んだまま、射精が近いことを示唆しているのだ。
「ダメッ、膣はダメですっ! 赤ちゃんが……赤ちゃんができちゃいますっ!」
美羽は絶叫した。
無理やり犯された上に、妊娠までしてしまうかもしれない。もし、そんなことになってしまったら、雅裕に顔向けできない。もう二度と以前の関係には戻れないだろう。
「んなでけー声で言われなくても、膣出しすりゃガキができることくらいは知ってるよ。一応、性教育は受けてきたんだからな」
ジュンの言葉に、テッペイとユウヤがゲラゲラと笑った。
彼らにとっては冗談なのかもしれないが、美羽にとっては笑いごとではない。
避妊具を着けなければ、精子が含まれているというカウパー腺液によって、射精に至らなくても妊娠してしまう可能性がある……と知っていた。
生の男性器を挿入されているだけでも問題なのだ。
「お、お願い……お願いしますっ! 抜いてっ、抜いてくださいっ!」
美羽は必死になって懇願した。
無理やり自分を犯している相手に「お願い」しても無駄かもしれない。だが、自力でこの状況を覆すことができない以上、残された方法は他になかった。
「美羽がそこまで言うんだったら……でもまあ、条件次第だな」
「なんでもしますからっ……んうっ、なんでも……」
「本当に言うことを聞くか?」
「は、はい。だから、膣に出すのだけは許してくださいっ!」
「それじゃあ、美羽が楽しそうにピースしてるところを見てえなぁ」
「ぴ、ピース?」
意味が分からなくて、思わず問い返してしまう。
「だから、両手でピースするんだよ。できるだけ楽しそうにな。おい、テッペイ、ユウヤ、おまえたちも付き合ってやるんだぞ」
ジュンの言葉に、テッペイたちは大きく頷いてみせる。
詳しい説明をせずとも、すべて分かっている……という感じだ。
「ほら、早くしろよ。そろそろ出そうだからよ」
腰の動きを止めることなく、彼はそう言って急き立ててきた。
「あああっ、します! しますから、早く抜いてくださいっ!」
美羽は慌てて両手でピースサインを作る。
「もっと楽しそうにしろよ。せっかくピースしてるんだから笑うんだよ」
「は、はい……っ」
理不尽な命令に混乱しながらも、美羽は口元を引きつらせて無理やり笑みを浮かべた。
パシャッ!と電子音がしたのは次の瞬間だ。
見ると、いつの間にか、ジュンは手にしたスマートフォンを美羽に向けている。
おそらくカメラ機能を使って写真を撮ったのだろう。
「う、嘘ッ!? どうして……っ」
「俺と美羽のラブラブ記念写真だよ」
彼はうそぶくように言うと、スマートフォンを放り出した。
そして改めて美羽の腰を掴み、大きく腰を突き上げながら、膣内に埋め込んだままだったペニスを乱暴に動かし始める。
「んはぁあああッ!」
強烈すぎるほどの抽挿に、美羽は大きく身体を仰け反らせた。
写真を撮ったことを咎める余裕すらなかった。アソコが灼けるように熱くなり、衝撃が下半身から頭のてっぺんにまで響き渡ってくる。
「くっ!」
ジュンが小さく呻き声を上げた。
同時に、引き抜かれたペニスの先端から、ビュルビュルと熱い精液が迸る。
「んあああッ! で、出てる……んああああッ!」
「ちゃんと外に出してやっただろうが」
「で、でも……んううッ、熱い……っ!?」
彼は約束通りに膣外で射精をしたが、飛び散った白濁液は美羽の股間に降り注ぎ、ヒクついている陰唇ばかりか、ヘアや腹までを白く染め上げている。
初めて男の生理現象を目の当たりにしただけでなく、自分の身体が穢されていく感覚に、美羽は衝撃を隠せなかった。
「ああ……こんな……は、はひぃ……」
「呆けてないで、ちゃんと約束を守ってやったんだから、他に言うことがあるだろう?」
「ひゃあっ! あ、ありがとう……ございます……」
太ももをピシャリと平手打ちされ……。
美羽は自分をレイプした相手に、思わず感謝の言葉を口にしていた。
*********************
ハメ取り写真を撮られてしまった美羽は『ラブオール』の淫らなサークル活動に
参加することになって…。
続きは書籍でお楽しみ下さい!
