元雑誌記者の大輔は職を失ったことをきっかけに、幼い頃世話になっていた霧谷伯爵家に書生として拾われた。しかし、久しぶりに山村を訪れた大輔は、伯爵夫人の澄美から意外な申し出を受ける。自分の4人の娘を好きなように抱いて、孕ませてほしいというのだ。霧谷家の跡継ぎを選ぶためのしきたりだというが、大輔はにわかには信じられなかった。それでも、娘たちは皆、母親に言われるまま大輔に抱かれようとする。雑誌記者としての好奇心から、夫人の申し出を受けた大輔は、謎に包まれた霧谷家の真実を知るために、娘たちに接触することにした。幼い自分を使用人たちも覚えてくれていたが、それ以外にも、怪しげな来客が館内には多い。探りを入れる大輔の記憶には、すでに亡くなったもう1人の娘、藤乃のことが引っかかっていた。海外留学から突然帰宅した、次女の牡丹も入れた、六姉妹たちが抱く秘密とは!? |