祐一は北国のある街へ、最近引っ越してきたばかりだ。なれない雪が積もった小道で、祐一はショールに身を包んだ少女・美坂栞と出会った。その翌日、学校の中庭に私服でたたずむ栞を見かけて以来、祐一は彼女のことを気にかけはじめる。幼いころから病弱で、学校も休みがちだという栞。約束したわけでもないのに、毎日の昼休みに彼女を訪ねる祐一。お互いに惹かれあう二人だが、栞が背負うつらい現実は、彼女の心を閉ざしてしまう。そのことに気づいた祐一は…。 |
櫂崎諒一は妹の奈々と二人暮らしだ。だが、奈々が事故で意識不明の重体になってしまった。狼狽する諒一の前に「情報屋」と名乗る男が現れる。その男によれば、奈々は何者かに凌辱された上に、轢き逃げされたのだという。しかも、それはその犯人たちのゲームであり、遊び半分で行われた犯行なのだと…。怒りに駆られた諒一は情報屋の提案に乗り、犯人たちへの復讐を胸に誓う。そしてついに、犯人の娘たちを人里離れた山荘へ監禁することに成功した! |
風間神社の宮司・哲也は、祖父の後を継いだばかりの新米宮司だ。普段は自分と二人の巫女だけで神社を切り盛りしているが、毎年行われる夏祭りが、今年も近づいている。そこで哲也は、不慣れな自分のサポートもかねて巫女のアルバイトを募集することにした。ところが、募集に応募してきたのは、食いしん坊の凛や勤務態度の悪い京華など、ひとくせある女性たちばかり。そのなかでも、舞奈という少女は、動物や物と会話する能力を持っていて…。 |
巴里で西洋美術を学んでいた征一郎は、父の命で日本へ帰国することになった。メイドの霞とともに、故郷である港の見える街に帰ってきた征一郎は、幼少のころ世話になった香川家に下宿することになっていた。だがそこで彼を待っていたのは、親同士が決めた許嫁の五月だった。そして、お互いの様子を見るための猶予期間として、1年間いっしょに暮らすこと命じられる。その間、征一郎は父が理事長を務める女学院で、美術を教えることになるが…。 |
片木野島信悟之介は、幼いころからカートで鍛えた、筋金入りのレースドライバーだ。そしてついに、世界を舞台に行われる話題のレース、F1/2のエントリーチームに、ドライバーとして参加することになった。あこがれの優勝候補チームとしての出場に、勝利へと意気込む信悟之介!だが、チームメイトの亜栗からナンパに誘われたことを契機に、彼にもう一つの目的が生まれる。レース一筋で彼女がいない生活を変えるため、美女たちにアタック開始! |