「カンパーイ!」
ラブオール主催の新入生歓迎コンパは、サークルの代表であるジュンの音頭で始まった。
大学の近くにある居酒屋に集まったのは、新入生を中心とした二十名ほど。
顔見知りこそいなかったものの半数が女性であったため、美羽は自然と輪の中に溶け込むことができ、歓迎会は和やかな雰囲気の中で進んでいった。
「やあ、美羽ちゃん。来てくれてありがとうな」
グラスを片手に近付いて来たジュンが、気さくに声をかけてきた。
「ウチらのサークルに入るかどうかは、この新歓が終わってから決めてくれていいからさ。だから、今日は遠慮せず楽しんでくれよな」
「はい……色々と気を遣ってくださって、ありがとうございます」
美羽は心から礼を言った。
どこのサークルもメンバーを確保するため必死になっている中で、ジュンはあくまでも美羽の意思を尊重してくれている。
それがとてもありがたく感じられた。
「なんだか慣れてなさそうだけど、こういう雰囲気は苦手?」
「正直に言うとそうなんです。わたし、引っ込み思案というか、なかなか周りの人たちと馴染めないところがあって」
「うん、確かにそんな感じだよな」
「でも……高校時代、テニス部に入ってからいっぱい友達ができたんです。だから、大学でも同じようにテニスサークルに入って、自分をもっと変えられたら……いえ、自分だけじゃなくて、周りの人も楽しくさせられるようになりたいって思ってるんです」
ジュンが聞き上手なためか、つい想いを語ってしまった。
こんな席でするような話じゃなかったかな……と少し後悔したけれど、彼は真面目な顔をして頷いてくれている。
それどころか、周囲にいた他のメンバーも同じように美羽の話に聞き入っていた。
「へえ……美羽ちゃんは、きちんと大学生活の目標があるんだなあ」
感心したように呟いたのは、ユウヤと呼ばれていた男だった。少し軽いイメージがするけれど、明るいムードメーカーというところだろう。
「なにも考えてねぇ、オレらとは違うってことさ」
そう言ってユウヤの言葉を揶揄したのは、テッペイという大きな男だ。
筋肉質な巨漢で、なんだか近寄りがたい感じがするのだが……。
「テッペイさん、そのオレらって、もしかして俺も含まれてるんですか?」
「当然だろう」
「ええっ、勘弁してくださいよ~」
笑顔を浮かべ、楽しそうにユウヤと冗談のやりとりをしているところを見ると、外見ほど怖い男ではないのかもしれない。
……やっぱり、雅くんが言ってたようなところじゃないよね。
雅裕は「あまりいい噂を聞かない」という理由で懸念を示していたが、こうしてコンパに参加してみると、ただの偏見のように感じられた。
確かに悪いことをする人がいたのかもしれない。
けれど、ラブオールのメンバーは五十人もいるらしいので、中にはそんな人も含まれていただけなのだろう。少なくとも、代表であるジュンはそんな人ではない……と、美羽は周囲の先輩たちを眺めながら、改めてそう感じたのだった。
「あれ? 美羽ちゃんのグラス空になってるじゃん。おまえら、ちゃんと次の注文を訊いてやらねーとダメだろうが」
「あ……いえ、いいんです」
ジュンの気遣いに、美羽は小さく首を横に振ってみせる。
「わたし、お酒に弱いからウーロン茶を飲んでたんですけど、あまり同じものばかり飲んでると、お腹がタポタポになっちゃうし」
「そっか、じゃあ……」
ふとなにかを思いついたように席を離れたジュンは、しばらくして琥珀色の液体が入ったグラスを手にして戻って来た。
「こいつはどうかな? これなら一見するとカクテルを飲んでるように見えるだろ?」
飲み会の席では、人のグラスが空いているのを気にする者もいる。
だから、これを飲んで誤魔化しておけということだろう。
「すみません。気を遣って頂いて……」
「ちょっとだけアルコールが入ってるけど、大丈夫かな?」
「そうですね。少しだけなら」
グラスを受け取り、中に入っていたドリンクを一口だけ飲んでみた。
アルコールなどほとんど感じさせず、爽やかな甘酸っぱさが口の中に広がっていく。
「あ、美味しい」
「だろ? 女子にも結構人気あんだよ」
ジュンの言葉に周囲を見まわしてみると、まだ酒に慣れていない新入生の女子を中心に、同じドリンクを飲んでいる者が何人もいる。なんとなく安堵した美羽は、話し込んで喉が渇いていたせいもあり、それを一気に半分近く飲み干した。
その後も、ユウヤやテッペイを交え、大学についての話題で盛り上がったのだが。
……あれ?
数分も経たないうちに、なんだか急に頭がふわふわとしてきた。
「どうした、美羽ちゃん?」
「目がとろーんとしてきたみたいだね?」
「ご、ごめんなさい……少し、眠たくなってきて……」
必死に意識を保とうとしたのだが、まるで吸い込まれるような眠気に襲われる。
ジュンが横になるように……と気遣うようなことを言っていたが、はっきりと聞き取れないほど耳鳴りがして、耐えきれずにテーブルに寄りかかっていく。
……あれ? ジュンさん……みんなも、どうしてそんなにニヤニヤしてるんだろう?
そんなふうに思ったのを最後に……。
まぶたを閉じた美羽は、そのまま意識を失ってしまった。
◆ ◆ ◆
「マジでチョロいな、こいつ」
「この娘、ジュンさんのドリンク、まったく疑ってなかったっすよ」
酔い潰れて眠ってしまった美羽を床に横たえ、テッペイとユウヤが互いに顔を見合わせながら笑い合う。先ほどまでとは違い、ニタニタと下卑た笑みだ。
「ホントに酒を飲んだことがなかったんだろうな」
「最凶ヤリヤリドリンク、完全にキマってますねぇ」
ふたりに応じたジュンも、
「たっぷり時間をかけて仕込んだからな」
と、冷酷そうな目で美羽を見下ろしていた。
「当分起きねぇよ。なんせ、うちのサークルの発明品だからな」
彼は美羽のグラスを手に取り、残っていた氷をカランと鳴らしてみせた。
アルコールが少ししか入っていない……というのは真っ赤な嘘で、実際には度数が強烈に高い酒を、強い甘みと酸味で巧みに誤魔化したものだ。
サークルの中では、通称「最凶ヤリヤリドリンク」と呼ばれている。
美羽の他にも飲んでいた新入生女子は何人もいたが、その全員が意識を失ってしまい、他のメンバーたちによって「お持ち帰り」されていた。
ジュンをはじめとする、テッペイやユウヤといったサークル幹部が居酒屋に残っているのは、美羽のルックスやスタイルが飛び抜けてよかったためだ。
「でも、本当に可愛いっすね。まるでアイドルみたいっすよ。胸だって大きいし……D、いやEカップはあるかなぁ」
情欲を丸出しにした目で美羽を眺めていたユウヤが、
「ジュンさん、もう脱がしてもいいっすか?」
我慢できなくなったのか、へつらうような笑みを浮かべて問う。
「ああ……いいぜ。やれよ」
「んじゃ、失礼しまーす」
ユウヤは興奮に震える手で、美羽が着ているワンピースのスカートを捲り上げた。
ほどよく肉のついた白い太ももと、可愛いレースに彩られたピンク色のショーツが、男たちの前で露出していく。
「うわ……この娘、ムチャクチャ可愛いパンツ穿いてますよ。じゅ、ジュンさん……触っていいすっか? いいっすよね?」
「最初はおっぱいにしとけよ」
ジュンが苦笑しながら頷くと、ユウヤはさっそくとばかりに手を伸ばしていった。
「んぅ……あっ、んんんっ」
無遠慮に胸を鷲掴みにされた美羽が、目を閉じたまま呻き声を上げる。
「おいおい、痛がってんじゃねーか、このヘタクソ」
「す、すんません。でも、この娘の乳すっげーいいですよ」
ユウヤは鼻息を荒くしながら、なおも乳房を揉み続けた。
もちろん、意識を失っている美羽はされるがままだ。それでも性感帯をいじられると身体が勝手に反応してしまうのか、
「んっ……あっ、あうっ……」
と、唇からは控えめな喘ぎ声が漏れ出している。
その甘く湿った声に誘われたのか、テッペイもすべすべとした太ももに手を伸ばした。
しっとりと汗に湿った肌を好き放題にまさぐられ、美羽はくすぐったそうに身をよじる。敏感な反応が、男たちの欲望をさらに滾らせていった。
「こいつ、濡れてるみたいだな?」
ショーツに触れていたジュンが、クロッチ部分に太い指を食い込ませる。
いつの間にか、じわりと下着に浮かんでいた染みが、男たちによって身体をいじられるたび、徐々に広がりをみせていた。
「幸せそうな顔してるが、いい夢でも見てるのかな」
美羽の唇がだらしなく半開きになり、まるで誘うかのように小さく震えている。
「さて、じゃあ……新入生の味見をさせてもらうとするか」
愛撫に夢中になっていたユウヤたちを押しのけ……。
ジュンは美羽のショーツに指をかけて、ゆっくりと引き下ろしていった。
◆ ◆ ◆
美羽が目を覚ましたのは、身体に妙な違和感を覚えたからだ。
うっすらと目を開き、ぼんやりとする頭で眠ってしまうまでの記憶を辿り……ここが、新歓コンパの会場である居酒屋の一室だったことを思い出す。
……あ、わたし……いつの間にか眠っちゃって。
反射的に身体を起こそうとしたが、何故か意に反して動くことができなかった。
腕や肩が固定されている。
「ふぇ!? え……な、なに?」
視界に入ってきたのは、ユウヤとテッペイ……そしてジュンの三人。
一瞬、彼らに介抱されているのかと思ったが、すぐにそうではないことに気付いた。
板張りの床に転がされた状態。しかも、スカートは大きく捲り上げられており、いつの間にかショーツまで脱がされてしまっている。
「キャアッ! な、なんですか、これっ!?」
美羽は混乱したまま声を上げた。
慌ててスカートを下ろそうとしたが、左右からテッペイとユウヤに強い力で腕を掴まれ、動きを封じられてしまう。
まだ酔いが残っている上、ふたりの男に押さえつけられているのだ。
とても身動きなどできる状態ではない。
「どうやら目が覚めたようだな」
目の前にいたジュンが、ニヤリと笑ってみせた。これまでの彼が浮かべていたものとはまったく違う、まるで別人のような表情だ。
その残忍そうな薄い笑いに、美羽は背すじが冷たくなっていくのを感じた。
「それじゃあ、今から美羽ちゃんの歓迎会第二部を始めまーす」
腕を押さえつけていたユウヤが面白そうな声で言った。
彼の口にした「歓迎会第二部」がどんな内容なのか、もはや考えるまでもない。
いつの間にか、三人以外の他のメンバーはいなくなっている。そんな状況で身体の自由を奪われ、下着まで脱がされてしまっているのだ。
……犯される? わたしが……ジュンさんたちに?
あの優しく接してくれたジュンが……色々と気遣いを見せてくれたテッペイやユウヤが、無理やり自分を犯そうとしている。
なんだか現実感がなくて、すぐには信じられない。
けれど、押さえつけられている腕の痛さは間違いなく本物だった。
「い、いやっ……は、放してっ!」
「クククッ、心配するな。美羽のマンコはちゃんと準備オッケーにしといたからよ」
「嘘……ジュンさん……なんで、こんな……」
「これから、ラブオールの本当の楽しさを教えてやるからよ」
ジュンは笑いながら言うと、テッペイたちに合図を送り、自らは床の上に仰向けの状態で転がっていった。すでに下半身を剥き出しになっていた彼の股間では、グロテスクな形をしたペニスが大きく勃起している。
鎌首をもたげて、美羽を狙っているのだ。
「いやあああっ!」
美羽は目を背けて声を上げながら、必死になって身体をよじらせる。
だが、テッペイたちの拘束から逃れることはできなかった。脚を左右に……恥ずかしいくらい大きく開かされ、そのまま強引に横たわっているジュンの上へと誘われる。
信じられないくらいに大きく膨らんだペニスが、知らぬ間に濡れてしまっている陰部に触れてきた。灼けるように熱く、硬い感触に、全身が戦慄いてしまう。
「ああっ……ダメッ、いやあああっ! 入れないでぇ!」
美羽は髪を振り乱しながら暴れ、なんとか挿入を阻止しようとした。
「わたし、彼氏がいるんですっ! だからこんなことは……っ!」
「へえ……美羽ちゃん、彼氏がいるんだ? それは可哀想になぁ」
ユウヤが感情の籠もらない……面白そうな声で言う。
陰唇をヌルヌルと擦り上げていたジュンの男性器が、ゆっくりと秘裂を割るようにして侵入してきたのは次の瞬間だった。
狭い膣穴を押し広げるようにして、ずにゅりと強引に押し入ってくる。
「いやっ、いやっ、いやぁあああッ!」
熱い塊が胎内に潜り込んでくるのがはっきりと分かった。
雅裕のモノより大きく、まるで鉄の棒を突き入れられているかのようだった。
「くっ……結構濡らしたつもりなのに、それでもキツイな。その彼氏ってのは、あんまり美羽のマンコを使ってないみたいだな」
「んぐッうう、はぁ……それは……」
「正直に言ったら、やめてやるかもしれないぜ?」
「か、彼とは一回だけ、ですっ!」
とにかく行為を中断して欲しくて、美羽は真実を口にした。
「んなもん、初めてみたいなもんじゃないか。ククッ……なるほどな」
ニヤリとした笑みを浮かべたジュンは、挿入をやめるどころか、美羽の腰を掴んで一気に引き下げ、それまで以上に深くペニスを沈めてきた。
無理やりに身体の奥を広げられるような感覚に、全身から冷たい汗が噴き出してくる。
「ひぁああッ! やめてくれるって……んぐぅううッ!」
「やめてやるかもって言ったんだ」
「そんな……いやッ、抜いて……抜いてくださいッ! こんなのヒドイっ!」
「ようやく根元まで入ったところなんだ。やめるわけねーだろ?」
ジュンはそう言って、容赦なく腰を動かし始めた。
「はぐっ……はぁ、いやぁああッ!」
膣洞を下から突き上げられ、美羽は思わず悲鳴を上げた。
雅裕よりも大きなペニスが膣内を往復している。敏感な膣肉を容赦なく擦り上げながら、何度も何度も出入りを繰り返している。
初体験のセックスとはまるで別物だった。
荒々しく突き入れられる感覚も、そこから生じる刺激も……雅裕が与えてくれたものとは別次元であり、まるで荒波の中に放り出されたかのようだ。
身体の中を掻きまわされる苦痛に、美羽はビクビクと全身を跳ね上げた。
「うッ、はぁ……やめてっ、苦しい……う、動かないでッ、んぐぅう!」
「本当に苦しいだけか? 美羽のマンコは気持ちよさそうに濡れてるぜ?」
「そ、そんな……わたし……」
「ほら、見てみろよ」
テッペイに頭を掴まれ、無理やりに結合部を見せつけられる。
……あああ、いやッ……なんで、なんで……ッ!?
恋人の……雅裕以外の男のペニスが、ずっぽりと根元まで埋め込まれている。
それだけでも気が遠くなりそうだったが、より衝撃的だったのは、ジュンの言う通り、自らの陰部があふれかえらんばかりの愛蜜で潤っていることだった。
……どうして、どうしてわたし、こんなに濡れちゃってるのっ!?
美羽は混乱したまま、目を閉じて大きく首を横に振った。
だが、結合部からはグチュグチュといやらしい水音が聞こえてくる。これではまるで、ジュンのペニスを悦んでいるかのようだった。
「あああ、誰か……誰か助けてッ! 助けてください!」
必死になって助けを求める声を上げたが、それはゲラゲラと笑う、テッペイやユウヤの声によって掻き消されてしまう。
「誰も助けになんかこねーよ」
「残念だけど、ここはラブオールの貸し切りだからね~」
「そ、そんな……」
奥まった位置にある個室ではあるが、他の客に悲鳴のような声が届かないとは思えない。
彼らの言う通り、本当に店内には自分たちしかいないのだろうか。
もし、そうだとしたら絶望的な状況だ。
「まだゴチャゴチャと言うだけの余裕があるみてーだな。じゃあ、そろそろ本気を出して、なにも考えられないくらいにしてやろうか」
美羽の腰を掴み直したジュンが、さらに強い抽挿を開始した。
「ひうッ!? や、やめて……そんなに強く動かさないでくださいっ、んぐぅうッ!」
本気を出すという言葉に偽りはなかったらしい。
彼が与えてきたのは、それまでとは比較にならないほど強い衝撃だった。
大きくて、熱くて、硬いモノが胎内で暴れている。荒々しく、乱暴に……身勝手に動き続けて、身体の内側をメチャクチャにしていく感じだ。
「もうやめて……いやっ、いやぁああッ!」
「おいおい、マンコの中が急にヌルヌルしてきたぞ? おまえ、もしかして感じてきてるんじゃねーのか?」
「そ、んなこと……んんうっ!」
「いや、ぜってーに感じてる。無理やりされて感じるドMマンコってことか?」
「違います……そんなの、絶対に違うっ!」
美羽は叫ぶように否定した。
「正直に言えよ。彼氏のチンポよりも感じてるんだろう?」
「か、感じてなんかっ、そんなこと……あるわけが……」
「だったら、おまえ……彼氏とのセックスで感じたのか? たった一回だけのセックスで、最初から感じるド変態だってことなのかよ」
「それは……んぐっ……ッ!」
「本当は自分が感じてるかどうか、それすらも分かってねーんじゃねぇの?」
「あ、あううう……」
答えに窮していると、ジュンはさらに腰の動きを激しくしていった。
「くっ……すっげー締まるな。そろそろヤベーかも」
彼は苦悶の表情を浮かべる美羽を見上げ、にんまりと笑いながら問いかけてくる。
「なあ、美羽。おまえは膣出しと外出し……どっちがいい?」
「えっ!? あっ……い、いやぁああッ!」
今さらのように気付いた。ジュンは避妊具を着けていない。生のペニスを深々と膣内に埋め込んだまま、射精が近いことを示唆しているのだ。
「ダメッ、膣はダメですっ! 赤ちゃんが……赤ちゃんができちゃいますっ!」
美羽は絶叫した。
無理やり犯された上に、妊娠までしてしまうかもしれない。もし、そんなことになってしまったら、雅裕に顔向けできない。もう二度と以前の関係には戻れないだろう。
「んなでけー声で言われなくても、膣出しすりゃガキができることくらいは知ってるよ。一応、性教育は受けてきたんだからな」
ジュンの言葉に、テッペイとユウヤがゲラゲラと笑った。
彼らにとっては冗談なのかもしれないが、美羽にとっては笑いごとではない。
避妊具を着けなければ、精子が含まれているというカウパー腺液によって、射精に至らなくても妊娠してしまう可能性がある……と知っていた。
生の男性器を挿入されているだけでも問題なのだ。
「お、お願い……お願いしますっ! 抜いてっ、抜いてくださいっ!」
美羽は必死になって懇願した。
無理やり自分を犯している相手に「お願い」しても無駄かもしれない。だが、自力でこの状況を覆すことができない以上、残された方法は他になかった。
「美羽がそこまで言うんだったら……でもまあ、条件次第だな」
「なんでもしますからっ……んうっ、なんでも……」
「本当に言うことを聞くか?」
「は、はい。だから、膣に出すのだけは許してくださいっ!」
「それじゃあ、美羽が楽しそうにピースしてるところを見てえなぁ」
「ぴ、ピース?」
意味が分からなくて、思わず問い返してしまう。
「だから、両手でピースするんだよ。できるだけ楽しそうにな。おい、テッペイ、ユウヤ、おまえたちも付き合ってやるんだぞ」
ジュンの言葉に、テッペイたちは大きく頷いてみせる。
詳しい説明をせずとも、すべて分かっている……という感じだ。
「ほら、早くしろよ。そろそろ出そうだからよ」
腰の動きを止めることなく、彼はそう言って急き立ててきた。
「あああっ、します! しますから、早く抜いてくださいっ!」
美羽は慌てて両手でピースサインを作る。
「もっと楽しそうにしろよ。せっかくピースしてるんだから笑うんだよ」
「は、はい……っ」
理不尽な命令に混乱しながらも、美羽は口元を引きつらせて無理やり笑みを浮かべた。
パシャッ!と電子音がしたのは次の瞬間だ。
見ると、いつの間にか、ジュンは手にしたスマートフォンを美羽に向けている。
おそらくカメラ機能を使って写真を撮ったのだろう。
「う、嘘ッ!? どうして……っ」
「俺と美羽のラブラブ記念写真だよ」
彼はうそぶくように言うと、スマートフォンを放り出した。
そして改めて美羽の腰を掴み、大きく腰を突き上げながら、膣内に埋め込んだままだったペニスを乱暴に動かし始める。
「んはぁあああッ!」
強烈すぎるほどの抽挿に、美羽は大きく身体を仰け反らせた。
写真を撮ったことを咎める余裕すらなかった。アソコが灼けるように熱くなり、衝撃が下半身から頭のてっぺんにまで響き渡ってくる。
「くっ!」
ジュンが小さく呻き声を上げた。
同時に、引き抜かれたペニスの先端から、ビュルビュルと熱い精液が迸る。
「んあああッ! で、出てる……んああああッ!」
「ちゃんと外に出してやっただろうが」
「で、でも……んううッ、熱い……っ!?」
彼は約束通りに膣外で射精をしたが、飛び散った白濁液は美羽の股間に降り注ぎ、ヒクついている陰唇ばかりか、ヘアや腹までを白く染め上げている。
初めて男の生理現象を目の当たりにしただけでなく、自分の身体が穢されていく感覚に、美羽は衝撃を隠せなかった。
「ああ……こんな……は、はひぃ……」
「呆けてないで、ちゃんと約束を守ってやったんだから、他に言うことがあるだろう?」
「ひゃあっ! あ、ありがとう……ございます……」
太ももをピシャリと平手打ちされ……。
美羽は自分をレイプした相手に、思わず感謝の言葉を口にしていた。
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ハメ取り写真を撮られてしまった美羽は『ラブオール』の淫らなサークル活動に
参加することになって…。
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